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2024年6月

2024年6月18日 (火)

令和6年6月 石鎚山登山

Dscn1579_2 梅雨に成るまでに登ろう!と思って天気予報とニラメッコしながら初めての単独登山に行って来ました。登山は何であれ動けなくなった時点で遭難に成ってしまうので心配性の自分にはソロ登山はハードルが高く中々一歩が踏み出せなくて行動力有るのみと自分に言い聞かせ(大げさな!と言われそう)レスキュー費用も出るレジャー保険にも入り準備万端で臨みました。

春先からマウンテンバイクでしまなみ海道の多々羅大橋の道の駅まで往復50km近くを週1で通い、平地では20km/hで脚力の強化をしました。

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当日は天気予報通り晴れ、気持ちの良い朝を迎えました。

4時過ぎには起床し、忘れ物が無いかザックの中を再確認し準備万端で6時には家を出ました。しまなみ海道では通行車両がまばらで朝早いと言っても、こんなんじゃあ建設費の償還は中々難しいな?~と高速道路に関係する仕事に従事していた頃の事を思い出しながら走っていました。

2時間でロープーウェイ乗り場下の駐車場に予定通り着きました。駐車料金500円を支払い登山靴に履き替え気分はウキウキで出発。

まず目にするのはロープーウェイ乗り場への入り口看板。

Dscn15315看板の錆具合がレトロな感じを醸し出し中々の雰囲気です。

そして次に出迎えてくれたのが天狗のお堂でした。

Dscn15325 こちらは「法起坊大天狗=役行者」が祀られているお堂でした。

真言「オン ビラビラ ケンビラ ケンノウ ソワカ」と3回唱えます。

下記、案内板をクリックすると、もう少し大きく見れます。

Dscn15331000_2 次に現れたのは石鎚山の御神像3体と役の行者像と弘法大師です。

Dscn15355ロープーウェイの乗車時間は平日なので8時40分が始発です。

往復乗車券2,200円を支払い約30人ほどで発車。

Dscn15395455mから1300m成就駅まで急峻な山間を一気に昇ります。

Dscn15955 遠くに西条市の市街が見えます。この間、2度耳がツーンと。

Dscn15945 5分ほどで成就駅に着きました。(↓帰りの時の写真)

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Dscn15915 ここから登山開始です。

8時50分、はやる気持ちを押さえてマイペースで歩みを進めます。

あれ!?何かおかしいぞ!?息がハァハァしてる。空気が薄いせい?

歩き始めたばかりなのに心配に成ってきた。

800mの距離を標準時間通りの30分で成就社に着きました。

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Dscn15425 手を合わせ平穏な日々の生活を祈りました。

隣の遥拝殿では今日の登山が無事で帰れる様にお願いしました。

Dscn15435 御幣の向こうに見える石鎚山(右には石鎚神社頂上社)手を合わせました。

Dscn15445 神門をくぐると、いよいよ登山道の始まりです。9時13分。

Dscn15455 ここからはしばらく下りが続きます。と、言う事はいずれ登り返すんです。。。

神門から10分ほどで遥拝の鳥居に着きました。ここは体力的に石鎚登山が出来ない人がここで拝礼する所です。

Dscn15475下りなので20分ほどで八丁まで来ました。

Dscn15495 ここからが難行苦行の登山道と言うか階段道です。ここから山頂までの八割がた階段なんです。こんな階段道が延々と続きます。

Dscn15505 ハァハァぜぇぜぇと青色吐息で汗をぬぐいながら、歩いては止まりを繰り返し腰を下ろす事無く根性で頑張ってます。そんなこんなで成就社から35分で1.6kmまで思った以上、順調に来ました。

Dscn15525これからも先は階段道が延々に続いているのかと思うと心が折れそう。その内、ついに階段がベンチに見える始末でヤバく成ったので小休憩。長袖のTシャツは汗びっしょり、帽子も汗で濡れてレーション(行動食:お菓子など)を食べる気力もなくスポーツドリンクを一気に半分ほど飲みました。10kgのザックもメチャ重く感じ今回で6度目の石鎚登山だけど、こんなに辛いの初めてだな~。

