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2020年5月

2020年5月31日 (日)

「神泉丸」進水式 (内海造船 因島)

Dsc_1298 令和2年5月24日(日)11時30分より内海造船 因島工場で 泉汽船株式会社 発注のロールオン/ロールオフ型一般貨物船「神泉丸」、栗林(くりばやし)商船株式会社、用船の進水式が行われました。(現在運航している「神泉丸」の運行状況と同一として)今回の進水式は新型コロナの影響で造船所から進水式の広報も行われず関係者だけで行われていました。それでも進水式を一目見ようと一般の人達は造船所を取り巻く塀越しに、また道路の上の法面から写真撮影していました。

今回は進水式入場の際に頂く新造船の資料が無いので船名・ファンネルマークから内海造船で2019年、2020年に竣工したた「神珠丸」、「神王丸」に続く3番船と思います。同一船名の2002年に竣工している「神泉丸」は現在も運航しており代替船として今回、建造されているんでしょうね。

今回の来賓・主賓も少なくチョッピリ寂しい進水式でした。式場の祭壇には高級ミニバンから降車した内海造船の社長と船主の代表者の方と、バスから降車した8人程の来賓の方達だけでした。入場前に手前のテーブル上の消毒薬で手を消毒してました。

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進水式を待つ新造船。

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船首に飾られた社旗です。向かって右から内海造船・泉汽船・栗林商船、JRTT(鉄道・運輸機構)さんの社旗です。

船首のシャンパンはリボンで飾られ支綱が切断されると振り子の原理で上部の錘が振り落とされます。

Dsc_12581 支綱(しこう)はシャンパンを割る錘に繋がった綱を船主の方が斧で切断しシャンパンが割れたタイミングで造船所の作業員が安全装置のロックを解除して進水して行きます。

青空の元、何時もと同じように国旗掲揚から始まりました。

Dsc_1268 続いて船主による命名・除幕です。

Dsc_1269 そして、進水作業の始まりです。船首の盤木の撤去。

Dsc_12721 船主により支綱が切断されました!。

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Dsc_13081 今日も新しい船の門出を祝う事が出来ました。

何時もとは違ったか角度からの見学だったので新しい発見も有りました。

「神泉丸」の進水式を場外からでも見る事が出来て良かったです。

安全装置のロック解除する作業員が居ました。

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Dsc_13031 船台と平行に走っていたワイヤーが切り離されています。何時も見学している反対側だったんで初めて見ました。

Dsc_13032 進水台の上にはベアリングだけが残され、船首の支えや船体の下に敷かれた台も一緒に進水しました。

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Dsc_12812 こんなに沢山の付属物、外すのはドッグ入りしてだけど大変だろうな~。

進水と同時に流された盤木は作業船で拾っています。

Dsc_13112 今回進水した「神泉丸」は左舷着岸に特化した仕様?のためか操舵室がアンバランスな形に成っています。右舷に離着岸する場合は舷側を確認するため操舵室から外に出る必要が有ります。船を見て何時も思うのは操舵室がウイング一杯の幅まで無い船は風雨での入出港の時には辛いだろうな!?~。

Dsc_13001 「神泉丸」が建造中の写真を貼ります。

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_dsc09981 エンジンルーム内に設置された機器がカバー掛けられた状態

_dsc10052 クレーンで吊られたブロックを組み立てている所です。

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 バウスラスターの電動機が真上に有りますね。

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_dsc12332 スターンスラスタが2基有るのが分かります。

_dsc12392 ウインドラス(揚錨機)の油圧ユニット? ↓煙突

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船名をいれている所です。投影した文字をなぞってる?。

船名幕が無く、錨が未だ巻き取られて無い進水式2日前の状況です。暦で大安と潮汐表で満潮の時間を調べ進水式の日時を予想しました。

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やはり間近で迫力ある進水式を見たいですね。

新型コロナのワクチンが開発され平穏な日々が取り戻されますように!。

2020年5月18日 (月)

