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2019年9月

2019年9月28日 (土)

「アマポーラ宗谷」進水式(内海造船 瀬戸田)

_dsc05781 令和元年9月27日(金)10時より内海造船 瀬戸田工場においてハートランドフェリー株式会社さんの4,200総トン型旅客船兼自動車航送船(カーフェリー)「アマポーラ宗谷」の進水式が有りました。

今日も開場9:30分に合わせバイクで自宅を出ると空模様が怪しくポツポツと雨粒が。歌で有名な青影トンネルを抜けると本格的な雨と成り合羽を着るはめに。しかし生口大橋を渡ると雨の気配全く無し!。進水式のジンクス通り写真にも見れるように青空が見えてきました。合羽を着たり脱いだりしたので開場時間前に着かなくて心配したけど平日なので何時も通り瀬戸田名産のレモンを使った粉末ジュースとネタ元のニュースレターを頂きました。

_dsc05451 ニュースレターによるスペック(仕様)を記載し、補足説明を自分なりに分かり易い様に多少アレンジして記載します。(多少ニュアンス的に間違いがあるかも?。)

<特徴>

1.本船は2機2軸2舵の旅客船兼自動車航送船で、車両甲板への自動車の搭載は船尾に装備されたランプドアにて行います。

_dsc05531 2機2軸2舵とは主機(メインエンジン)が2機でプロペラ軸が2つ有り舵が2つ有る事を言います。

_dsc05551 船尾に装備されたランプドア。(車の乗降用の可動橋)

2.船型は球状船首およびスプリット型船尾を採用し、推進性能と耐航性の向上を図っています。また、球状船首には流氷対策として、アイスナイフを装備しています。

_dsc05641 写真のような球状船首(バルバスバウ)にすると何故、推進性能が向上するのでしょうか?船が進む時に作る波による抵抗を造波抵抗と言い、船が推進するうえで最大の抵抗と成ります。この抵抗を小さく=波を小さくするために球状船首を設置します。船が進む時、水中の球状船首で波が作られますが、その後水面上の船首で作られるタイムラグをもった波が逆位相と成るため互いに打ち消しあい波が小さく成ります。ただしこの条件を満たすためには喫水線(船が沈んでいる時の水面と船体のライン)が上記写真の場合は4Mほど必要です。逆に球状船首が水面上に出ると造波抵抗がより大きく成ります。また流氷対策としてのアイスナイフとは平成19年1月に進水した船形が似た”カランセ奥尻”の下記写真 ⇩ と比べると一目瞭然です。

Photo カランセ奥尻の船首中心線上には突起物が有りません。アマポーラ宗谷は補強された突起物で流氷を切り分けながら航行するんでしょうね。

7月18日進水した神珠丸の進水式の時に撮影したアマポーラ宗谷の船首・船尾ブロックです。バリが有るように見える補強されたアイスナイフを装備した船首部。

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_dsc00181 スプリット型の船尾(2つの穴の所にスクリューが設置されます)

3.航海中の横揺れを軽減するため、船体中央部にフィンスタビライザを備えてます。

_dsc05601 写真で見えるのが収納された状態のフィンスタビライザーです。手前側にフィン(翼)が出てきます。横揺れが激しい荒天時にフィンが出てコンピューター制御により横揺れが軽減されます。外洋を航行するフェリーや客船には設備されています。

4.船首にバウスラスター2台および、低速時の最大舵角70°のシリング舵を2枚装備し、操船性を向上させています。

_dsc05481 バウスラスターは船首に船体と平行に装備され、スラスター(プロペラ)が装備されると危険防止のため必ずそのマークが喫水上の船体に描かれます。

シリング舵は低速時に最大舵角左右70°(通常の約2倍)に動かすことが出来ます。シーリング舵の特徴としてスターンスラスタを必要とせず、その場での旋回が可能でバウスラスターとの併用で船体の横移動が可能となり岸壁などへの離接岸が自船のみで行えます。1.の写真、参照して下さい。

5.昇降設備として本船右舷側に車両甲板から客室エントランスに直接移動可能なエレベータを装備しており、高齢者・身障者のバリアフリー設備と成っています。

< 主 要 目 >

 全      長               約96.50m

    幅    (型)             15.00m

 深      さ(型)             10.05m

 計 画 満 載 喫 水(型)               4.00m

 構 造 喫 水 (型)              4.10m

 総 ト ン 数               約4,280トン

 載 荷 重 量 (構造喫水にて)         約640t

 車 両 搭 載 能 力 8tトラックのみ           21台                      乗用車のみ             53台

 旅 客 定 員  夏季 3時間又は5時間未満の時  550名

 乗  組  員                    18名

 主  機  関 ダイハツ 6DCM-32e       2機  2軸

         連続最大出力  2,648kw x 750min  x 2

 航 海 速 力    約19.25ノット(約35.65km/h)

