進水式に相応しい秋晴れの11月1日、内海造船(株)因島工場で2,900TEU型コンテナ船「BRIGHT TSUBAKI」の進水式が有りました。7月20日にも同一オーナーの1,900TEU型コンテナ船「BRIGHT COSMOS」の進水式も有りました。今回の船の方が一回り大型に成っています。
入場に際して職員の方から何時もの様に生口島名産のレモンを使った粉末清涼飲料と新造船のスペックが書かれたニュースレターを頂きました。
何時もの事ながら船台に載ってる船を真近で見ると、その大きさに圧倒されます。
バウスラスターと人間の大きさが一緒です。
スベスベの鉄板に塗装された船体は美しく、その時を待っているシャンパン。
進水式の時間に成り国旗掲揚から始まり、オーナー命名にょり船名幕が外されました。
続いて船首下に設置されているセレモニー用の盤木の取り外し作業です。
盤木が取り外されるといよいよ支綱切断の瞬間がやってきました。
船首のシャンパンが割れ船台を滑る様に「BRIGHT TSUBAKI」が降りて行くと、くす玉も割れ五色のテープが舞います。
ニュースレターに記載されている「BRIGHT TSUBAKI」のスペックと特徴を記載します。
<特徴>
1.本船は、遠洋区域に就航するコンテナ専用船です。
2.本船は、5つのコンテナ艙に区画されており、ISO規格の20フィート、40フィートコンテナを艙内、甲板及びハッチカバー上に搭載する事が出来ます。
また、背高コンテナも艙内に3層搭載することができ、45フィートコンテナも上甲板上のコンテナ3段目以上に搭載可能となっています。
3.本船型の推進性能は模型試験によって確認されております。
また、離着岸を容易にするためにバウスラスターを装備しています。
4.省エネのためバルブ付きベッカーツイスト舵を採用すると共に、オープン型のSOxスクラバ及び尿素SCRを搭載し、環境性能の向上を図っています。
<主要目>
全 長 約185.99m
長 さ(垂線間) 177.20m
幅 (型) 35.20m
計 画 喫 水 (型) 9.50m
構 造 喫 水 (型) 11.00m
総 ト ン 数 約31,800
載 貨 重 量 (計画満載喫水) 約26,928トン
コンテナ搭載個数 2,888TEU
最大搭載人員 25名
主 機 関 MAN B&W 7S60ME-C10.5-HPSCR型ディーゼル機関 1基
連続最大出力(D.M.C.O.) 14,200kw x 100.0 min-1
常用出力 (D.C.S.O.)(85%) 12,070kw x 94.7 min-1
速 力 航海速力 約18.5ノット
船 級 日本海事協会
船 籍 パナマ
起 工 年 月 日 2023年 5月16日
進 水 年 月 日 2023年11月 1日
完 工 年 月 日 2024年 2月下旬
船台でブロックが組まれる様子です。(BRIGHT COSMOSでの写真)
建造時は、この様に↑支柱でブロックが倒れないようにしていますが進水式の時には下記写真のように色んな付属物を取り付け、ガッチリと固定されています。
上記写真で見れる船台とリギンスクリューと固定されていない上段の台が船体と固定されています。
進水すると船と一体に成って船台を滑り降ります。これらの付属物は後日ドッグ入りして取り除かれます。
本船が滑り降りるのは船台の上にベアリングが配置されているからです。 2週間後にも今度は瀬戸田工場でも進水式が有るのでタイミングが合えば行ってみよう。
今回も素晴らしい進水式を見学出来て大変楽しかったです。
内海造船(株)さん、オーナーのMI-DASLINE S.A様ありがとうございました!。
