大型船の入港・出港の風景5
大型フェリーが5月から7月に掛けて点検整備のためにJMU因島工場に入港しました。
5月下旬にフェリー きょうとⅡが入港しました。
ドッグに引き込むには船首の両舷からロープを取りウインチで巻き取ります。
一週間ほどして出渠・出港しました。
タグは船首2隻で曳航、船尾1隻がブレーキ役です。
フェリー きょうとⅡ、ふくおかⅡの仕様は下記の通りです。
総トン数:9、788t、全長:167m、幅25.6m、速力:23.2kn(約42.6km/h)
瀬戸内海航路の大阪南港~新門司港を13時間半の船旅です。
6月中旬には同型船の、フェリー ふくおかⅡ が入港しました。
きょうとⅡとの違いは、最上階の屋根に太陽光発電パネルが設置されています。
ふくおかⅡも1週間で出渠・出港です。
この後、燧灘に向かい試運転を行い、この沖合に錨泊し翌日目的地に向け出港して行きます。
株式会社 名門大洋フェリー のH.Pによると2021年12月・2022年3月には新造船が投入されるそうです。船名は、”きょうとⅢ・ふくおかⅢ”に成るんでしょうか?。
6月1日には船腹に太陽が大きく描かれた、株式会社 ふぇりーさんふらわあ、の” さんふらわあ こばると” が入港しました。
仕様 総トン数:9、245t、全長:153m、全幅:25m、航海速力:22.4kn(約41.5km/h)
航路は大阪南港~別府国際観光港を11時間50分の船旅です。
船首には藻がびっしりと生えてますね。海面下ではこんなのがビッシリと生え、抵抗と成って船足が落ちる原因と成ります。
”さんふらわあ こばると” のお見送りは都合で出来ませんでした。
一回り大きな同じ会社の”さんふらわあ きりしま”が6月下旬やってきました。
”さんふらわあ きりしま”は船首、船尾にスラスタを2基設置しています。
仕様は総トン数:13、659t、全長:192m、幅:27m、航海速力:23kn(約42.5km/h)
四国沖を通る航路で大阪南港~志布志港(鹿児)を15時間で結びます。
DE-229 護衛艦 ”あぶくま”の向こうに回り込みドッグ入りしました。
化粧直しをした”さんふらわあ きりしま”のお見送りをしに行きたかったのですが今回も都合によりお見送り出来ませんでした。残念です!。
新型コロナの影響で物流貨物やお客さんも著しく減少し、多くの船会社が厳しい経営に直面している事と思います。この困難を乗り越えられますよう会社と本船のご安航をお祈り致します。
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