掃海艇「つのしま」、水中処分母船「YDT04]因島大橋通過
海上自衛隊 掃海艇MSC-683「つのしま」が秋晴れの10月に因島大橋を通過しました。阪神基地隊のH.Pによると「つのしま」は阪神基地隊(神戸)の第42掃海隊に属し「なおしま」と共に大阪湾および紀伊水道における警戒監視と爆発性危険物の処理などの任務を行っているそうです。
安芸灘を東航行しているので何時もの様に準備をし待ち受けしました。大浜崎灯台の向こうからこちらに向かっています。
掃海艇のスペック(主要要目)海上自衛隊のH.Pから転載します。
基準排水量:510t、
主要寸法:長さ54m、幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:3.0m
主機械:ディーゼル2機2軸、 馬力:1,800ps、 速力:14kt
主要兵装:22ミリ機関砲x1、掃海装置一式
乗員:約45人
こちらの自衛艦旗の掲揚に対して「つのしま」の隊員の方達がブリッジに出て自衛艦旗と帽子を振ってくれました。
カメラの元データをフルサイズで見ると自衛艦旗を振ってくれているのは双眼鏡のストラップが赤青に見える事から艇長自ら私達の応援に対応してくれました。感謝感激です!。
海上自衛隊 掃海艇MSC-683「つのしま」の艇長をはじめ隊員の皆様ありがとうございました!。「つのしま」のご安航をお祈り致します。
因島大橋を「つのしま」が通過して1か月後、呉地方隊所属の水中処分母船「YDT04」が燧灘方面からやって来ました。PM2.5で霞む燧灘からこちらに向かって力強く航行する姿が見えて来ました。
水中処分母船とは一般にはあまり知られていない縁の下の力持ち的存在です。掃海艇が機雷や不発弾の処理を行いますがYDT04は、その処理にあたる潜水員の輸送や作業支援を行う事を主な任務としています。潜水作業に伴うリスクとして一般的に潜水病がよく知られていますが病名的には減圧症と言う事が多いらしいです。原因は水中に潜るとその深度に比例して体の周りの圧力が高くなり、急激に浮上した場合や何度も潜水・浮上を繰り返すと血液中に溶け込んでいた窒素が気泡に成り血管を塞いだりする事により発症します。この様な症状を改善するための再圧チャンバーと言われる空気加圧室を装備しています。
船舶は右側航行が原則です。(潮流が速い来島海峡では潮流の向きにより時間帯で逆に成る)600mほど離れて向島に近い所を航行して写真撮影にはチョッと残念。
この時、操舵室から隊員の方が出て来て帽子を振ってくれました。
UW旗と自衛艦旗を掲揚するタイミングが遅かったので気が付いてくれるのかな~と思ってましたが一生懸命こちらも帽子を振ったかいがありました!。
「YDT04」の隊員の皆様ありがとうございました!。ご安航をお祈り致します。
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