海上保安庁 巡視船PL-03「くだか」因島出港 令和3年7月
那覇海上保安部、所属のPL-03「くだか」が6月初旬、入港し約1か月の点検整備を終え7月2日、母港へ向け出港しました。
離岸前には既に発電機を運転し自船内の電気を給電しています。離岸したこのタイミングで1号主機を起動しました。続いて2号主機を起動。
船舶の場合は船首に近い配置から1号・2号とし左右対称に同じ位置にある場合は右舷側を1号機とします。ディーゼルエンジンの場合は起動した時や低負荷時には写真の様に黒煙が出易くなります。ディーゼル機関では小型の船舶を除き殆どの船舶は圧縮空気を使用したエアー起動です。
しばらくしアイドリング状態に成るとこんな感じです。
目の前で離岸作業を行った造船所のドッグマスター、作業員が離船します。
造船所の見送りの方達への挨拶の後、我々にも同じ様に帽子を振って頂けました!。
「くだか」のスペックは以下の通りです。
総トン数:1,200t、全長:91.4m、幅:11m、速力:20kt
兵装:船首35mm単装機銃、船橋前20mm多銃身機銃
「くだか」の入港、入渠の写真を貼ります。
6月7日、はるばる沖縄からやって来ました。土生アンカーに錨泊です。
翌日、まさかJMU因島工場に入港するとは思っていなかったので急いで出動!。
船首に2基のバウスラスターが有るのが分かりますね。アンカーも取り外されチェーンも同時に点検整備されているようです。
船長を始め乗組員のみなさん有難うございました。
PL-03「くだか」のご安航をお祈り致します。
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