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2020年9月

2020年9月25日 (金)

海上自衛隊 護衛艦「あぶくま」因島出港 令和2年9月

Dsc_18202 模擬魚雷による魚雷発射管の射出試験の様子です。

Dsc_18132 造船所もUW旗を掲げ私も自衛艦旗と共にUW旗を掲げました。

9月の爽やかな秋空の下、長いドッグ期間を終え 海上自衛隊 護衛艦「あぶくま」DE229が因島を出港しました。

ラッパの音と共に”出港用意!”の号令により離岸していきます。青春時代のデートの時と同じ様に、高揚感と言うかワクワク感で見守っていたのが、この時からテンションがMAXに成ります。

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Dsc_18191 このまま沖合に出され見ていると、思いもよらない良いものを見させて頂きました!。

出港2週間程前に取り外されていた3連装短魚雷発射管の積み込みを行い、設置した左舷側は射出試験を友人が撮影してましたが右舷側は出港のタイミングでの試験と成ったようです。

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Dsc_18431 3度の絶好のシャッターチャンスだったのに撮影が下手ですみません。

方向転換をしてやって来ました。

Dsc_18471 艦上では隊員の方達が整列し造船所の見送りの方達に対して艦橋からの号令”左帽フレ!”で対応されました。モチロン!我々に対しても。最高の瞬間です!!。

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Dsc_18483 レーダーマストには自衛艦旗が晴れやかにはためいています。

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Dsc_18531 自衛艦旗を掲げ勇壮に航行する姿は最高にかっこエエなあ~!

私の手旗信号に対して「オゲンキデ サヨウナラ」の返信頂きました!。

Dsc_18761 何時もながら感謝感激です!。ありがとうございます。

Dsc_18861 右に見えるのは前日に錨泊し出航準備をしている第八管区 舞鶴海上保安部 所属のPLH21「ふそう」です。(このブログに入出港UPしています。)

我が国の領土・領海・領空を護るまさに両雄のランデブーです!

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Dsc_18931 面舵により本船航路へ、そして試運転のため伊予灘方面に向かいました。

「あぶくま」の艦長・隊員の皆様ありがとうございました!。

 ”ご安航をお祈り致します。”

 「あぶくま」のスペックを海上自衛隊のH.Pから転載します。

基準排水量:2,000t、

主要寸法:長さ:109m、幅:13.4m、深さ:7.8m、喫水:3.8m

主機械:ガスタービン2基、ディーゼル2基2軸

馬力:27,000ps、 速力:27kt(50km/h)

主要兵装:高性能20ミリ機関砲x1、62口径76ミリ速射砲x1、SSM装置一式、アスロック装置一式、3連装短魚雷発射管x2、

乗員:約120人、

春たけなわの頃、海上自衛隊 呉基地所属の護衛艦「あぶくま」DE229が修繕・修理点検のためにJMU因島工場に入港しました。何時ものメンバーでお出迎えしました。

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_dsc12072 入港時も艦上に整列し”帽フレ!”してくれました。

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自衛艦旗とUW2(歓迎)の旗を掲げ、お出迎えをしました。

直ぐ前の岸壁に接岸しました。

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_dsc12361 造船所もUW2の旗を掲げてます。

後日、2度のドッグ入りして大幅な修繕・修理作業が行われました。

青空の下、離岸作業です。

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Dsc_11721 手前は掃海艇「みやじま」その向こうは訓練支援艦「てんりゅう」です。

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Dsc_12371 200m程の大型船用のドッグのため水を抜くと殆ど見えなく成りました。

1回目の出渠(しゅっきょ・ドッグ出し)です。

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Dsc_13901 船首の速射砲とレーダマストの機器は全て外され、全く違う船に。

Dsc_13951 暴露甲板に設備されている内火艇をはじめ兵装も全て外されています。

Dsc_13971 この頃、「てんりゅう」も修繕・改修修理が行われていました。

Dsc_14071 元の岸壁に接岸しました。

朝早く色んな船の入出港を撮影に行くと朝8時に自衛艦旗の掲揚が行われる風景を見る事が出来ます。

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_dsc11912 自衛艦艇では毎朝8時と日の入りの時間にはラッパによる”君が代”の演奏に合わせ船首の日の丸と船尾の自衛艦旗の掲揚と降納が行われます。隊員の皆さんの自衛艦旗に対する敬意が凄く感じ取れる瞬間です。

2回目の出渠を撮影出来ました。

Dsc_00031 取り外されていた装備が元通りに。全てO.Hしたんでしょうね。

Dsc_00061 ゲートをタグが引っ張って小さな作業船が押してます。クレーンはタラップを撤去してます。

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Dsc_00231 定位置の岸壁に接岸しました。8月の暑いこの頃には訓練支援艦「てんりゅう」、掃海艇「みやじま」は点検整備も終え出港してます。

