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2018年9月 2日 (日)

「KIRANA NAWA」進水式 (内海造船 因島)

_dsc0704 平成30年8月28日(火曜)11時50分より内海造船(株) 因島工場においてREGULUSLEASING PTE.LTD.発注による載貨重量18,960tプロダクトタンカー「KIRANA NAWA(キラナ ナワ」の進水式が行われました。

入場時に、お祝いの粉末レモンと仕様が書かれたニュースレターを頂きました。

Dscf46051 沖合では進水後に曳航するためタグボートが待機してます。

_dsc06751準備も整い進水式の開始を沢山の人達とワクワクしながら待ちます。

_dsc06771内海造船社長のエスコートによりオーナーご夫妻が入場し、メイエベントの支綱の切断は、ご婦人がを行います。

主賓・来賓も入場し、いよいよ進水式の始まりです。

_dsc06781

船首の社旗(向かって右端は内海造船)も青空に気持ち良く、はためいて今日の日を祝っているようです。

シンガポール・日本の国旗掲揚から進水式が始まりました。

_dsc0681 続いてオーナーの船名の命名による除幕式です。(シャッターのタイミングが遅かった!)

_dsc06821 号鐘(ごうしょう)により進水準備の始まりです。

_dsc0685 セレモニー用に残している船首部の盤木の撤去です。

_dsc0687 いよいよ支綱切断によるシャンパンが割れる瞬間です。

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_dsc0689 シャンパンが割れると安全装置が解除され、くす玉が割れ五色のテープに彩られた本船は滑るように進水して行きます。

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_dsc0725 見事に着水し今日も新しい船が生まれました!。

タグボート3隻により曳航され偽装岸壁に向かいます。

_dsc0733

入場時に貰ったニュースレターから「KIRANA NAWA」の特徴とスペックを少しアレンジして記載します。

< 主 要 目 >

 全      長              約157.98m

 全      幅                27.90m

 深      さ                  11.20m

 満  載  喫  水                   7.26m

 総 ト ン 数              約13、200トン

 載 貨 重 量                約18,960t

 最 大 搭 載 人 員                   25名         

 主  機  関 日立ーMAN B&W 7S35MC7.1   1基         

         連続最大出力   4,900kw x 170min -1

 航 海 速 力       約13.4ノット(約24.8km/h)

 船     級            N K (日本海事協会)

 船  籍  国                 シンガポール

 起 工 年 月 日       平成30年 3月29日

 進 水 年 月 日       平成30年 8月28日

 完 工 年 月 日       平成31年 2月上旬

< 特 徴 >

1.本船は、東南アジア海域を航行し、石油精製品(重油)を運搬するプロダクトタンカー(原油を精製する設備の無い地域へ精製された石油製品を運ぶ船)です。

2.本船は、運航喫水が7.26mに制限された幅広浅喫水型のプロダクトタンカーです。貨物油タンクはスロップタンク(タンクを洗浄した時に出る油汚水を貯め油水分離させるタンク)を含み合計12タンクに区画され、それらは二重船側および二重底により保護された構造であり、貨物油の流出を防ぐよう、海洋汚染対策を考慮しています。また、全ての燃料タンクについても、船側損傷による油流出を防ぐため、二重船側および二重底により保護された構造としています。

3.貨物油タンクの合計容量は約23、265m3で、このタンクに積載される貨物油は600m3/hx3台の電動スクリューポンプにより、荷揚げされます。

4.本船は幅広浅喫水型であり、推進性能と操縦性能を考慮して開発された船型と、船尾に装備した大きな舵により、水深の浅い港でも優れた保針性・旋回性を発揮します。また、船首と船尾に設けた自船用燃料タンクの積載燃料を船首部にシフティングすることで、イーブン・キール(船首尾の喫水を同じに保つ)での運航が可能です。

*以下⇩私なりに4の内容を分かりやすく書きました。

船首尾の喫水の差をトリムと言います。一般的には若干、船尾の方が喫水が大きい(船尾の方が沈んでる)船が殆どです。本船では積荷や荷役の関係で船首の喫水が小さく成った場合、燃費効率が悪く成ったりバランスが悪く成るため一般的な船ではバラストタンクと言って海水をタンクに注水しトリムの調整をとりますが、本船の場合は自船の燃料によりトリムの調整が行われるためにバラスト水により自船の重量を増やす事も無く燃費の改善が図られ、また浅い港湾での航行も可能と成ります。

本日も外国航路を航行する大きな船の進水式を造船マンの人達と一緒に見守りながら参加出来た事を感謝致します。オーナーさん、内海造船さん有難うございました!。

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