第3掃海隊「みやじま」令和2年5月 因島出港

Dsc_12111 新緑も眩しい爽やかな早朝、何時もの様に自衛艦旗とUW旗を掲揚しお見送りです。出港ラッパと”出港用意!”の号令で離岸し、汽笛長音一発と”左帽フレ!”の号令を頂き高揚する気持ちを抑えられなく急遽、手旗信号でメッセージを送りました。そして受信しましたよ!の返信頂きました。

MSC(掃海艇)-690「みやじま」主要要目は海上自衛隊のH.Pからの記載です。

基準排水量:510t。

主要寸法:長さ:54m、幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:3.0m

主機械:ディーゼル2基2軸

馬力:1,800PS

速力:14Kt

主要兵装:20mm機関砲x1、掃海装置一式

乗員:約45人

Dscn01341 4月12日、強風雨の中、三原瀬戸から因島大橋に向かって「みやじま」がやって来ました。何時もの様に「みやじま」からは発光信号と手を振って頂きました。傘を差すのも厳しい状況だったので撮影のタイミングもピントもズレ、全然ダメでした。

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因島大橋を通過し、東方面に向け航行すると思っていると造船所の沖合で錨泊しました。

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翌、早朝、造船所の作業船に乗った作業員が「みやじま」に乗り込みます。

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Dscn01741 輸送艦「くにさき」の船尾に接岸します。

Dscn01781 船首が波立っていますがバウスラスターを運転してました。岸壁には人と比べても一際大きな防舷材(鯨フェンダー)が設置されているので、どんな大きな船でも接岸出来ます。

_dsc12591 作業船とタグに曳かれ離岸した「みやじま」が曳航され入渠(にゅうきょ:ドッグ入り)しました。

_dsc12621 アレ!?「あいしま」が既に入渠している訓練支援艦「てんりゅう」の沖合を曳かれて行きます。

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_dsc12761 「みやじま」が奥まで入れたと思ったら続いて「あいしま」も来ました。

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_dsc12831同じドッグに2隻の掃海艇が入渠しました。

ドッグでの点検・整備も終わり出港の日がやって来ました。

作業船に曳かれ離岸です。

*入出港時、自衛艦艇に乗っている白い作業服の方は造船所の職員なので帽子や手を振る事は有りませんのでお間違い無く。

Dsc_12041 訓練支援艦「てんりゅう」もUW旗を掲げお見送りです。

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Dsc_12071 造船所の方達へ”左帽フレ!”そして汽笛、長音一発!。

Dsc_12121 微速前進しながら、そして我々の前でも”左帽フレ!”を頂きました。

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Dsc_12301 試運転のため燧灘方面に向かいました。

その後、因島大橋に来る事を予想して待っていると段々とスピードを上げ、こちらに向かって来ました。

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Dsc_12361 ここでもブリッジから帽子を振って頂きました!。

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マストには、隊指令旗(甲)がはためいています!。

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この隊指令旗(甲)は、写真の様に桜星1つに三角の切れ込みが入った旗で、1等海佐である第3掃海隊指令が乗り組んでいる事を表しています。出港時、我々に帽子と手を振ってくれている双眼鏡のストラップが赤色の方です。第3掃海隊は掃海艇「みやじま」、「あいしま」と掃海母艦「ぶんご」の3隻で編成されています。

令和2年 近海練習航海の艦隊として「ぶんご」は弓削島沖の本船航路を航行しているのを撮影に行きましたが望遠レンズを持っていないのと半逆光だったのでチョッピリ残念な写真です。何時かちゃんとした写真撮りたいな。

_dsc1001 「ぶんご」の要目を第3掃海隊H.Pから

  • 全長:141m
  • 全幅:22m
  • 基準排水量:5700t
  • 喫水:5.4m
  • 速力:22kt(約40km/h)
  • 主要装備:76mm速射砲、機雷敷設装置、司令部機能、母艦機能
  • 乗員:129名

今回、「みやじま」に乗艦された隊指令に隊員の皆さんは緊張した任務だったのかな?。

母港呉方面の安芸灘に向け航行して行きました。

第3掃海隊指令・艇長、隊員の皆様、本日も有難うございました!

第3掃海隊「みやじま」のご安航をお祈り致します。

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