第101掃海隊「ながしま」因島出港 令和2年3月7日
海上自衛隊 呉基地所属の第101掃海隊 掃海管制艇「ながしま」が因島での点検整備を終え令和2年3月7日、早朝出港しました。
海上自衛隊のH.Pからのスペックを記載します。
*同型艇の「ゆげしま」も同一です。
基準排水量:490t
主要寸法:長さ:58m、幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:2.9m
主機械:ディーゼル2機2軸
馬力:1,800ps
速力:14kt
主要兵装:遠隔操縦式掃海具操縦装置一式
乗員:約35人
2月18日に「ながしま」が入港してからの写真です。
何時もの堤防で待っていると景色と同化し見えにくいけど来ました。
この時ばかりはオッサンでも何かウキウキした気分に成るんです。
沖合で停船し造船所の作業船が接舷し入港準備に取り掛かります。
ブリッジの隊員の方が手を振ってくれました。同様に船尾の方も。
この後、こちらから見えない「せっつ」の向こうに着岸しました。
翌日には早速、ドッグ入りしました。
令和2年3月7日、早朝出港の時がやって来ました。
空を見ると日の出後・日の入り前にしか見られない環天頂アーク(逆さ虹とも)が出ていました!。非常に珍しい虹です。今日の「ながしま」とのお別れに相応しい虹でした。自衛艦旗の上の方に薄っすらと湾曲した虹が見えます。
ラッパが鳴り出港です。輸送艦「くにさき」もUW旗を掲げています。
次は我々の前に来て同様に”左帽フレ!”をして頂きました。そして汽笛、長音1発!。最高の瞬間!!
このタイミングで手旗信号で ”ナガシマノコト ワスレマセン サヨウナラ オゲンキデ”と心を込めて発信しました。「ながしま」からは”ヲミオクリ アリガトウゴザイマス”の返信を頂きました。*写真を撮るより自分の目に焼き付けたかったのでこの間の写真は有りません。
「ながしま」から自衛艦旗を大きく振ってくれたので、こちらも応えるように自衛艦旗を大きく振って、お見送りをしました。
私が船の追っかけをするように成ったのは友人の影響が大きかったかな?それまでは専ら進水式を撮っていましたが昨年の5月から自衛艦艇の撮影を行う様に成って隊員の皆さんの神対応にとても感動する場面が何度も有りました。
そう言った中で何か出来る事は無いかと思い、UW旗を掲揚したり自衛艦旗を振ったりしているのをyouTubeで見て、人の物まねでUW旗を作り次には人がやっていない事をと思い手旗信号を覚え、短いながらもメッセージを送り隊員の方からの返信が来た時は嬉しくて嬉しくて感激してます!。
手旗信号を視認することが難しい距離では発光信号によりメッセージを伝えますが、発光信号の解読は一般の人には無理なので自衛艦艇から見送りの人達に対しては単に点滅での合図であったりしますが、因島大橋で「ながしま」をお見送りしている時には何度かチョット遅めに発光信号でのメッセージを送って頂きモールス信号を知っている自分は、この時ばかりはメチャ嬉しかったです。この様に短い期間でしたが「ながしま」には強い思い入れが有る艦艇に成っていました。
因島で出港する姿も最後とかの噂もあったりして今回のお見送りは一段と感極まるものがありました。
「ながしま」の艇長をはじめ隊員の皆様有難うございました!。
「ながしま」のご安航をお祈り致します。
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