やっとの事で半分の試しの鎖に。

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Dscn15545 ここで登ろうか、どうしようか思案。シンドイけど登ろう!。

Dscn15555 あーヤッパしんどいわ!16階建てのビル登ってる様なものだから。

先行して写真撮ってた2人は鎖をパスし、貸し切り状態なんで自分のペースでどうにか登りきると小さな祠が有りました。

Dscn15565 次はここだけの、下りの鎖でしたが登りに比べ楽ちんだった。

階段道は腿を階段の高さ上げないといけないのでメチャ疲れる。当然、段差が均一でないのでシッカリ足元を見ながら足を上げないとツマヅイテ転びそうに成るんです。こんなパターンで転んで捻挫や骨折で自力歩行が出来ず遭難に成るんです。

少しづつ確実に頂上に近づいている。ここまで神門から標準の1時間30分で来てる。

Dscn15575夜明かし峠まで来ました。

視界も開け、荒々しい岩峰が特徴の石鎚山の全容が見えます。Dscn15595

Dscn15605 夜明かし峠は、車やロープーウェイが無かった時代に参拝者がここで一夜を明かす所だった様です。標高で見ると未だ300mほど登らんといけんじゃん!はぁ~。

少し歩き1の鎖に来ました。足が上げるのがシンドイので鎖はパス。

Dscn15635 いよいよ頂上直下の急登に向かって行きます。Dscn15645熊笹を過ぎると土小屋との合流点に来ます。

Dscn15695 ↑左の道が土小屋方面です。ここから頂上まであと600mです。

下山時には、この分岐で間違えると大変な事に成るのでシッカリと案内表示がされています。足元しか見ていない人でも分かるように階段の木にも行き先が表示されていました。

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Dscn157051 そして、この直ぐ上には立派な公衆トイレと冬季における兼用の避難小屋が有ります。トイレの利用には協力金として100円必要です。

Dscn15725 冬季の積雪を考慮し屋根裏が避難小屋と成ってます。

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この直ぐ上に2の鎖が有ります。

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Dscn1587 鎖をパスして迂回ルートを進むと、鉄製の階段が続きます。

Dscn15755通行区分は下界とは反対で「お上りさん、お下りさん」と成って、この先下りの谷側には手摺が無いので、下山時ちょっとスリルが有ります。

Dscn1586道しるべの標識を見ながら”あと400m・まだ400mもあるん?”と複雑な心境で難行苦行に耐えるのみ。

Dscn15765山頂はもう目の前、しかしやっぱり石鎚山の切り立った険しい岩肌は魅力的だな~。

Dscn15775 やっと石鎚山(弥山)1,974mに到着!

Dscn15785 標準時間と同じ2時間30分で何とかこれたー!

最高峰の天狗岳1,982mへの挑戦はガスって危ないので次回へ残します。(苦しい言い訳)高山ではお昼頃に成るとガスが湧くことが多いです。

Dscn15825 くたくたで、昼食により燃料補給します。周りを見渡すと殆どの人はサンドイッチを食べています。誰一人ガスストーブを使っている人が居なく、使ったらマズイんかな?。と心配しながらもお湯を沸かしコレを食べました。

Dscn15815 家ではインスタントラーメンのスープを飲み干すなんて健康のため有り得ませんが沢山の汗をかいてるのとスープを山に捨てる事なんて有り得ませんから。「金ちゃんヌードル」はプラスチック容器が2重に成って壊れにくいのでザックに入れて持ち運ぶには都合が良いんです。食後にはインスタント甘酒も飲んで、やっと元気が出て来ました。1時間ほど山頂からの景色を眺め下山しました。

