岩子島「ゆるぎ岩」を訪ねて 令和4年6月
しまなみ海道サイクリングコースから少し寄り道をした所に尾道市指定の天然記念物「ゆるぎ岩」が有ります。
この「ゆるぎ岩」が有るのは、しまなみ海道の尾道から最初の上陸地、向島の隣にある岩子島西端の西岩岳(130.2m)です。しまなみ海道のルートから外れているので事前にリサーチしていないと見逃すポイントです。ただ大林宣彦監督の新・尾道三部作「ふたり」のロケ地として聖地巡礼している人達も訪れていると思われます。
上記、案内看板の隣に「ゆるぎ岩」の案内看板が並んで有ります。
このトンネルの右上を登って行くと「ゆるぎ岩」への登山道が有ります。
この舗装された道を上がっていくと直ぐ登山道が有ります。
ただ頂上直下の登山道は高所恐怖症の方や小さいお子さんなどには厳しい登山道に成ります。急斜面で足元の表土は砂礫で滑りやすく不安が有る方は行かない方が良いです。
右上の尾根筋を登るのですが、写真で見ると大した事無いように見えますがスリルが有ります。私はこの様な砂礫で滑りやすい斜面は、つま先でキックしないで足裏全体で地面を押さえる様にゆっくり登り・下り歩く様にしています。
頂上直下は斜面も急に成り補助ロープも有りますが、ロープのお世話に成ることも無く登頂!。
この様な誰が設置したかも分からないロープは経年劣化により万が一の事を考え、あくまで補助的な使い方をした方が良いと思います。
今日の核心部を乗り切った所で振り向くと眼下に美しい絶景が広がっていました。
遠くに布刈瀬戸を跨ぐ「因島大橋」を望み、眼下の砂浜には岩子島「厳島神社」の鳥居と海に浮かぶ灯篭が見えます。
最後の危険地帯はロープを補助支えに下って到着です。
三原方面向きに撮影(正面山の裏が三原市街)。(大体この方向)夕日をバックに撮影したら綺麗だろうな~。
年に数回、豪華客船の「飛鳥Ⅱ」と「にっぽん丸」が因島大橋から三原瀬戸を航行します。ここで、大きな弧を描きながら航行する豪華客船を撮影するのも良いかな?。
7月初旬がシャッターチャンス!!。
無事に下山しロケ地の「浜之浦隧道」を抜けると岩子島海水浴場が広がっています。
しまなみ海道からのルートを紹介します。
因島大橋方面から朱色の向島大橋を見たところです。
橋の先を真っ直ぐ行くと両側にビニールハウスを見ながら丁字路に成るまで進みます。(帰って来る時はこの左から上がって来ます)
突き当りの丁字路を左に少し行くとJAが有るのでそれを道なりに左に進みます。
上記の位置から丁度、軽四に隠れて見えませんが立派な常夜燈が有りました。
島内の海岸沿いの周回道路は車の対向は出来ますが内陸部の道路は写真の様に狭いので自転車でも注意が必要です。
しばらく走るとロケ地のトンネルが現れます。
「ゆるぎ岩」と言う事で岩の上に乗ると僅かでも揺れるのかと思ったらシッカリと固定された状態でした。「ゆるぎ岩」に乗って写真を撮るのが映えると思いますが岩の向こう側はかなりの高度が有る断崖絶壁なので殆どの人はビビると思います。
登山道といい「ゆるぎ岩」のスリル感はアベックで行くと男子のエスコートで男前が上がる事間違いなし!!。これから夏には海水浴をして帰る青春コースも良いかな?還暦を過ぎた自分には関係ないな~ ^-^)。
*今回はカメラの設定がソフトに成っていたので花やポートレートだったら最高だったのに風景画だと単にピンボケ気味に見えます。ごめんなさい。
帰りに見た因島大橋を通過する日本郵船の自動車運搬船「ANTARES LEADER」
2015年には水先人が乗船した船舶の中から特に優秀と認められた「ベストクオリティーシップ」にも選ばれました。
全長:192m、車両搭載:約6,400台積 流石に大きいです。
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