海上自衛艦 掃海艇”つのしま” ”ながしま” の入港・出港の風景
令和元年8月28日(水)海上自衛隊 阪神基地隊 第42掃海隊 掃海艇”つのしま”が因島にやって来ました。翌朝29日JMU因島工場に入港しました。
作業船を掃海艇の船尾に着け作業員が乗り込み、これからはJMUの職員が入港の作業を行います。
同じ日の午後、海上自衛隊 第101掃海隊 掃海管制艇”ながしま”が因島大橋を通過する所を撮影に行きました。
自衛艦旗を振ってお迎えです!。
両舷にSAM(遠隔操縦式掃海具)を曳航しながらの航行です。
この後、三庄町沖に錨泊し翌日JMU因島工場に入港しました。
入港時、SAMは自走で航行し入港しました。
SAMは主として掃海艇が航行できない浅い海域の掃海を行い掃海管制艇からの無線操縦により無人で運用され磁気掃海と音響掃海を同時に実施して機雷の除去を行います。一般的に良く知られている機雷は接触すると爆発する接触機雷です。SAMが行う掃海は感応機雷として鋼船等の磁気を感知して反応する磁気機雷とスクリュー音等を感知して反応する音響機雷の掃海を行うものです。写真の掃海艇”つのしま”、”ながしま”は磁気機雷に反応しないように木造船です。近年ではFRPの掃海艇が建造されています。以前、テレビで海上自衛艦の掃海艇について紹介されていましたが戦後、日本軍や連合国によって日本沿岸に敷設された莫大な量の機雷の除去を旧日本軍で掃海を行っていた人達を集め除去を行い、その技術がめんめんと今に受け継がれ現在では世界有数の掃海技術を持っているそうです。
”みやじま”が未だ出港していない時の3隻の掃海艇が並んだ所。
我々の直ぐ近くに停泊している”ながしま”の隊員も見送りしています。
そして”つのしま”からの帽フレ!
見送りは何時も感動を与えてくれます。
掃海艇つのしま艇長、乗組員の皆さん有難うございました!。
10月9日(水)”ながしま”がJMU因島工場を出港しました。出港に向け艦上では慌ただしく作業が行われています。
多くのJMU職員に見送られ作業船2隻に曳航され離岸しました。
掃海艇からの”帽フレ!”のタイミングで手旗信号を送ると”ながしま”からもメッセージが送られて来ました。この何とも言えない嬉しさ!
出港作業をしていた作業員も船尾の作業船へ乗り移りお別れです。
この後、沖合でSAMと合流するためJMU工場から来るのを待ちます。
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