 資     格             JG第二種船(沿海区域)

 船  籍  港                  北海道稚内市

 航     路              稚内~利尻島、礼文島

 起工年月日 令和元年5月23日  完工年月日 令和2年1月31日

進水式までには少し時間が有ったので気に成った所を撮影しました。

_dsc05591 フィンスタビライザーの後方にネットで覆われた楕円の穴と排水口らしきものが有ります。ネットで覆われた楕円の穴は冷却水の取り入れ口と思われます。(エンジンや発電機関の冷却用?)

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船体の中央部に会社名、そしてシンボルマークとロゴデザインが描かれてます。

_dsc06121 そうこうしている内に進水式の時間がやって来ました。

オーナーご夫妻の紹介と入場を拍手で迎え国旗掲揚で高揚感高まって来ました。

_dsc05651 続いて社長による命名・除幕式です。

_dsc05671 船名「アマポーラ宗谷」のアマポーラとはスペイン語で”ひなげしの花”(虞美人草・ポピー)の事です。利尻山でしか見る事が出来ないリシリヒナゲシからの由来だと思われます。*カランセ奥尻の船名も奥尻島、自生のエビネの由来だったので。

そして進水作業の開始です。盤木の撤去、安全装置の解除をし最後にオーナーのご婦人により支綱の切断です!。シャンパンが割れました!!。同時にトリガーのロックが解除され進水して行きました。

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_dsc06081 今日も沢山の人の祝福により、真新しい純白の船が生まれました!。

_dsc06141 進水して初めて海に浮かぶ「アマポーラ宗谷」を見つめる主賓・来賓の皆さんと進水式に携わった作業員の人達。

_dsc06151 進水後のトリガーの状態(両舷とも内側の爪のロックが解除されワイヤーが外れてるのが分かります。)

今日も楽しい一時を過ごす事が出来ました。ハートランドフェリー(株)、内海造船(株)さんありがとうございました!。

2019年9月25日 (水)

掃海艇「みやじま」からの発光信号、帽フレ、手旗信号

_dsc04481 令和元年9月24日(火)海上自衛艦 掃海艇”みやじま”の出港の見送りに行きました。どうにかカメラetcの準備も整った所に”みやじま”がやって来ました。

今回の見送りはメチャ感動したな~!。

_dsc04471 何時もは航行・出港する船舶に対してUWの信号旗(ご安航を祈る)を掲げていますが今回は自衛艦なので自衛艦旗(旭日旗)を同時に掲揚しました。すると直ぐさま”みやじま”からの発光信号が!。艦橋で小さく光ってます。直ぐこちらからも挨拶として旗を振りました。

_dsc04491 そして目の前を航行する時に1枚目の写真のようにバッチリな発光信号を確認出来ました。その後、操舵室からの”左帽フレ!”の合図によりデッキで作業している人達も私達に向かって一斉に帽子を振ってくれました。このタイミングで手旗信号で「サヨウナラ オゲンキデ」を発信すると、つかさず”みやじま”から「ヲミオクリ アリガトウゴザイマス」の手旗信号を受信しました。

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この写真では伝える事が出来ませんが、流石にプロの手旗信号でした。流れるような動作で1文字、1文字相手に分かり易く伝わる手旗信号でした。友人が撮影した動画はこちらです。

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_dsc04611 掃海艇”みやじま”乗組員の皆様、感動を有難うございました!。

”ご安航をお祈り致します”。

2019年9月18日 (水)

飛鳥Ⅱ 因島大橋通過をお見送り

_dsc03761先週、何気なしに飛鳥Ⅱのクルーズ情報をネットで見ていたら近々、瀬戸内海を航行する事が分かり本船ルート(備讃瀬戸~来島海峡)を航行するのかと思っていたらナント!因島大橋を通過する事が分かり、ウキウキ気分で今日まで指折り数え楽しみにしてました。

朝からネットで飛鳥Ⅱの航行状況を確認し因島大橋は、お昼前だな~と準備をし事前に下見をしていた撮影ポイントに。まずは見通しの良い因島大橋の下で待ってると同じように飛鳥Ⅱの撮影に来ている人がチラホラ。しばらくすると福山市鞆町と田島の間に確認することが出来ました。

