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2015年11月25日 (水)

「ORION HIGHWAY」 進水式 (内海造船 因島)

Dscf04821 11月25日(水)10時30分より内海造船 因島工場において自動車運搬船の進水式が行なわれました。今回の船はとにかくBIG! (*゚▽゚*)

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式場に行く道中、写真を撮ろうとしても巨大過ぎてカメラのファインダーに収まりきらず、この写真だと何が映ってるのか分らなく、上部は殆ど空と一体化した感じです。

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船体には四角い枠を囲った印が有りますが(この写真では下の部分)、この枠内は補強されておりタグボートを直接船体に当てて押す事が出来るポイントです。船尾方向を見るとウエットスーツを着た人が居ました。安全装置の解除操作?進水式後に海に流れ出た盤木等を回収する人かな?。

Dscf04591今回は沢山の見学者でしたが運良くお祝いの蒸しパンを頂く事が出来ました。 (v^ー°)

ニュースレターによりこの船のスペックを知る事が出来ます。(一般の方でも分かり易いように多少アレンジして書いています)

・全長:約199.99m

・全幅:37.50m

・深さ:38.23m

・満載喫水:9.90m

・総トン数:約77,000

・車両搭載能力:約7,550台

・車両倉:12層+ガレージデッキ1層

・乗組員:31人

・航海速力:約20.0ノット、船籍:パナマ

*ガレージデッキ:甲板上に有る居住区の後方に車両を収容する区画

・この船の特徴として車両甲板の3層がリフタブルデッキ(可動甲板に成っており普通車より車高が高い大型車両を積む事が出来るように)を有し、また鉄道車両の積載が可能と成っています。

・車両の搭載は船尾右舷と船体中央右舷のショアーランプドアから船内に入り船倉内ホールドランプ(各デッキの接続用の坂道)を経由して所定のデッキまで自走します。

・省エネ付加物としてSURF-BULB(スクリューの中心後方の舵の部分を球状にして後方に左右非対称のフィンを取り付けて渦流の効率を上げる。=ネットでジャパン マリンユナイテッド株式会社での説明写真を見て自分成りに考えて書いた文章で説明したので分りにくいかもm(_ _)m?)を備えている他、船首を風圧抵抗低減型の形状としており、低摩擦塗料を採用する事で推進性能の向上を図っています。

・本船はジャパン マリンユナイテッド株式会社(日立造船が属していたユニバーサル造船と(株)アイ・エイチ・アイマリンユナイテッドが2013年合併)を主契約者として、川崎汽船株式会社様向けに建造される7,550台積み自動車運搬船4隻シリーズの2番船です。1番船はジャパン マリンユナイテッド株式会社の有明工場で建造されています。

Dscf04671 今回は小学生や中学生の見学が有り活気もありました!。 船首と船尾(写真は有りませんが)にはご覧のような箱のような物が取り付けられていますが、これは多分、船首尾が絞られているのでレールに船体を支える様にしているためと思います。←間違ってたらすみませんm(_ _)m

Dscf04731 国旗も掲揚され進水式の準備です。今日は今迄の進水式と比べ沢山の見学者で賑わっていました。沢山の人が居ると進水式のセレモニーの始から貴賓の入場で全員が拍手したり厳粛な雰囲気の中で国旗掲揚時には全員が国旗に注目し掲揚されると自然と拍手が湧き、1つ1つ司会進行の中で来場者からオーナーへの、お祝いの心遣いが感じられました。

Dscf04781船首の盤木の取り外しと安全装置の解除準備に取り掛かります。

日立製作所から貴賓で来られた女性により斧が振り下ろされ、支綱(船の支え綱)が切られるとシャンペンが割れ船が船台を滑り降り海へと浮かびました。 \(^ ^)/

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オーナーが川崎汽船なので船体後部にはKのマークが、船籍がパナマなので船名が横文字に成ってるんかな?。何故日本の船なのに船の戸籍がパナマ?って思われるかも知れませんが、これは税金の面とパナマ運河を航行する時の通行料金の関係と思います。←たぶん!?

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この船の満載喫水はアズキ色の上部ライン9.9mです。車両7,550台積んでも舳先(へさき)のバルバスバウが隠れる程度です。

本日、進水したORION HIGHWAYの今日までの建造風景を少し時間を遡って見ましょう!

4月11日                        5月31日

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6月14日                      7月3日

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7月15日                  8月9日

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 9月7日                    10月5日

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10月11日                  11月2日

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11月7日

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錨のチェーンは人と大きさを比べて見るとデカイ!

外国航路の自動車運搬船は帰って来る時は何を積んで帰って来るんかな~?空荷やったら燃料がもったいないな~!。以前、笑い話でオーストラリアなんか行ったら牛や羊乗せて帰って来るとか言っていたけどエサ・水やウンコの問題が有るんで無理やろ~とか。 (^m^ ) 用途が限られてるガスやオイルタンカーも同じだな~。

1986年12月18日、日立造船の因島造船所で最後の進水式が行なわれ29年が過ぎた現在も当時と同じ様に大型の新造船が作られていますが、昔と違って作業効率や合理化などによって以前のような人員を必要としないために島の人口は増えないですね~。 (´Д`)

コメント

自動車運搬船は背が高かったので進水式は迫力があったね~。
ところで進水式の見学に来た時の記念品。
私は10時15分くらいに行ったので品切れ?残念ながらもらえなかった。けれど自動車で来た人は駐車場が満車のため工場内での見学が出来なかったようです。私は迫力ある進水式を見学できただけでも感謝です。

まるたま君:今回は自動車運搬船でも、とても大型なのでカメラにおさまりきらず残念な写真ばかりでしたが、その分、進水して行くのはゆっくり撮影できました。
私は30分前には会場に入ったのでお祝いは貰えました。
今回は大型船だったためかツアー会社からの見学者(この後、万田酵素(株)さんの見学など行ったみたい)や島内の学校や一般の人も大勢いましたね~。
田熊の工場跡地の岸壁に定期船の桟橋も出来たんで岸壁へのアクセス出来たので、次は修繕した自衛艦が呉に帰る前に来て見学出来たらエエのにな~!

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