フォトアルバム

アクセスランキング

« 弓削商船高等専門学校 練習船「弓削丸(第4世)」お披露目会 | メイン | 令和6年6月 石鎚山登山 »

2024年6月10日 (月)

米海軍ハワード・O・ローレンツェン (ミサイル追跡艦)

Dsc_02401

アメリカ海軍 ミサイル追跡艦「HOWARD O. LORENZEN」が3月上旬、JMU因島工場にドッグ入りしました。

これまでもJMU因島工場では海上自衛隊の艦船(護衛艦・補給艦・輸送艦・掃海艦、艇)はもとより、これまでも米海軍の戦闘能力を持たない音響測定艦や貨物弾薬補給艦も点検整備で入港しています。

音響測定艦とはテレビドラマで警察が誘拐犯の電話の声を声紋と言う波形で(周波数スペクトラム)表示させているシーンを良く見ますが、この船は音紋と言う主に潜水艦のプロペラ音を収集する事を任務としています。双胴型の艦で高性能の曳航式ソナーと言うセンサーで百キロ超のエリアの音紋を収集する事が出来るそうです。

モチロン海上自衛隊も3隻の音響測定艦を所有しています。

Dsc_18735補給艦の特徴である燃料や水の補給用パイプが有りますね。

Dsc_07545 今回は世界に1隻しかない特別な艦(ふね)なので、とてもワクワクしながら撮影しました。堤防でUW2旗(歓迎)を掲げ、航行状況をスマホで見ていると呉の海上自衛隊の中で、またYouTubeでも有名な海自ヲタである「来島屋旗振男」さんがアメリカ国旗を持ってやって来ました。2人して興奮しながら写真・動画撮影しました。

Dscn13245

Dsc_0237

真正面から見るとレーダーマストの真後ろに有る煙突が後部レーダーに影響を及ぼさない様に(微弱な受信電波に影響を受けない様に廃熱による空気の揺らぎのため?排煙のカーボンのため?)ほぼマストと同じ高さなので航海用レーダーの後方がマスクされ全周を監視出来ず若干不便だと思うんだけど?。コンパスデッキに有る幾つかのレドームに航海用のレーダーが有るんかな?。

Dsc_0251

特徴的なレーダーがドーンと船尾に2基装備されています。

Dsc_02485保安庁の巡視艇が警戒監視しています。そしてアカラサマニ我々の直ぐそばに来たので多分、我々を撮影しています。Dsc_02425

Dsc_02505

Dsc_02555海軍の艦らしからず白色の船体は稀で、多くの人は何用の船?と思ってしまいますね。

Dsc_02625 「HOWARD O. LORENZEN」の仕様です。

就役:2012年、全長:163m、幅:27m、航海速力:20Kt(約37km/h)、乗員:88名。

コブラキングと言われる弾道ミサイルの発射やロケットの打ち上げ追尾・監視を行うSバンドとXバンドの大型のレーダーが装備されています。レーダーに使用する電波はマイクロ波と言われSバンドと言われる2~4GHz帯帯の周波数はGPS、電子レンジやWiFiにも使われています。Xバンドは8~12GHz帯で気象衛星や地球観測衛星などにも使われています。

上記の写真に写っている上段がXバンドレーダ、下段がSバンドレーダと言われています。また通常よく見るレドームによる球状カバーの物と違い、箱の様な形で中にどの様なアンテナが有るのか?また上下や左右に動くのか?分かっていません。その殆どが秘密のベールに包まれています。

5月中旬には出港と成りました。

何時もの様にUW旗を掲げると同時に警戒監視に来ている巡視艇が今回も直ぐ目の前に飛んで来て自分を撮影している様でした。因みに今ではもう廃船に成った捕鯨母船の「日新丸」の入出港時も同じ様に巡視艇に接近撮影されました。

Dsc_01835

Dsc_01761

Dsc_02141 入港時と違ってピカピカに成って出港です。

Dsc_01925

Dsc_01941

Dsc_02051

Dsc_02401

Dsc_02291 巡視艇も燧灘へ向かうまで並走していました。UW。

Dsc_02451

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。