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2016年2月11日 (木)

「MOUNTPARK」 進水式 (内海造船 瀬戸田)

Dscf00851 平成28年2月10日(水)12:40分から内海造船 瀬戸田工場でMOUNTPARK(マウントパーク)の進水式が有りました。\(^ ^)/
当日はジンクス通り冬晴れの青空が広がる中での進水式と成りました。

当日は早く家を出過ぎたので1時間近くも前に工場の正門に並ぶ事に成りました。それでも10番目でした。式の20分ほど前に成ると式場へ案内されました。進水式の準備は万端のようです。

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瀬戸田工場は船台の直ぐ脇で大型クレーンの走行レール上での見学に成るため手が届きそうで、直ぐ近くで見上げる感じです。今日は真新しく塗装されたペンキの匂いがぷんぷんし、船体も太陽光に照らされ凄く綺麗です。今日もレジメと紅白の蒸しぱんゲット!(*^ー゚)v

Dscf00591お昼時と言う事もあって、近くの小学校や島内の見物人で賑わっていました。写真奥の船首で式典を撮影・見学する人達と、私が居るミドシップ(船体中央)付近で進水している写真を撮る人達に分かれています。この時ばかりは私を含め、にわかカメラマンが沢山います。(=^_^=)

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進水式の式典が始りました。船首方向では国歌斉唱と国旗掲揚から始まり船名の命名式そしていよいよ進水式です。 形式的な船首部とミドシップ↓に有る盤木の撤去です。

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そして次は、いよいよオーナーが斧を振り下ろしたタイミングで安全装置の解除です。

Dscf00761ロック解除のガチャン!と言う音と共に威勢の良い音楽で船は滑るように進水して行き会場に来ている見学者からは巨大船が目の前を進水する様子に感動し、うわぁ~!と、感嘆の声が工場内を響き渡ります。

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無事進水すると前後のタグボートで儀装岸壁に曳航します。手前の小型船は進水式時には付近を航行する船舶が近寄らないように警戒にあたっています。

Dscf00991 儀装岸壁では昨年の11月13日に進水した「第三東洋丸」マツダ専用の自動車運搬船が今月中旬の完工に向けて最後の追い込みをしているのかな?。MOUNTPARKとの2ーショットです!。

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今回の豆知識です。船には喫水線が船首と船尾そして船体中央部に書かれています。この船は満載喫水が10.00mなので黒の船体色の2目盛りが10mに成ります。そしてこの船では左上に4HⅠ3Hと書かれていますが3番・4番船倉の境が書かれています。

Dscf00671_2喫水10mの部分をアップすると、その右側の方に何やら記号やアルファベット等が書かれています。

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10mの横に同じレベルで書かれているLW(ロードウォーターライン通称LWL)は満載喫水線そしてその横のNKも同一ラインです。このNKは日本海事協会と言って平たく言えば、この船がNKによる検査を受け建造されたと言う事です。この他、日本政府の検査を受けたJGも有ります。その他色んな文字、記号が有りますが海域によって塩分濃度の違いから浮力が変わる場合、また航行区域により波浪海域を考慮する必要から決められた満載喫水線が上下します。 これ以上の詳しい事は分らないので知りたい方はネットで調べて下さいm(_ _)m

今回、進水したMOUNTPARKのスペックは以下の通りです。貰ったニュースレターの内容を女子でも分り易くアレンジして記載します。

1.全ての船倉(貨物倉庫)を二重船側構造とした最型の乾貨物船。

2.二重船側構造により従来船よりも船体強度と外部損傷に対する復原性を向上させたほか、貨物倉内のメンテナンスを容易にし、かつ外部損傷を受けても貨物倉内への海水の流入を防ぐ事が出来る。また燃料タンクも二重船側構造により保護されており事故や座礁などでの燃料流出のリスクが小さく成っている。

