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2016年3月24日 (木)

「BERGE HALLASAN」 進水式 (内海造船 因島)

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平成28年3月24日(木)11時30分から内海造船 因島工場にてBERGE HALLASAN (ベルゲ ハンッラサン)の進水式が有りました。 \(^ ^)/ 式場への入場が式典30分前なので余裕を持って出動! (^3^)/  何時ものように、レジメとお祝いの紅白蒸しパンGET! (v^ー°)

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今回の船は塗装が一色です。積載可能の目印となる喫水ラインを境に上下2色で船体の塗装をするのが一般的なのですが今回の本船は1色なので喫水線が分り難いですね~。

何時も通りの手順で進水式が行なわれました。船主のシンガポールと日本の国旗掲揚で始まりオナーによる船名の命名により除幕式が行なわれました。

Dscf01701 次はいよいよ進水式のメイイベントです!。先ず形式的な盤木の取り外しに掛かります。

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何時見ても作業員の方のキビキビした行動が気持ち良いです!。 (^-^)

何時見ても進水式で見る真新しい船体は美しいな~。

そして次は メガバンク 今治支店の頭取により斧が振り下ろされ支綱切断によりバルバスバウに設置されているシャンパンが割れ安全装置のロックが解除され巨大船は滑るように海に進水しました!。 \(@^0^@)/

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リボンが掛けられているのがシャンパンです。

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今日、進水した BERGE HALLASAN の特徴は2月10日に瀬戸田工場で進水式を行なったMOUNTPARKと同じです。↓以下コピペします。

貰ったニュースレターの内容を女子でも分り易くアレンジして記載します。

1.全ての船倉(貨物倉庫)を二重船側構造とした最型の乾貨物船。*従来は船体の外板のみだったのを内側に鋼板で貨物倉庫を作る:独立した空間が出来る。

2.二重船側構造により従来船よりも船体強度と外部損傷に対する復原性を向上させたほか貨物倉内に突起物が無いのでメンテナンスを容易にし、かつ外部損傷を受けても貨物倉内への海水の流入を防ぐ事が出来る(従来は外板に穴が開くと貨物倉内が浸水していたが貨物倉を覆う鋼板がもう1枚有るので浸水のリスクが低減された)。また燃料タンクも二重船側構造により保護されており事故や座礁などでの燃料流出のリスクが小さく成っている。

3.本船は幅広浅喫水の特徴から水深の浅い港湾への出入港を可能とすると共に河川、運河、湖などへの航行が可能。(船舶に積荷を多く積むためには高さか幅を広げる方法が有るが、有利なのは幅を広げる方がメリットが大きい。ただスエズ・パナマ運河には航行できる船舶の制限が有るので航行区域を考慮する必要が有る)

4.積載可能貨物は木材、穀類、石炭、鉱石、鋼製品、硫黄など。貨物倉はNo.2~4がボックスシェープ型(貨物倉内に突起物が無いので袋に入ったデリケートな貨物でも破れる事が無い。通常の船は船体構造物の梁や支柱がむき出しに成っている)で5区画の船倉が有り、30tのデリッククレーン4基を備え、船倉の開口部はワイドハッチにより長尺物の積載などでも荷役効率を図っている。

5.バラストタンクの配置検討により、木材積載重量の向上を図っている。バラストタンク:タンクに海水を注入して船のバランスを保つ機能:荷崩れ防止のため荷物はバランス良く積むが、それでも重心が前後・左右の何れかに偏った場合にそれを補正するためにタンクに海水を注入し水平を取る。進水式の写真の様に空荷の場合はスクリューが海上に出て効率が非常に悪くなるので、その場合にもバラストタンクに海水を入れて航行する。(バラストタンクは船底に前後左右に幾つか区画割りされ配置されている。潜水艦もバラストタンクに海水を注入して潜水したり、海水を排出して浮上している)

6.新型低燃費エンジン、大直径プロペラ及び省エネ付加物としてSSD(燃費3~8%向上)、Surf-Bulb(燃費3~5%)を装備し(舵本体とスクリュー直近に付加された構造物で今回、写真に撮れず、文章では説明出来ないので、またの機会にでも)荒天時の耐航性能向上を目的としたAx-Bow(アックスバウ:斧の船首)(燃費4~6%向上)の船首形状を採用して低燃費化を実現させた。(以前のバルバスバウ形式の船首はダンゴ鼻のようでしたが最近はアックスバウと呼ばれる斧の形をした船首を良く見かけます。)