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田島・横島の向こうを通り過ぎこちらに向かって来ました。

_dsc03621 郵船クルーズの飛鳥Ⅱの旅行パンフレットによると16日、横浜港を出港し日本一周の旅に出ました。翌17日の21時、神戸港を出港し瀬戸内海クルーズにより明石大橋の夜景を楽しみ、今朝は瀬戸大橋そしてお昼に因島大橋を船上から見上げる体験のようです。

因島大橋をバックに撮影したいので次の撮影ポイントへ移動しました。

待ってると中々時間が経たないのと、まだまだなんかな~と退屈にしていると露払い役のタグボートがやって来ました。因島大橋から先は狭い航路なので釣り船など航路上にいる船舶に移動をお願いします。もう直ぐだ!。

_dsc03651 灯台の所に船首のデッキが見えました。

_dsc03671 初めて間近で見る豪華客船を羨望の眼差しで見届けます。

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_dsc03751 白い灯台が見守る白い船体、グレーの大橋そして青い空と海。最高!

_dsc03771 船首部のデッキに沢山の人が出て瀬戸内の多島美と大橋を堪能していますね。自分も何時かあの中に加わりたいな~。

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2号線・三原バイパスを走る車からも因島大橋を背景に豪華な飛鳥Ⅱを見て”うわぁ~!”って感嘆してる沢山の人達が居るだろうな~。

_dsc03941 細島の向こうへと。

”飛鳥Ⅱのご安航をお祈りします” 。

 

2019年9月16日 (月)

ワンコの墓参り と広島空港

Dscf02392 私の唯一の家族であったワンコが亡くなって半年近くが経ちました。時の流れと共に、あの時の悲しみは少しづつ和らいできましたがネットやテレビで同じ犬種を見る度に、”可愛いな~”楽しかった日々が走馬灯のごとく蘇って来ます。当然、お参りに行く道中もあの頃の事が思い出され”うるっと”きます。

9月15日、時間が有ったので2か月振りに三原久井IC近くにあるペットセレモの慰霊碑(合同墓)へお参りに行きました。今日は天気も良いので昼から125ccのスクーターで行きました。ツーリングに最適な秋とは言え残暑が続く夏日で用意していたペットボトルでの水分補給が必要でした。片道50km程なので1時間半で到着です。

焼香して手を合わせ”虹の橋”で合同墓の皆と楽しくしてる?将来、天国で一緒に暮らそうな!と何時もの思いを伝えました。

僅か5分程のお参りだけど充実感の有る一時でした。

何時もだとそのまま帰る所を今日は反対方向に進路を取り本郷へ向かいます。高速道路沿いの側道を走っていると、こんな標識が有りました。

Dscf02421 こんな所に山陽道の最高地点375mが有るなんて。この標識からは国道2号線に向かって下って行くのみ。そして2号線から本郷ICに向かって再び山の方へ向かって行きます。本郷ICを過ぎても続く急峻な山道でこんな感じグングン上って来ました ⇩ 。随分と山の中に来たな~。

Dscf02431 広島空港へは本郷ICから大した距離は無く専用の道路みたいなもので渋滞の心配は無いけどアクセスが車しかないのが厳しいかな?。スクーターも唸りをあげながら山道を上り、トンネルを抜けると(後で地図を見るとトンネルの上が滑走路でした)開けた台地に成りました。道路も広く整備されバイクは自分しか居なく、ここ走ってエエんかな~?と不安に成りながら案内標識を見ながら空港に誘導され無事到着。

ターミナルビル内に入ると一階は到着ロビーでスーツケースや、お土産を持った人達で一杯です。どうやら飛行機が到着したばかり。田舎もんの、お上りさん状態でキョロキョロしながらビル内をウロウロ探索し3階の展望デッキへ。

直ぐ目の前にANA機のB787-9型が止まっています。非日常な景色を見ると何かテンションが上がってきました!。全長:62.8m、座席数:395、貨物:約22t

Dscf02441 展望デッキから見渡すと左手に管制塔が見えます。

Dscf02621 手前に有るのは監視用のカメラ?が並んでいます。

これ以外にも正面に大きなレーダーが有ります。

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これは空港監視レーダーと言って空港から約110km以内の航空機の位置を探知し出発・進入機の誘導および航空機相互間の間隔設定等ターミナルレーダー管制業務に使用しているそうです。

他にも何の設備か分からないけど、こんな設備も。

Dscf02701 展望デッキは水色の部分で#5にANA機が止まっています。旅客機は展望デッキと正対しているので写真撮影にはバッチリ。

Dscf026711 そうこうしていると到着便のアナウンスが。轟音と共に勢い良く滑走路へ降下。よしランディングのベストショットを!と意気込んだものの残念な結果に成ってしまいました。

