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2023年1月

2023年1月16日 (月)

海上自衛隊 護衛艦 いなづま DD105 曳航され因島へ

Dsc_24411 令和5年1月10日(火)早朝、JMU因島工場からドッグ明けし出港した”いなづま”が試運転中に山口県周防大島沖で座礁しソナードームをはじめプロペラや船体を損傷し自力航行できなくなったため民間のタグボートに曳かれJMU因島工場へ向かいました。来島海峡は巨大船や曳き船による場合は制約が色々あるため飛鳥Ⅱも迂回ルートとして通る大下瀬戸から三原瀬戸へ因島大橋を通過しました。

何時もは自衛艦艇をお見送りに行く時は自衛艦旗とUW旗を持参、掲揚しますが流石に今回は静かに見守ろうと思いました。また同時に何時もは大きく帽子を振っていますが静かにシャッターだけ押していました。

Dsc_24081 タグボート2隻で曳航し1隻が緊急対応用で周りを航行しています。

この前には自衛隊のタグボートが先導役として先頭にYT08そしてYT97が警戒監視していました。

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Dsc_24221 何時もは自衛艦の艦首には日章旗、艦尾には自衛艦旗が掲揚されていますが曳航されている「いなづま」はどちらの旗も降下されていました。こんな形で因島大橋を曳航されている姿は物悲しい気持ちで一杯でした。

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Dsc_24431 このタイミングで放送局のヘリコプターが上空を飛んでいました。

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Dsc_24521 灯台の所にも3人ほど撮影者が見えるので因島大橋の下には他府県からも撮影に来ている事が予想されます。この後、JMU因島工場の沖合に投錨しました。

翌、16日のお昼過ぎにタグボートが動き出したので様子を見に行きました。

Dsc_23861 艦首・艦尾に何時もの旗が!。8時に掲揚されたんでしょうね。

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Dsc_2388_2 艦尾にタグが接舷しドッグマスター、造船所職員が乗艦しています。

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Dsc_23921 艦首・艦尾とも綱が取られ揚錨です。

Dsc_23991 この後、タグに曳かれJMU因島工場の岸壁に係留されました。

そして19日の午前中にドッグ入りしました。

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ニュースによると艦首のソナードームから船体・プロペラまで損傷を受けているとの事なので相当なダメージを負っている事が分かります。艦齢と費用対効果を勘案して対応すると思うのですが、どうにか復活を遂げて欲しいです。

その暁には造船所を出港する際、自衛艦旗とUW旗を高く掲げ、帽子を大きく振ってお見送りをしたいと思っています。この願いが叶う様お祈りしてます。

ドッグ入りから10日後の1月29日早朝、「いなづま」が曳航され呉に向かっているのがマリトラで確認できました。早速、何時もの因島大橋に向かいました。

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造船所のドッグは年間計画の予定で決まっているので長期の入渠は難しいと思われ、また修理をするにしても段取りも有るので乾ドッグでの損傷個所の確認、処置を行い現在の対応として呉基地に曳航する事にしたのでしょう。

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Dsc_24341 タグに曳かれているのを見ていると、とても悲しいです。

JMU呉工場は護衛艦「かが」のステルス戦闘機F35Bを搭載可能とする改修を引き続き2023年も行われるのでどうなるのかな~。

「いなづま」の修理が大掛かりなものでなく早期、完全復活を祈るばかりです。