「あぶくま」の兵装を見てみましょう。

対空・対艦用 62口径76mm速射砲です。

_dsc120822 3連装短魚雷発射管が両舷に装備

_dsc12202 参考に、呉基地で見学した時の「やまゆき」の魚雷発射管の写真を添付します。

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Dscf05191 8連装アスロック対潜ミサイルが前後の煙突の間に装備されています。

_dsc12201 「やまゆき」見学時の写真です。遠距離の潜水艦に使用します。

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Dscf05091 今回、入出港時には取り外されていましたがハープーン対艦ミサイル発射管

_dsc12191 発射管を受ける台のみです。2基づつ両舷に向けて取り付けます。

参考に呉基地見学時の「やまゆき」の4基のハープーンミサイル発射管です。

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 高性能20mm機関砲(CIWS)銃身はカバーが掛けられて見えないです。

_dsc12371 コンピューターの自動制御により上部の円筒内部のレーダでミサイルを捕捉し、複数の場合は優先順位により射撃を行います。因みに弾丸は3,500発/分 発射されます。

チャフ発射装置、対艦ミサイルが飛んで来た時には囮としてアルミ箔(チャフ)を空中にばら撒き相手ミサイルのレーダを誘導するデコイ発射機が装備されています。

_dsc1212 我々を撮影している?隊員の方の足元に有ります。

因みに白い作業服の造船所職員の右に双眼鏡の赤青ストラップをしている方が「あぶくま」の艦長です。

今年は掃海艇から始まり練習船、補給艦、輸送艦、多用途支援艦、訓練支援艦、護衛艦と沢山の艦艇とコミュニケーションをとる事が出来ました。その都度、自衛隊員の方々の神対応に感激しながら応援させていただいています。

今回も感動を有難うございました!。

海上自衛隊艦艇のご安航をお祈り致します。

2020年9月 4日 (金)

「神永丸」進水式 (内海造船 因島)

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令和2年9月2日(水)11時から内海造船 因島工場にて栗林商船(株)発注のRoRo船「神永丸」の進水式が行われました。

栗林商船の船名「神シリーズ」です。因みに内海造船では219年7月の「神珠丸」、11月の「神王丸」、今年5月に「神泉丸」を進水しています。今回の「神永丸」は昭和の時代に運航されていた船名の再登場と成りました。

外観上は5月に進水した「神泉丸」と同型船と思われます。スペックは栗林商船(株)さんのH.Pを参照にして下さい。

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Dsc_00521 船首のバウスラスターと船尾に2基のスターンスラスタが装備されています。

Dsc_00621 島外から小学生が見学に来ていました。*今回も一般の見学は行われていないので造船所を見渡せる周回道路の小高い法面からの撮影です。

Dsc_00721 内海造船(株)社長を先頭に船名の命名と支綱切断をされるオーナーご夫妻の入場です。

何時も通り国旗掲揚から始まりました。

Dsc_00731 左から、内海造船(株)・栗林商船(株)・JRTT(鉄道・運輸機構)さんの社旗です。

つづいて、オーナーによる船名の命名です。

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Dsc_00761 進水作業の始まりです。

Dsc_00781 一通りセレモニー的な進水作業が終わり支綱切断の瞬間がやって来ました。

オーナー夫人が斧で支綱を切断しました!。

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Dsc_00811 シャンパンが割れ進水台のロックが解除されました。

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Dsc_01101 先端で造船所の方が黄色い旗を振っていました。

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Dsc_01151 進水台の上には残されたボールベアリング。

そして指揮者の解散の合図が有るまで整列している作業員、座っているのはロック解除した作業員。

今日も新しい船の誕生に巡り合えた事に感謝です。

「神永丸」が建造されている所を適宜撮影しているので貼り付けます。

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Dsc_13801 基本的にブロックは2基のクレーンで積みます。

Dsc_13811船尾の下部エンジンルームです。 ↓エンジンルーム前部

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Dsc_13851 沢山の補機類が設置された状況のエンジンルーム。スタビライザーも装備されています。

Dsc_15031 バウスラスターとバルバスバウが装備された船首。

高所作業車もソーシャルディスタンスで作業していますね!。

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Dsc_00081 船名をいれている様です。

Dsc_15071 大型の海上クレーンにより主機の積み込み(設置)です。

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Dsc_15101 ターボチャージャーが貨物船から降ろされました。

Dsc_15171 左側には作業員の方座っていますがその大きさが分かると思います。

今回は主機(メインエンジン)の積み込みに出会えてラッキーでした。

「神永丸」の試運転や完工での出港に出会えたら良いのにな~。