全長:183.00m、 長さ:(垂線間)177.00m、 幅(型):30.60m、 深さ(型):14.50m、 満載喫水(型):10.00m、 総トン数:約23,850、 積貨重量(構造喫水にて):37,600t、 貨物倉容量(グレーン):約47,100m3、 乗組員:25名、 速力(航海速力):約14.1ノット(時速約26km)、 船籍:パナマ、 起工:平成27年9月28日、 進水式:平成28年3月24日、 完工:平成28年5月下旬

船も自動化され、こんな大きな船が25人で運行されているのが凄い!。*船長、機関長、通信長、司厨長の4人を除いた(航海・機関)実質21人で運航されてるんじゃないかと!?。実際の勤務体系はどうなっているんかな~?。

今回もこのブログを書きながらワンコと一緒に紅白の蒸しパン美味しく、いただきました! 人´∀`)

*今回、工場内を移動してる時に目にした物をチョッと写真に撮って見ました。

Dscf01391比較対象する物が無いので分りずらいですが大きさは人間の背丈ほど有ります。これは船首のアンカーを巻き取ったりするウインドラスや船尾で係船する時にロープを巻き取ったりするキャプスタン装置の一部だと思います。
今回進水する船台の隣では自動車運搬船が建造されています。

Dscf01421右舷の前方に車の出入りするランプウェイが設置されます。

今回進水した貨物船と船首形状を比べると全然違いますね~。

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バウスラスターが見えますね。

Dscf01441横に置いてますが↓これ何だか分りますか?

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ファンネル:煙突です。大きい円の左上に有るハッチが人の出入り用なのでその大きさが分ると思います。大きいのがエンジン、右の2つが発電機、真ん中がボイラー用他と思います。

本船のデリッククレーンの設置状況です。2基のクレーンで吊ってます。

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今日も1隻の真新しい船体が海に浮かび沢山の人達で門出を祝いました!。進水式は厳粛な雰囲気で式場に居る人達の一体感と造船マンの集大成の一大イベントで何度見ても感動するシーンです。隣で建造されている自動車運搬船の進水式は初夏かな~!?。内海造船さん今回もありがとうございました!! 人´∀`) 次回の進水式も見学させていただきます! m(_ _)m 


今日は広島に誰でも知っている豪華客船クイーンエリザベス号が入港しましたが豪華客船に乗るのは夢のまた夢やな~。。。 (´Д`)

因みに因島大橋の海面からの高さは50mも有りますがクイーンエリザベスの高さは64mも有り喫水8mを差し引いても56mで布刈瀬戸を航行する事は出来ません!。大阪港から広島へは明石海峡大橋、北・南備讃瀬戸大橋および来島海峡第三大橋(今治に近い橋)の海面からのクリアー高さは65m!瀬戸内海を航行したんかな~?

コメント

私は残念ながら進水式を見ることが出来なかった。
船を下から見上げる写真を見ると大きさに圧倒されるね。

海に浮かんでいる船を陸揚げしたりドッグ入りした船は思いの外ずい分と大きく見えますね。今回進水した船は内海造船では標準的な大きさですね。
ところで”しまなみ海道”の多々羅大橋と来島海峡大橋の主塔見学の募集(抽選)が4月22日まで行なわれていますよ!。

去年もあんせいクンの情報で主塔見学の応募をしましたが抽選に外れました。けれど、今年も応募してみます。

厳しい当選倍率じゃけど主塔からの映像を まるたま動画にUPされる事を期待してます!。

おばちゃんも「女子のうち」じゃけど、
よくわからん。。
でも、進水式 見てみたいなあ。
造船の町で育ちながら、幼い頃に一度みただけのような気がするしね。
紅白饅頭は、最近ご縁がなくて、このままいくと次回は敬老会の気がするからねぇ。。

ぽちこさん:若干追記したけど文章だけじゃ中々伝わり難い部分も有ったりして(´Д`)写真が有れば分り易いんじゃけど進水式では船尾の方は立ち入れないんで、また安価なカメラなんで遠方からのUPも撮れなくて(>д<;)。進水式場では何時も明らかに自分より年上の おばちゃん達が立派な一眼レフで三脚でどっしり構えて写したり、アッチコッチ行ったり来たりバシバシ シャッター音を響かせながらフットワークも軽く動き回ってるのを見ると羨ましいのと、若いな~と関心します。ただ普段見る事が出来ない進水式を地元民の特典として見れる恩恵を感じています!。チャンスが有れば是非見学に行って普段感じることの無い感動を体験して下さい!!。(´∀`) あと紅白蒸しパンもGETして下さい (^-^)

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