]]>令和5年7月20日内海造船の瀬戸田工場でコンテナ船の進水式が有りました。丁度12時が過ぎた頃から式典が始まりました。見学者は船台の下からに成るので少し制約を受けた感じでの撮影に成ります。入場時には何時もの様に新造船のスペックが書かれたニュースレターと瀬戸田レモンを使った「ふるさとレモン」(粉末清涼飲料)と今回は中国運輸局の方からボールペンとポケットティッシュも頂きました。
今回、初めて垂直ステムの船を見ました。喫水線上の形は見た通りの真っ直ぐに成っていますが水面下はどうなっているのか?と思っていました。写真の通り少しふっくらとしたRの形状に成っていました。殆どの船は鼻の形をしたバルバスバウですが、この垂直ステムのメリットは波浪の影響を受けにくいそうです。
入場から30分で式典が始まりました。国旗掲揚しオーナーによる船名の命名除幕
そして進水準備作業で作業員の方達がセレモニー用の盤木を取り外し。
いよいよその時がやっていました。オーナーによる支綱の切断によりシャンパンが割れ本船が船台を滑ると、くす玉も割れました。
入場時に頂いたニュースレターの内容を抜粋して記載します。
< 特 徴 >
1.遠洋区域に就航するコンテナ専用船です。
2.4つのコンテナ艙に区画されており、ISO規格の20フィート、40フィート、45フィートコンテナを艙内、甲板及びハッチカバー上に搭載する事が出来ます。背高コンテナもまた艙内に3層搭載する事が出来ます。
3.本船型の推進性能は模型試験によって確認されております。
また離接岸を容易にするためにバウスラスタを装備しています。
4.省エネ付加物として、舵板にSurfBulbを装備すると共に、オープン型のSOxスクラバを搭載し、環境性能の向上を図っています。
< 主 要 目 >
全 長 約171.99m
長 さ (垂線間) 167.99m
幅 (型) 28.40m
深 さ (型) 14.50m
計画満載喫水(型) 9.50m
総 ト ン 数 約20,450
載 貨 重 量 24,723t
最大搭載人員 25名
主 機 関 日立ーMAN B&W 6S60ME-C8.5型ディーゼル機関 1基
連続最大出力(D.M.C.O)12,000kw x 105.0min-1
常用出力(D.C.S.O) 10,800kw x 101.4min-1
速 力 試験運転最大 20.3ノット
航海速力 17.5ノット
船 級 NK
船 籍 パナマ
起 工 年 月 日 2023年3月 7日
進 水 年 月 日 2023年7月20日
完 工 年 月 日 2023年11月下旬
進水した後は作業員の方が整列したまま式典終了の合図を待っていました。
]]>令和5年5月23日(火)12時25分から内海造船瀬戸田工場で新型コロナが5類に移行された事から3年ぶりに進水式が一般公開されました。
発注者は「いわさきコーポレーション株式会社」と「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」による1,500総トン型旅客船兼自動車航送船「フェリー第十一おおすみ」です。
工場の入場に際し何時もの様に”ふるさとレモン粉末」を頂きました。
先日テレビで丁度この商品が紹介されていました。
満潮の時間に成り主賓・来賓も登場し、いよいよ進水式の時間と成りました。
”君が代”の演奏に合わせ国旗掲揚をしオナーによる命名が有りました。
船名を覆う幕が外され進水作業責任者の一声により開始されました。
作業手順により盤木が取り外され(セレモニー用)安全装置の解除そしてオーナー夫人による支綱の切断が行われました!。
シャンパンが割れると同時に、くす玉も割れ船は滑る様に進水していきます。
入場時に貰った「フェリー第十一おおすみ」のニュースレターを書き写します。
<特徴>
1.本船は2機2軸船型の旅客船兼自動車航送船で、車両甲板への自動車の搭載は船首および船尾に装備されたランプドアにて行います。
