大型船の入港・出港の風景4
SANDERLING ACE が4月初旬JMU因島工場に入港しました。
延命工事で入港中の巡視船”せっつ”の向こうを回り込んでドッグ入りします。
ドッグ入りすると殆どの船が再塗装されます。
タグボートで直接押すことが出来る位置の表示を書いています。
試運転を表す旗が掲げられています。
3日後には船名も塗装、外観も同型の”CRYSTAL ACE" 自動車運搬船が入港しました。全長が1m長い:200m、幅:32m。
インマルサットの衛星ANTは私が無線の勉強をしていた40年程前に構築された衛星通信です。その頃、初めて通信衛星での電話やファックス・テレックス等が世界中の海で安定して使えるように成りました。それまでの遠距離通信では短波の無線通信で行われていたためAMラジオの様に時には不安定な通信状況にも成ります。現在では技術も特段に発展しインターネットや航海に関する情報・運航情報など色んなデータ通信にも使われています。衛星電話が一般的に成った現在では外国航路の商船にはほぼ無線通信士は乗っていません。(無線通信士の乗船義務が無くなった)
ウインチはドッグの写真手前センターに配置されているので操作員が本船のセンターラインと自分の位置関係を合わせゆっくりウインチを巻きます。船尾ではタグが少しテンションを掛けています。あとは船尾の盤木の位置に合わせ本船の位置決めをします。
今回は1週間ほどでの出港と成りました。
このような舷側からの梯子をアコモデーションラダーと言います。
4月下旬には近海郵船(株)のRoRo船”なのつ”全長:168m、幅:24mが入港しました。
自走で入港です。
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