海上自衛隊 水中処分母船 YDT04 因島出港 令和3年2月
令和3年1月、呉基地から水中処分母船YDT04が点検整備のために因島の造船所にやって来ました。
全長:46m、幅:8.6m、深さ:4.6m、排水量:300t
水中処分母船とは一般にはあまり知られていない縁の下の力持ち的存在です。掃海艇が機雷や不発弾の処理を行いますがYDT04は、その処理にあたる潜水員の輸送や作業支援を行う事を主な任務としています。このため船尾左舷には人員や装備の海面へのアプローチのためのリフトが装備されています。
潜水作業に伴うリスクとして一般的に潜水病がよく知られていますが病名的には減圧症と言う事が多いらしいです。原因は水中に潜るとその深度に比例して体の周りの圧力が高くなり、急激に浮上した場合や何度も潜水・浮上を繰り返すと血液中に溶け込んでいた窒素が気泡に成り血管を塞いだりする事により発症します。この様な症状を改善するための再圧チャンバーと言われる空気加圧室を装備しています。(水中に潜った状態と同じ気圧に高め徐々に大気と同じ1気圧に減圧する設備。)
1月中旬、三原瀬戸から因島大橋に向かってYDT04が来ました。
自衛艦旗を掲揚し帽子を振るとYDT04からも”帽振れ!”の号令をして頂きました。
1か月後の2月18日、早朝、出港の日がやって来ました。
8時の国旗掲揚です。(YDT04は艦艇では無いので自衛艦旗の掲揚はありません)
造船所の人達へ”左帽振れ!”
この後、我々にも”帽振れ!”をいただき我々も一生懸命、帽子を振りました。
船長をはじめ隊員の皆さん有難うございました!。
汽笛を鳴らし沖合へ、そして取り舵により因島大橋方面に向かいました。
*今日の出港をお見送りするために試運転後の日から毎朝、友人がYDT04の様子を見に行き、時には明日出港するはずと予想し2人で現地集合したり、見えない苦労をしながら何時もハズレをひいています。でもお見送りの日の感動を得るためにチョットした努力を惜しまず楽しんでいます。
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