海上自衛隊 輸送艦 LST4003「くにさき」因島出港 令和3年4月
今年も2月に海上自衛隊 輸送艦LST4003「くにさき」がやって来ました。
UW2旗(歓迎)を掲げお出迎えしました。
4003は艦番号でLST(艦艇記号)とはLANDING SHIP TANK の略で戦車揚陸艦の意味で「くにさき」は10両ほどの戦車を積載出来ます。またその戦車を運ぶためのエアークッション艇(LCAC:エルキャックとも言われてます)を2艇、艦尾内に収容しています。ホバークラフトと同一の機能のため離島など桟橋の無い砂浜などへの上陸・運搬も可能です。また災害支援として3.11の時にも活躍しました。
内火艇が降ろされ先に、こちらに来ました。
自衛艦艇に興味が無い人が見ると空母に見えるのも無理は無いですね!。
艦番号に比べ艦名が小さいですね。
艦尾ハッチが下方向に開きエアークッション艇が出入りします。
この後、接岸しました。
3月中旬、入渠しました。
ところがアレッ!!。よく見ると艦番号と艦名が薄く成ってる!。
この様に艦番号や艦名を薄く塗装する事をロービジビリティ(低視認塗装)と言い、近年、新造艦艇やドッグ入りをする艦艇においてこの塗装が行われているようです。
パトカーの天井にはヘリコプターから識別出来るように県名や番号が書かれているように自衛艦艇でも甲板上に艦番号が表示されていましたが近年その表示も無くなりました。偵察衛星による識別を避けるためで、また艦首、艦尾の艦番号や艦艇名のロービジ化は対潜水艦用の視認性の低下をねらったものと思われます。艦名や艦番号を消してしまうと通常の商船や保安庁などからの識別・通信での対応に不都合のための妥協点かな?。
4月下旬、出港の時がやって来ました!。
「くにさき」艦尾手前の点検整備中の掃海艇「なおしま」がUW旗を掲げています。
出港用意!のラッパの音が聞こえ離岸を始めマストが見えるように成るとメンバー全員のテンションも上がって来ました!!。
我々の前に来ると艦橋からの”左帽振れ!”の号令により艦首・艦橋・艦尾に整列されている隊員の皆さんからの帽振れを頂き感謝感激しながら我々も帽子を振りました!。
帽子を振りながら写真を撮っているので中々忙しいです。
発光信号も頂きました!。発光信号はモールス信号で相手にメッセージを送るのですが我々素人には点滅で対応してくれます。*私的には解読出来るのでメッセージを送ってくれないかな~と贅沢な事を何時も思っています。
「くにさき」の艦長を始め隊員の皆さん有難うございました!。
「くにさき」のご安航をお祈り致します。
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