2機(エンジンが2機)2軸(プロペラが2つ)の様子と船尾のランプドアの様子です。
2.バウスラスター1基および最大舵角主舵板45°/フラップ90°が可能であるフラップ舵を2枚装備し、バウスラスターとフラップ舵を併用する事で出入港時の操船性をを向上させています。
飛行機の主翼に有る上下するフラップと同じように舵の後端が左右に独立して動くように成っておりこれが主の舵に対して90°動かす事が出来る様に成っているので船尾が左右に振れる(横移動できる)。船首のバウスラスター(右下)
3.昇降装置としてエレベータを本船右舷側に装備し、高齢者・身障者のバリアフリー設備として、車両甲板から航海船橋甲板に移動可能です。
4.省エネ装置としてエコキャップ、ラダーバルブ、船首尾フィン、船尾波整流板を装備し、推進性能向上を図っています。
全 長 約 76.90m
幅 (型) 13.30m
深 さ(型) 9.50m
計画満載喫水(型) 3.63m
構 造 喫 水 (型) 3.70m
総 ト ン 数 約1,500トン
載 貨 重 量(計画満載喫水) 約 560t
車両搭載能力 大型バスのみ 14台
乗用車のみ 54台
旅 客 定 員 500名
乗 組 員 11名
主 機 関 ダイハツディーゼル6DKM-26e型ディーゼル機関 2機2軸
連続最大出力 1,470kw x 750/215min-1 x 2
航 海 速 力 約16.4ノット
資 格 JG第二種船(平水区域)
船 籍 港 鹿児島県鹿児島市
起 工 年 月 日 2023年 2月 7日
進 水 年 月 日 2023年 5月 23日
完 工 年 月 日 2023年 9月中旬予定
上記の資格には平水と成っているのでこの船は錦江湾で桜島の南を航行し薩摩半島と大隅半島の鴨池~垂水港を結ぶ航路に代替船として就航されると思います。
進水式を終え作業員の方達が終了の合図が有るまで整列して並んでいます。
進水台の上が何かサッパリしていると思いませんか?。
進水する船はスムースに進水するためと横転しないように沢山の付属物が仮止めされたまま進水して行きます。上下の写真を見比べると分かると思います。
進水の方法は完全に溶接で進水台とを溶接しているのを式前に切断します。
右下に有る箱の装置によりトリガーを解除するとワイヤーが外れ船は滑って行きました。
内海造船(株)、いわさきコーポレーション(株)、JRTTさん有難うございました。
]]>令和4年7月28日、内海造船 因島工場で進水式が行われました。
今回は何時もの船首からの撮影ではなく対岸の生名島からの撮影です。
今回も進水式の事前広報は無く適宜、ブロック積や船首部の状況を踏まえカレンダーの大安を勘案し1日前に外周道路から船台を見ると進水式の準備作業をしているかで、その日が確定されます。式典時間は満潮時間前後です。
今日はこれに乗船し対岸の生名島へ。
進水式の場合、タグはマストに日の丸を掲げる様です。
進水するタイミングは船名がオーナーにより命名され除幕したのち進水作業が始まるので(セレモニー用に船首部の盤木を取り外す)作業終了後の合図で支綱が切断されバルバスバウでシャンパンが割れそのタイミングで作業員が安全装置を解放すると本線が船台を滑り降ります。
満潮の時間と船名幕を見ながら待機です。
こうして待っている間も航路に成っているので島渡しの高速船が行き来しています。通常の航路より避けているのかな?。
進水するタイミングで一斉にタグが汽笛を鳴らし警報するので高速船は余裕で避けれるな~と、思いながら見てました。
汗を拭きながら時計を見ると満潮時間です。そろそろかな?と思っていると船名幕が外されました。
現場では進水準備が行われている様で、あと2~3分で進水だな。
目の前の艤装接岸に接岸されます。
