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2015年3月15日 (日)

白滝山 散策(瀬戸内 因島)

1白滝山の山頂から瀬戸内を見渡すと眼下には因島大橋や沢山の島々が広がり箱庭の様な景色から因島八景にも選ばれています。

因島八景は他に大浜埼灯台から布刈瀬戸、大浜海岸から八重小島を望む、因島水軍城、六松公園からの多島美、因島公園から見る眺望、水軍スカイラインから地蔵鼻への眺望、梶の鼻から因島大橋への眺望があります。

 

 

1_2白滝山は標高227mの岩山から成っており古くから修験道の修行の場でした。
現在、麓から山頂に掛けて五百羅漢(実際には700体ほど)が祀られていますが、その創建は今から約185年前、柏原伝六と、その弟子達によって作られました。五百羅漢の中には自分に似た仏様がいらっしゃるとも言われてます。

フラワーセンターからの旧ルートでは駐車場からは618m、25分の歩行になります。駐車場の直ぐ上に伝六さんのお墓が有り、そこから参道に成ります。少しすると立派な石造りの仁王像が出迎えてくれます。その先は二股に分かれており右側は八十五番札所八栗寺経由で山頂に向かいます。

しばらくすると”くぐり岩”と言う大きな岩がずり落ち?人が歩ける空間を作ってくれています。この直ぐ上に八十五番札所が有ります。

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山頂では観音堂が有り十一面観世音菩薩と白衣観音像が祀られています。また観音堂の裏には”恋し岩”と呼ばれる岩も祀られています。この岩のいわれは、重井の村に恋に落ちた若者二人が結婚を誓っていました。そこに相撲の巡業が訪れ素質を見込まれた若者は3年したら立派な相撲取りになって迎えに来るとの約束をして上方へ旅立ちました。

1_4約束の3年を過ぎても若者は帰ってこず娘は悲嘆にくれ海に身を投げて死んでしまいました。若者は一生懸命修行し”白滝”と言う立派な力士に成り村に帰って来ましたが、娘は身を投げて死んだ事を知り嘆き悲しむ枕元に白滝山の観音様がお立ちになり、そのお告げにより身投げした海で娘の化身の岩を見つけ、五十貫(約190kg)はあろうかというその岩を一人で山頂の観音堂まで運び一生を掛けて供養したそうです。(T0T)

悲しい逸話があったんですね~。

私には、この岩はどうしてもミロのビーナスに見えてしまうんです。

 山頂には鐘楼が有り訪れた際には必ず梵鐘を1つ、ついてます。 重井町内には心地良い鐘の音が響きわたります。

 

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釈迦三尊像

右、文殊菩薩(知恵を司る仏) 中央、お釈迦様(一切の願いを受け入れて下さる温容なお姿) 左、普賢菩薩(全菩薩の上首として仏の教化済度を助けます)人々を教え 導いて迷いから救うこと。

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