Dscf02461 今日は外出時に何時も背負っているデイバッグに放り込んでいる15年以上も前の古いコンパクトカメラなので、シャッターボタンを押してもタイムラグは有るし手振れ補正も無いので動く被写体はニガテです。

Dscf02471 鶴のマークのJAL機B767です。全長:54.9m、座席数:261、巡航速度:862km/h。

Uターンして♯3のボーディングブリッジへ向かって来ます。身体全体で受けるタービン独特のあの甲高い轟音に初体験。

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Dscf02521 ボーディングブリッジが接続され、しばらくすると子供さん達が手を振っているのを見て機長が両手を振ってくれているのが見えました。

Dscf02531 JAL機が燃料補給してます。

Dscf02581 JAL機とANA機の2ショットをと思い、色んな角度から撮ろうとしたけどこれが精一杯。

Dscf02571 その間、両機とも沢山のコンテナを積み込みました。

Dscf02591 ANA機が出発の時間に成りました。

Dscf02721 出発に際し展望デッキに居る人達が手を振って見送りです。そうすると ⇩ 副操縦士の方が両手を振ってくれてます。

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Dscf02791 滑走路のスタート地点に向かって右奥へ。そして轟音が聞こえて来ました!見る見る内にその機影は大きく見えて来たかと思うと目の前で離陸!シャッター押したけど飛行機が写って無い!!。唯一写ってるのも、また残念な写真に・・・。

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Dscf02841 コンパクトカメラはこの網目の隙間から写真を撮る事が出来ます。一眼用カメラのために3つ分の隙間が空いたところが何か所か有ります。

続いてJAL機の出発です。この時も操縦室の窓越しに手を振ってくれているのが見えました。

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Dscf02911 3度目の正直とばかりに今度こそ今日の1枚を撮るぞ!の心意気で、その一瞬に賭けシャッターボタンを押しました。⇩

Dscf02941 正面に見える3本線が離陸ポイントとみてシャッターチャンスを賭けてみたのは正解だったけどジェットの速さにタイミングが少し遅かったな~。

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アッと言う間に高く大空に!。

今日も色んな意味で充実した良い1日でした。

因みに一眼だとこんな感じで写せます。 7月27日、尾道でのブルーインパルスの写真です。

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2019年9月 1日 (日)

大型船の入港・出港の風景

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_dsc08961 ”日新丸”は長年、南極海での調査捕鯨の母船として活躍していましたが日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退したことから7月からは日本沿岸の排他的経済水域(EZZ)内200海里(約370km)での操業に向け整備を終え6月29日、因島を出港しました。

私が子供の頃には鯨肉は安価でどこの家庭でも一般的に食べられており、小学校の給食でクジラの竜田揚げがメチャ美味しかったのを今でも覚えています。

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船舶も車の車検に相当する検査が有ります。船検は5年に1回行われる定期検査(詳細な検査)と毎年行われる中間検査(簡易な検査)が有ります。比較的大きなドッグが有るJMU因島工場には多くの大型船が入港します。

_dsc08661 さんふらわあ さつま”が6月22日にやってきました。2018年”さつま”と同時期に建造された同型船の”きりしま”は大阪ー志布志(鹿児島)航路に就航しています。この二隻は名誉ある”シップ・オブザ・イヤー2018 大型客船部門賞”を受賞しました。受賞理由は二重反転プロペラ(プロペラが同一の軸に2枚装備され互いが反対方向に回転しています。)とハイブリッド推進システム(”さつま・きりしま”の場合は入出港時にはモーターで推進する仕様)を導入し高い省エネ性能と操船性を両立させたのが主な理由だそうです。

_dsc08681 1年ほどの航海で所々、錆が出てますね。特にアンカーの錆が波風で後方と下部の船体に付着してます。

_dsc08741 巡視船PLHー05ざおう”との2ショット。

ドッグでの点検・整備も終わり7月7日試運転を燧灘で行い百貫島と因島の間に錨泊しその後、大阪に向け出港して行きました。

_dsc09801_3 掃海艇の後方で出航に向け錨を上げています。錨を巻き上げる時には海水をポンプで汲み上げアンカーチェーンに噴射し付着した泥などを除去します。この時、”さんふらわあ さつま”は試運転航海の信号旗RU1を揚げています。

_dsc09841 この後、私が”ご安航を祈る”の信号旗UWを掲げたので、その返礼としての回答旗UW1に変わりました。我々に対しての回答旗に感激です!。

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_dsc09921 ”さんふらわあ さつま”の乗組員の皆さん有難うございました。お元気で!。