作業船の前に四角い枠で囲っている中にTUGと書かれている所が補強されているので、ここを押します。
アンカーもこのタイミング降ろされました。
船首、船尾ともに右舷側にショアーランプ扉が有るので試験調整などの関係で、この向きでの接舷したようです。
「琉球エキスプレス7」のスペックです。
全長:約191m、幅:27m、総トン数:13,650t、
航海速力:約22.kt(約40.7km/h)
積載能力:トレーラシャーシ187台、乗用車204台、
*RoRo船は基本、自走で荷物を載せる貨物船です。トレーラーの場合は乗船後、運転席部分を切り離してシャーシだけを乗せ効率化を図ります。
そのため、車両甲板には冷凍庫や冷蔵庫用の電源コンセントが装備されています。
内海造船の隣にはJMU因島工場が有り修繕工事専用の工場と成っています。
先日、点検整備で入渠したアメリカ海軍の音響測定艦「IMPECCABLE」です。
「とわだ」の向こうには掃海艇「つのしま」と「みやじま」が接岸しているのですが、もう少し回り込まないと見えませんでした。
帰りのフェリーには、ご当地アイドル「かみりん」の紹介が
]]>今回も一般公開はされないので日時も公開されてませんが大安の満潮時間と言うパターンが基本なので見逃す事も無く場外からの撮影が出来ました。
進水式場への参加者の入場は先ず観光バス2台で神戸からやって来た一般の人達?そして宮崎から観光バス1台で同様に一般の人達が入場。
そして最後に内海造船の社長と主賓が乗った乗用車が到着します。
エスコートの内海造船の社長を先頭に宮崎カーフェリーの社長、そして支綱切断をする映画監督の河瀨直美さんです。
左端に内海造船、その隣に宮崎カーフェリーの社旗が掲げられています。
いよいよ進水作業の始まりです。
セレモニー用の船首盤木の取り外しに掛かります。
いよいよ河瀨直美さんによる支綱切断です。(残念ながら撮影出来ず)
進水すると船首で緑の旗を振っている人と護岸の先端で黄色の旗を振っている人が居ました。
進水式の後は参加者による記念撮影です。
撮影に来たメンバーの一人が手を振るとナント!河瀨直美さんが手を振って答えてくれました。
”フェリーろっこう”の仕様です。
総トン数:約14,200t、全長:142m、幅:27.6m
航海速力:23kt(約43km/h)、最大出力:8,570kw X 2
旅客定員:576名、搭載車量:トラック163台、乗用車81台、
車両甲板:4層、
・2機2軸2舵
・船首はバルバスバウ、船尾は双胴船型:推進性能と耐航性の向上。
・フィンスタビライザ、バウスラスター2基、可変ピッチプロペラ
・車両の搭載は船首・船尾の左舷ランプドア
・バリアフリー構造とし、車両甲板と乗降口にエレベータを設置。
写真で見る通り船の先端部分は絞られているのでバランスを崩しやすいので付属物を取り付け一緒に進水していきます。また船首部のテンションをこの部分で進水台に掛けます。↓
建造中の状態はこの様に沢山の盤木で支えられていますが進水式の時には盤木は外され上記写真の様に付属物で支えられています。下記写真↓
建造中はこんな感じです。
進水式の時にはベアリングが敷かれ付属物と台がワイヤーで固縛されテンションが掛かっています。船尾方向はこの様な構造物は付加されていないので満潮で浮いた状態で進水します。
船台の上にはボールベアリングが敷き詰められています。進水後はベアリングのみ残されてます。
こんな風にして進水していくのでゴーッという轟音がします。この音も進水式の迫力の一つです。
建造中のブロックの状態です。一般的に建造する時はブロックを上下逆さまで作っていきます。下向き作業なので天井に造作する配管、ケーブルラック(ケーブルを配線し支える・梯子の様に見える物)なども取り付け易く成ります。
フィンスタビライザの試験調整?