3.本船は幅広浅喫水の特徴から水深の浅い港湾への出入港を可能とすると共に河川、運河、湖などへの航行が可能。

4.積載可能貨物は木材、穀類、石炭、鉱石、鋼製品など。貨物倉はNo.2~4がボックスシェープ型(貨物倉内に突起物が無いので袋に入ったデリケートな貨物でもOK・通常の船は船体構造物の梁や支柱がむき出しに成っている)で5区画の船倉が有り、30tのデリッククレーン4基を備え、船倉の開口部はワイドハッチにより長尺物の積載などでも荷役効率を図っている。

5.バラストタンクの配置検討により、木材積載重量の向上を図っている。バラストタンク:タンクに海水を注入して船のバランスを保つ機能:荷崩れ防止のため荷物はバランス良く積むが、それでも重心が前後・左右の何れかに偏った場合にそれを補正するためにタンクに海水を注入し水平を取る。進水式の写真の様に空荷の場合はスクリューが海上に出て効率が非常に悪くなるので、その場合にもバラストタンクに海水を入れて航行する。

6.新型低燃費エンジン、大直径プロペラ及び省エネ付加物としてSSD(燃費3~8%向上)、Surf-Bulb(燃費3~5%)を装備し(舵本体とスクリュー直近に付加された構造物で今回、写真に撮れず、文章では説明出来ないので、またの機会にでも)荒天時の耐航性能向上を目的としたAx-Bow(アックスバウ:斧の船首)(燃費4~6%向上)の船首形状を採用して低燃費化を実現させた。(以前のバルバスバウ形式の船首はダンゴ鼻のようでしたが最近はアックスバウと呼ばれる斧の形をした船首を良く見かけます。)

全長:183.00m、 長さ:(垂線間)177.00m、 幅(型):30.60m、 深さ(型):14.50m、 満載喫水(型):10.00m、 総トン数:約23,900、 積貨重量(構造喫水にて):37,510t、 貨物倉容量(グレーン):約47,100m3、 乗組員:25名、 速力(航海速力):約14ノット(時速約26km)、 船籍:パナマ、 起工:平成27年10月21日、 進水式:平成28年2月10日、 完工:平成28年4月下旬

頂いた紅白の蒸しパンをワンコと一緒に頂きました!。\(@^0^@)/

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今回も進水式に参加出来て一時の感動に新鮮な気持ちが得られました!。内海造船さんありがとうございました。次回、因島工場(↓2月6日撮影)の進水式も行くけんね!

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コメント

進水式はいいねぇ~。
そして詳しい解説もいいねぇ~。
ワンコも元気そうでよかった。

まるたま君:造船所で頂くニュースレターには進水する船の特徴やスペックが書かれてるけど、こちらの造船所に派遣で勤務した経験が有る私でも職転して30年以上経ち、後に開発された機能や構造に付いて専門用語が使われているので?です。そんな時ネットは便利やね~!ただこのブログを見てくれている人に簡単明瞭な文章で理解してもらおうとすると結構考えます。(←自分ではブログを書く時は何時もサラリと、左から右に流す様に読んでもらえる様に書いている積りでも不評をかっている事も有るんかな?)
ワンコは未だ週1で病院に通ってますが散歩にも行ける様に随分良く成りました。(^0^)


風花ちゃん、13ちゃいのお誕生日おめでとうbirthday
ずーっと元気でおとーさんの傍にいてあげてねhappy01

ほんとだ!
昨年の2月18日、12回目のお誕生会の記事だわ!
asutaroさんすごい! さすが犬派👍

風花ちゃんおめでとう🎉
元気で、またバランス芸を見せてね🎵

⬆ ぽちこです。。
スマホからだと、名前記入してなくても、「投稿」に当たると、ビュン!と飛んでくから困るわ😓

asutaroさん、ぽちこサン: 1年前のブログ見て今日の誕生日のお祝いメッセージ書いてくれてありがとう!(人´∇`)
昔の写真、色々撮ってたハズなんだけどパソコンも壊れたり、持ち主の言う事聞かなく成って再設定したりしてPC内のデータ消えたけど、そこそこ有った写真で今日のブログ書いたので見て下さい!(=^_^=)

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