「神泉丸」進水式 (内海造船 因島)
令和2年5月24日(日)11時30分より内海造船 因島工場で 泉汽船株式会社 発注のロールオン/ロールオフ型一般貨物船「神泉丸」、栗林(くりばやし)商船株式会社、用船の進水式が行われました。(現在運航している「神泉丸」の運行状況と同一として)今回の進水式は新型コロナの影響で造船所から進水式の広報も行われず関係者だけで行われていました。それでも進水式を一目見ようと一般の人達は造船所を取り巻く塀越しに、また道路の上の法面から写真撮影していました。
今回は進水式入場の際に頂く新造船の資料が無いので船名・ファンネルマークから内海造船で2019年、2020年に竣工したた「神珠丸」、「神王丸」に続く3番船と思います。同一船名の2002年に竣工している「神泉丸」は現在も運航しており代替船として今回、建造されているんでしょうね。
今回の来賓・主賓も少なくチョッピリ寂しい進水式でした。式場の祭壇には高級ミニバンから降車した内海造船の社長と船主の代表者の方と、バスから降車した8人程の来賓の方達だけでした。入場前に手前のテーブル上の消毒薬で手を消毒してました。
進水式を待つ新造船。
船首に飾られた社旗です。向かって右から内海造船・泉汽船・栗林商船、JRTT(鉄道・運輸機構)さんの社旗です。
船首のシャンパンはリボンで飾られ支綱が切断されると振り子の原理で上部の錘が振り落とされます。
支綱(しこう)はシャンパンを割る錘に繋がった綱を船主の方が斧で切断しシャンパンが割れたタイミングで造船所の作業員が安全装置のロックを解除して進水して行きます。
青空の元、何時もと同じように国旗掲揚から始まりました。
何時もとは違ったか角度からの見学だったので新しい発見も有りました。
「神泉丸」の進水式を場外からでも見る事が出来て良かったです。
安全装置のロック解除する作業員が居ました。
船台と平行に走っていたワイヤーが切り離されています。何時も見学している反対側だったんで初めて見ました。
進水台の上にはベアリングだけが残され、船首の支えや船体の下に敷かれた台も一緒に進水しました。
こんなに沢山の付属物、外すのはドッグ入りしてだけど大変だろうな~。
進水と同時に流された盤木は作業船で拾っています。
今回進水した「神泉丸」は左舷着岸に特化した仕様?のためか操舵室がアンバランスな形に成っています。右舷に離着岸する場合は舷側を確認するため操舵室から外に出る必要が有ります。船を見て何時も思うのは操舵室がウイング一杯の幅まで無い船は風雨での入出港の時には辛いだろうな!?~。
バウスラスターの電動機が真上に有りますね。
船名をいれている所です。投影した文字をなぞってる?。
船名幕が無く、錨が未だ巻き取られて無い進水式2日前の状況です。暦で大安と潮汐表で満潮の時間を調べ進水式の日時を予想しました。
やはり間近で迫力ある進水式を見たいですね。
新型コロナのワクチンが開発され平穏な日々が取り戻されますように!。
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