掃除機の電源コードの様にこれ以上引き出し注意・禁止の表示と思います。
通常は白色で規定mを現しているので。
]]>令和3年10月20日(水)11時、大安吉日の今日、内海造船(株)因島工場に於いて宮崎カーフェーリーの「フェリーたかちほ」の進水式が有りました。
今回の進水式も新型コロナのため非公開のため場内での観覧は出来ず工場沿い道路の塀越しだったり、法面に今迄に無い人達が居ました。平日にも関わらずカーフェリーと言う事でTwitterなどで今日の進水式を知った島外の人達も集まって来たようです。
会場は既に準備も整いあとは式が始まるだけです。
何時もの様に内海造船、社長のエスコートにより主賓の入場を拍手でお迎えです。
内海造船、宮崎カーフェリーの社旗そして日の丸が掲揚されました。
続いて船名の命名がオーナーによって行われ、除幕されました。
次に儀式としての進水式作業が行われました。船首に有る盤木(船を支えたり土台と成る大きな木片)の撤去。下記写真は盤木を撤去し配置に戻る作業員。
安全装置が解除され主賓により支綱が切断されました!。
シャンパンが割れると上記、作業員によってロックが解除されます。
ワイヤーが切り離されると船は船台を滑るように降りて行きます。
そして船首に居る作業員が船が動いているのを感じ”くす玉”を割ります。
右下の突端では無事進水したよ!と言う?旗が振られています。
その後、進水式を見届けて関係者による記念撮影が行われていました。
宮崎カーフェリーの社旗は舵輪をベースにMの字が描かれてますね。
またファンネルに前身の日本カーフェーリー時代の鳥のマークが復活しています。
「たかちほ」のスペックです。
総トン数:14,200t、全長:194m、幅:27.6m
旅客定員:576人、トラック:163台、乗用車:81台
船台上には既に2番船「ろっこう」のブロックが並んでいます。
今日は場外からでしたが「フェリーたかちほ」の進水式に立ち会えて良かったです。
]]>令和3年5月25日(火曜)大安吉日の今日、RoRo船「第六はる丸」の進水式が行われました。
先日、竣功した「第五はる丸」の二番船となるそうで、その仕様と運航形態などは同一と思われます。船主、管理者および運航者は「第五はる丸」と同じとすれば大島海運(株)船主、東洋商船(株) 管理(春山海運 株式会社のグループ会社)、大王海運(株)運航と成ります。 今日も新型コロナのせいで非公開での進水式と成りました。
でも進水式の日は基本的に大安で、道路から造船所内が見渡せるので新造船が、くす玉や紅白の幕、満艦飾に飾られ明日が進水式というのは分かるのと、式時間は満潮に合わせてるので時間も予想出来ます。今日も予想通り満潮時間頃から始まりました。
写真を見ても分かる通り厳粛な雰囲気の中、来賓が入場し、主賓ご夫妻を内海造船の社長がエスコートし拍手で迎えられました。
左から内海造船(株)・東洋商船(株)・大王海運(株)・日章旗が掲揚されています。
*東洋商船(株)は春山(しゅんざん)海運グループ会社と言う事で同一の社旗を使っています。
上で走っている人が安全装置へ向かっています。(この人がシャンパンが割れたタイミングでロックを解除すると船が船台を滑り降りて行きます。)
いよいよ主賓ご婦人による支綱切断によりクライマックスの始まりです!。
重りの綱が切断されリボンが結ばれているシャンパンが割れます。
日章旗を始め、各社の社旗も進水式を祝うかのようにはためいています。
沖合で旋回し、左舷で艤装岸壁に接岸しました。
その頃、記念撮影が行われていました。
我々が撮影している所を見て関係者の方が手を振ってくれ、挨拶のお辞儀までして下さいました。(写真を撮るの忘れてました。)有難うございました。
今回、進水した「第六はる丸」はつい先日、15日に竣功した「第五はる丸」の2番船に成るようです。*このブログに「第五はる丸」の出港の風景を記載しています。