7月10日、はるばる沖縄から巡視船”おきなわ”がやって来ました。

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Dscf00801 正しく日本の領土・領海の最前線で日々監視の目を光らせる激務が伝わって来ます。

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点検整備も終わり、真新しく成った”おきなわ”の出港に際し係留している掃海艇の”みやじま”がUWの信号旗を掲揚しました。海の男達の紳士な対応に感動!。

_dsc01141おきなわ”が出港して行きます。我々も心を込めて見送りしました。

_dsc01171何時もこんな感じで、見送りをしています。旗は上からUW”ご安航を祈る”です。

_dsc01191 LED表示板には造船所の人達に対して”お世話に成りました。”の表示、汽笛長音一発そして回答旗のUW1が掲揚されています。

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おきなわ”の仕様は、全長:105.4m、幅:15m、速力:22ノット、航続距離:6,000海里、乗員:69名、主要兵装:40mm単装機銃・20mm単装機銃、搭載ヘリコプター:「ベル212」中型ヘリコプター

これからも我が国の海上の安全・治安の確保をお願い致します。

8月9日には内海造船 瀬戸田工場での点検・整備も終わり巡視船”きい”が和歌山に向け出港したようなので因島大橋へ見送りに行きました。

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巡視船PLHー05”ざおう”の「PLH」は「atrol Vessel arge with elicopter」つまりヘリコプター搭載型の巡視船です。”ざおう”はその船名から分かるように第2管区海上保安本部が有る宮城県塩釜港を母港としています。建造から既に37年経過しており建造費の抑制から大規模な改修工事が行われました。外観的には操舵室と指令室を含む最上階の船橋が撤去され、新しく一回り大きく、現在の巡視船と同じ大きさの操舵室・指令室に成りました。

_dsc08691 約32億円をかけ6か月に及ぶ大幅な改修工事により新しく生まれ変わった”ざおう”は3度の試験航海をへて7月31日、母港である塩釜港に向け出港しました。

7月17日、試験航海からの帰港時の写真です。全てが新しく成り現在の巡視船と見違えるほどに綺麗に成りました。

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8月6日巡視船”やひこ”が第九管区伏木海上保安部(富山県高岡市伏木港)に向け出港しました。

ドッグ入りした時の状況。遠めでもアンカー周り、甲板に錆が見えます。

また船首には35mmと20mm機関砲が装備されています。

_dsc09941 点検・整備を終え綺麗にお化粧直しをして出港です。

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Dscf01331 日本海の安全・治安の維持をお願いします!。

8月1日、神戸から母港、広島港に向け布刈瀬戸を航行する”STU48号”ですが船体にUW2の表示が有りますがこれは造船所では入港する船に信号旗で掲揚表示しています。STU48号では船体に信号旗を書く代わりに文字で表示しています。UW2は”歓迎”と言う意味です。つまりSTU48号劇場船に乗船してくれるファンの方々へのメッセージと成っているんでしょうね~?。

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8月16日、”たんさ”が試運転から帰って来ました。入港した当時の船名は”資源”でしたが一般公募で変更されました。この船はその船名からも分かる通り海底探査を行い海底資源を調査する三次元物理探査船です。ノルウェーの会社から買い取りJOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が運用します。

_dsc01411全幅が40mも有り、その畏怖堂々とした姿が昔の軍艦を偲ばせるような船形です。本船の仕様は、全長:102.2m、最大速力:18ノット(約33.3km/h)

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_dsc01481 この船は海底探査を行う特殊な機能を有している事からノイズや振動を極力抑えるために発電機による電気推進としています。煙突も船首部に有るので発電機関も船首部に有るのかな?。

8月18日、近海郵船の”とかち”が出渠(しゅっきょ:ドックから出て行く事)し、そのまま出港しました。

_dsc01581 とかち”の仕様は全長:166.7m、全幅:24.00m、航海速力:23.7knt(約44km/h)積載能力:128台/12m換算、乗用車:103台、冷凍用電源:36個、敦賀~博多を就航。

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_dsc01731 8月18日には日本海運株式会社の”ひまわり 5”が出港しました。日本海運株式会社は日本通運グループの海運会社です。

_dsc01741 ”ひまわり 5”は東京ー博多・瀬戸内航路に就航しています。仕様は全長:166.90m、全幅:27.00m、航海速力:23.0ノット(約43km/h)、主たる積荷:乗用車251台、シャーシ160台。

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_dsc01761信号旗はRU1試運転航海とUW1返礼の回答旗が掲揚されています。

_dsc01821 船首のタグボートは沖合まで本船を曳航し船尾に居るタグボートは緊急時のブレーキ役です。