下山も山頂からロープーウェイ乗り場まで2時間15分で標準タイムでした。

下りの階段は足首と膝に体重が掛かるんで”こたえる”んですよねー。

マスクをして自転車を漕いで心肺機能と脚力の強化をしたけど思ったほどトレーニングに成って無く翌日には何年振りか分からない位にフクラハギの筋肉痛がきました。

次回、何処かの山に登るために十分トレーニングしないと。

近所の山へのトレーニングはダニに噛まれて(病院にも行き)からは冬しか行かないんでクラブ活動のごとくザックを背負って砂浜を歩く?。

2024年6月10日 (月)

米海軍ハワード・O・ローレンツェン (ミサイル追跡艦)

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アメリカ海軍 ミサイル追跡艦「HOWARD O. LORENZEN」が3月上旬、JMU因島工場にドッグ入りしました。

これまでもJMU因島工場では海上自衛隊の艦船(護衛艦・補給艦・輸送艦・掃海艦、艇)はもとより、これまでも米海軍の戦闘能力を持たない音響測定艦や貨物弾薬補給艦も点検整備で入港しています。

音響測定艦とはテレビドラマで警察が誘拐犯の電話の声を声紋と言う波形で(周波数スペクトラム)表示させているシーンを良く見ますが、この船は音紋と言う主に潜水艦のプロペラ音を収集する事を任務としています。双胴型の艦で高性能の曳航式ソナーと言うセンサーで百キロ超のエリアの音紋を収集する事が出来るそうです。

モチロン海上自衛隊も3隻の音響測定艦を所有しています。

Dsc_18735補給艦の特徴である燃料や水の補給用パイプが有りますね。

Dsc_07545 今回は世界に1隻しかない特別な艦(ふね)なので、とてもワクワクしながら撮影しました。堤防でUW2旗(歓迎)を掲げ、航行状況をスマホで見ていると呉の海上自衛隊の中で、またYouTubeでも有名な海自ヲタである「来島屋旗振男」さんがアメリカ国旗を持ってやって来ました。2人して興奮しながら写真・動画撮影しました。

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真正面から見るとレーダーマストの真後ろに有る煙突が後部レーダーに影響を及ぼさない様に(微弱な受信電波に影響を受けない様に廃熱による空気の揺らぎのため?排煙のカーボンのため?)ほぼマストと同じ高さなので航海用レーダーの後方がマスクされ全周を監視出来ず若干不便だと思うんだけど?。コンパスデッキに有る幾つかのレドームに航海用のレーダーが有るんかな?。

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特徴的なレーダーがドーンと船尾に2基装備されています。

Dsc_02485保安庁の巡視艇が警戒監視しています。そしてアカラサマニ我々の直ぐそばに来たので多分、我々を撮影しています。Dsc_02425

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Dsc_02555海軍の艦らしからず白色の船体は稀で、多くの人は何用の船?と思ってしまいますね。

Dsc_02625 「HOWARD O. LORENZEN」の仕様です。

就役:2012年、全長:163m、幅:27m、航海速力:20Kt(約37km/h)、乗員:88名。

コブラキングと言われる弾道ミサイルの発射やロケットの打ち上げ追尾・監視を行うSバンドとXバンドの大型のレーダーが装備されています。レーダーに使用する電波はマイクロ波と言われSバンドと言われる2~4GHz帯帯の周波数はGPS、電子レンジやWiFiにも使われています。Xバンドは8~12GHz帯で気象衛星や地球観測衛星などにも使われています。

上記の写真に写っている上段がXバンドレーダ、下段がSバンドレーダと言われています。また通常よく見るレドームによる球状カバーの物と違い、箱の様な形で中にどの様なアンテナが有るのか?また上下や左右に動くのか?分かっていません。その殆どが秘密のベールに包まれています。

5月中旬には出港と成りました。

何時もの様にUW旗を掲げると同時に警戒監視に来ている巡視艇が今回も直ぐ目の前に飛んで来て自分を撮影している様でした。因みに今ではもう廃船に成った捕鯨母船の「日新丸」の入出港時も同じ様に巡視艇に接近撮影されました。

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Dsc_02141 入港時と違ってピカピカに成って出港です。

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Dsc_02291 巡視艇も燧灘へ向かうまで並走していました。UW。

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