海上保安庁PLH-31「しきしま」因島出港 令和3年6月
海上保安庁最大級の巡視船PLH-31「しきしま」がJMU因島工場に5月初旬入港し6月中旬、点検整備が終わり因島を出港し母港である鹿児島海上保安部へ帰港しました。
2隻のタグボートに曳かれ離岸。
「しきしま」の向こうに見えるのは緊急入港した「あざれあ」です。
対空レーダを備え威風堂々とした姿はカッコいい!。
見送りに来ている造船所職員の方達とのお別れの挨拶です。
次は私達の目の前に来ると同じように皆さんで手を振ってくれました。
「しきしま」の仕様は以下の通りです。
総トン数:6,500t、全長:150m、幅:16.5m、深さ:9m
兵装:35mm連装機銃x2基、20mm機銃x2基、
主な装備:ヘリコプター2機搭載、対空捜索レーダ1基。
船首・船尾部の35mm連装機銃、艦橋前部両舷の20mm機銃
レーダマスト頭頂部のレーダはヘリコプター搭載船には装備される対空レーダ
下部2基は航海用レーダ。その下、海上保安庁唯一の対空捜索レーダ。
PLH-31「しきしま」がこの様に重装備されているのは今から30年ほど前にニュースでも報じられていたフランスからのプルトニュウム輸送の警護にあたっていたからです。また当然、極秘任務でアフリカ大陸を迂回する無寄港による航海だったそうです。
初めて見たPLH-31「しきしま」は護衛艦と見間違うほどの重厚感のある船体はカッコ良かったです。
船長を始め乗組員の皆さん有難うございました!。
PLH-31「しきしま」のご安航をお祈り致します。
ドッグ入りし、塗装が行われ喫水線下の船底周りのスラスター、舵、プロペラ等の点検整備が終わった「しきしま」が出渠する時の写真を添付します。
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