名門大洋フェリー「ふくおかⅡ」「きょうとⅡ」出港 令和3年6月
JMU因島工場に名門大洋フェリーの「ふくおかⅡ」と「きょうとⅡ」が点検整備のため最後のドッグ入りをしました。
名門大洋フェリーのホームページを見ると2隻の代替船が建造中で「きょうとⅡ」の代替船は既に5月13日に「命名・進水式」が行われており「フェリーきょうと」と命名され12月には就航予定です。「ふくおかⅡ」の代替船は2022年3月に就航予定だそうです。船体も一回り大きく成った、新しい船を早く見てみたいですね。
5月下旬に、まず「ふくおかⅡ」が入港しました。
造船所への入・出港は沖合でドッグマスターが乗り込み船長の代わりに操船指揮を行います。
大型船の場合はタグ3隻がセットで行動します。1隻は常に船尾でブレーキ役です。本船が微速前進で自走している場合は両舷のタグはロープを渡しておりイザという時に備えます。
後方に見える橋は”ゆめしま海道”の1つ「生名(いきな)橋」です。
1週間ほどした6月初旬に出渠、出港しました。
再塗装され綺麗に成っていますが工期も短く、車で言うところの12か月点検と言ったところでしょうか?。
いよいよ出港です。
小高い山の上から駆け下り何時もの堤防で待ち受けていると日新丸の向こうからやって来ました。
「ふくおかⅡ」と入れ替わりに「きょうとⅡ」が翌日、入港しました。
我々の掲げたUW2旗に気が付いて返礼のUW1旗を掲げてくれました。
ドッグ入りの時は両サイドに有るガイドレールに遊動滑車を取り付けワイヤーを船体でターンさせドッグ後方の中央に設置されたウインチで巻き取ります。この時、本船後方のタグでテンションを掛けながら本船の位置を調整しながらウインチでワイヤーを巻き取ります。
出渠の場合はタグで引っ張りウインチでテンションを調整しながらワイヤーを送り出します。そうする事により本船が安定して出し入れ出来ます。
10日程して出港です。
あいにくの雨と風で撮影は大変でした。
雨の中、デッキに出て我々の見送りに応えて頂きました!。
今回も感動させていただきました。
「ふくおかⅡ」、「きょうとⅡ」の船長を始め乗組員の皆さん有難うございました!。
「ふくおかⅡ」、「きょうとⅡ」のご安航をお祈り致します。
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