「第五はる丸」のスペックを記載します。
全長:177.9m、幅:27.4m、深さ:23.3m、
総トン数:12,500t、車両搭載能力:13mシャーシ(トレーラーの荷台)160台
乗用車:258台、速力:21kt、船級:NK(日本海事協会)
建造中の撮りためた写真が有るので貼り付けます。
横揺れ低減装置のスタビライザーです。↓(フィンは船体に収納状態)
プロペラと舵は未だ装備されてません。2基のスターンスラスタが設置されてます。
船首のバウスラスターとで横移動が行えるので離岸・接岸が自船のみで行えそうです。
船首の開口部から見えているのはバウスラスターの電動機かな?。
進水式10日前です。↓錨が未だ装備されていませんね。
船名の下に三角柱の様な構造物が取り付けられていますが、これはSTEPと言って波浪時における船体に当たる波をここで受け止め両サイドに撥ね除け荒天時における航行中の抵抗を低減出来る省エネ装置です。(特許取得済みだそうです)
今回も新しい船の誕生に立ち会え感動しました!。
「第六はる丸」進水式おめでとうございました。
そして今は、「第六はる丸」の船出をUW旗を掲げ、お見送りしたいので「第五はる丸」が進水式から丁度4か月で竣功したので「第六はる丸」の竣功は9月下旬の大安吉日かな?と予想してます。
]]>令和3年1月14日(月)12時10分より内海造船因島工場で大王海運株式会社の新造船が進水しました。写真を見ても分かる通り船名が表示されていません。私も何度か進水式を見学しましたが、船名の命名が無い進水式は初めてです。これもコロナ第3波のせいで船主・来賓関係者自粛のせいでしょうか?。
それでも新しい船の誕生として一通りのセレモニーが行われました。
今回もコロナのせいで進水式は一般には解放されていませんので撮影は島内の周回道路から工場の塀越しに撮影しました。
従来通りの手順で、最初に国旗掲揚が行われ(船名の命名が行われず)
盤木の撤去など進水作業が行われ最後に支綱が切断されシャンパンが割れました!。
建造中の写真が少し有るので貼り付けます。
この船の特徴としてバルバスバウ(球状船首にして造波抵抗を低減する構造)の上部に台形状の構造物により波浪中の波による抵抗増加の低減を図る”省エネ装置STEP”と言われる物が装備されています。自船のみで横移動が出来るように船首にはバウスラスター、船尾にはスターンスラスタが2基装備されています。
船首甲板上には錨を揚げたり係船ロープを巻き取るウインドラスが装備されています。
進水式も迫り最後の追い込みです。TUGが押すことが出来るエリアのマークを描いています。
ファンネルマークをアップで見ると大王海運(株)の船と言う事が分かりました。
平成27年6月2日には内海造船 瀬戸田工場で同じ大王海運(株)の「第3はる丸」が進水式を行っています。
と言う事で、本船の船名は「第〇はる丸」と成りそうです。
現在、第1・2・3はる丸、が運航されています。
]]>令和2年9月2日(水)11時から内海造船 因島工場にて栗林商船(株)発注のRoRo船「神永丸」の進水式が行われました。
栗林商船の船名「神シリーズ」です。因みに内海造船では219年7月の「神珠丸」、11月の「神王丸」、今年5月に「神泉丸」を進水しています。今回の「神永丸」は昭和の時代に運航されていた船名の再登場と成りました。
外観上は5月に進水した「神泉丸」と同型船と思われます。スペックは栗林商船(株)さんのH.Pを参照にして下さい。
船首のバウスラスターと船尾に2基のスターンスラスタが装備されています。
島外から小学生が見学に来ていました。*今回も一般の見学は行われていないので造船所を見渡せる周回道路の小高い法面からの撮影です。
内海造船(株)社長を先頭に船名の命名と支綱切断をされるオーナーご夫妻の入場です。
何時も通り国旗掲揚から始まりました。
左から、内海造船(株)・栗林商船(株)・JRTT(鉄道・運輸機構)さんの社旗です。
つづいて、オーナーによる船名の命名です。
一通りセレモニー的な進水作業が終わり支綱切断の瞬間がやって来ました。
オーナー夫人が斧で支綱を切断しました!。
そして指揮者の解散の合図が有るまで整列している作業員、座っているのはロック解除した作業員。
今日も新しい船の誕生に巡り合えた事に感謝です。
「神永丸」が建造されている所を適宜撮影しているので貼り付けます。
沢山の補機類が設置された状況のエンジンルーム。スタビライザーも装備されています。
高所作業車もソーシャルディスタンスで作業していますね!。
左側には作業員の方座っていますがその大きさが分かると思います。
今回は主機(メインエンジン)の積み込みに出会えてラッキーでした。
「神永丸」の試運転や完工での出港に出会えたら良いのにな~。
]]>令和2年5月24日(日)11時30分より内海造船 因島工場で 泉汽船株式会社 発注のロールオン/ロールオフ型一般貨物船「神泉丸」、栗林(くりばやし)商船株式会社、用船の進水式が行われました。(現在運航している「神泉丸」の運行状況と同一として)今回の進水式は新型コロナの影響で造船所から進水式の広報も行われず関係者だけで行われていました。それでも進水式を一目見ようと一般の人達は造船所を取り巻く塀越しに、また道路の上の法面から写真撮影していました。
今回は進水式入場の際に頂く新造船の資料が無いので船名・ファンネルマークから内海造船で2019年、2020年に竣工したた「神珠丸」、「神王丸」に続く3番船と思います。同一船名の2002年に竣工している「神泉丸」は現在も運航しており代替船として今回、建造されているんでしょうね。
今回の来賓・主賓も少なくチョッピリ寂しい進水式でした。式場の祭壇には高級ミニバンから降車した内海造船の社長と船主の代表者の方と、バスから降車した8人程の来賓の方達だけでした。入場前に手前のテーブル上の消毒薬で手を消毒してました。
進水式を待つ新造船。
船首に飾られた社旗です。向かって右から内海造船・泉汽船・栗林商船、JRTT(鉄道・運輸機構)さんの社旗です。
船首のシャンパンはリボンで飾られ支綱が切断されると振り子の原理で上部の錘が振り落とされます。
支綱(しこう)はシャンパンを割る錘に繋がった綱を船主の方が斧で切断しシャンパンが割れたタイミングで造船所の作業員が安全装置のロックを解除して進水して行きます。
青空の元、何時もと同じように国旗掲揚から始まりました。
何時もとは違ったか角度からの見学だったので新しい発見も有りました。
「神泉丸」の進水式を場外からでも見る事が出来て良かったです。
安全装置のロック解除する作業員が居ました。
船台と平行に走っていたワイヤーが切り離されています。何時も見学している反対側だったんで初めて見ました。
進水台の上にはベアリングだけが残され、船首の支えや船体の下に敷かれた台も一緒に進水しました。
こんなに沢山の付属物、外すのはドッグ入りしてだけど大変だろうな~。
進水と同時に流された盤木は作業船で拾っています。
今回進水した「神泉丸」は左舷着岸に特化した仕様?のためか操舵室がアンバランスな形に成っています。右舷に離着岸する場合は舷側を確認するため操舵室から外に出る必要が有ります。船を見て何時も思うのは操舵室がウイング一杯の幅まで無い船は風雨での入出港の時には辛いだろうな!?~。
バウスラスターの電動機が真上に有りますね。
船名をいれている所です。投影した文字をなぞってる?。
船名幕が無く、錨が未だ巻き取られて無い進水式2日前の状況です。暦で大安と潮汐表で満潮の時間を調べ進水式の日時を予想しました。
やはり間近で迫力ある進水式を見たいですね。
新型コロナのワクチンが開発され平穏な日々が取り戻されますように!。
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