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2021年1月

2021年1月16日 (土)

大王海運 進水式 内海造船 因島工場

Dsc_08512 令和3年1月14日(月)12時10分より内海造船因島工場で大王海運株式会社の新造船が進水しました。写真を見ても分かる通り船名が表示されていません。私も何度か進水式を見学しましたが、船名の命名が無い進水式は初めてです。これもコロナ第3波のせいで船主・来賓関係者自粛のせいでしょうか?。

それでも新しい船の誕生として一通りのセレモニーが行われました。

今回もコロナのせいで進水式は一般には解放されていませんので撮影は島内の周回道路から工場の塀越しに撮影しました。

Dsc_08351 従来通りの手順で、最初に国旗掲揚が行われ(船名の命名が行われず)

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盤木の撤去など進水作業が行われ最後に支綱が切断されシャンパンが割れました!。

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Dsc_08751 今日も新しい船が生まれました!。

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建造中の写真が少し有るので貼り付けます。

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この船の特徴としてバルバスバウ(球状船首にして造波抵抗を低減する構造)の上部に台形状の構造物により波浪中の波による抵抗増加の低減を図る”省エネ装置STEP”と言われる物が装備されています。自船のみで横移動が出来るように船首にはバウスラスター、船尾にはスターンスラスタが2基装備されています。

Dsc_06781 船首甲板上には錨を揚げたり係船ロープを巻き取るウインドラスが装備されています。

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進水式も迫り最後の追い込みです。TUGが押すことが出来るエリアのマークを描いています。

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ファンネルマークをアップで見ると大王海運(株)の船と言う事が分かりました。

Dsc_04431 平成27年6月2日には内海造船 瀬戸田工場で同じ大王海運(株)の「第3はる丸」が進水式を行っています。

と言う事で、本船の船名は「第〇はる丸」と成りそうです。

現在、第1・2・3はる丸、が運航されています。

2021年1月 7日 (木)

海上保安庁 巡視船「あきつしま」令和2年12月

Dsc_07021 年の瀬も迫る12月中旬、日本最大級の海上保安庁巡視船「PLH32 あきつしま」が入港しました。船尾のヘリコプター格納庫を見ると分かる通り2機のヘリコプターを搭載出来ます。

Dsc_07081 入港前日にHABUアンカーに錨泊し翌日に入港しました。

Dsc_04581左舷の錨を投錨

Dsc_04591 早朝、自走により入港、タグに曳かれ入渠

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「あきつしま」のスペックは以下の通りです。

平成25年11月竣工

全長:150m、幅:17m、総トン数:約6,500t

主要装備:40mm機関砲x2(船首・船尾)、20mm機関砲x2(船橋両サイド)、ヘリコプターx2、遠隔監視採証装置遠距離(夜間においても捜索監視が出来る能力を持ったカメラを搭載)

点検・整備を済ませ新年に向け仕事納めの翌日に出港しました。

Dsc_06861 造船所のUW旗に対して「あきつしま」がUW1の返礼旗を掲げています。

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Dsc_06901 Dsc_06961 我々もUW旗を掲げ帽子を振ってお見送りです。

Dsc_06971 そうすると「あきつしま」からも帽子を振ってくれました。

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Dsc_07171 面舵を取り本線航路から母港横浜へ向け航行していきました。

「あきつしま」のご安航をお祈り致します。

2021年1月 5日 (火)

海王丸Ⅱ世「海の貴婦人」令和2年12月

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Dsc_06621 12月初旬、帆船「海王丸」が因島の造船所に点検整備のために入港しました。

入港2日前に左舷のアンカーを下し因島三庄町沖に錨泊しました。

Dsc_04421 帆を広げて、無くても帆船としての優美な姿にほれぼれします。

私たちの様に帆船が珍しくて、タグも見学のため近くを航行?。

Dsc_04491 自走で2日後入港です。

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航海訓練をしている実習生が甲板上に並び入港の作業状況を見学しているようです。

Dsc_05091 入港早々、入渠作業です。

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Dsc_05241 帆船と言えども帆走するのは外洋に出て天候の条件が良い時で、通常はエンジンでの航行を行っているので煙突が何処に有るのかな?と煤煙の問題が有って船尾と思っていたら船体中央部に有りました。

Dsc_0524 普通に考えると煤煙で後部甲板に設備されているマストやロープ等が塵埃で真っ黒に成るのかと思ってしまいます。

Dsc_05271コンパスデッキに訓練実習生が整列して入渠作業を見学中。

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クリスマスイブの24日に出港です。

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左舷のアンカーを揚げながら二隻のタグに曳かれゆっくり離岸しました。Dsc_06571「海の貴婦人」と呼ばれるに相応しい優美な姿を我々の前に現わしてくれました。

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Dsc_06711紺青(こんじょう)と名付けられた船首像です。初代「海王丸」から移設したものです。

Dsc_04891 笛を構えていますが、この笛は嵐を鎮め乗組員に嵐を乗り越える勇気を与える力を持っているそうです。

海王丸Ⅱ世は平成元年9月に竣工しました。

全長:110.9m、幅:13.8m、総トン数:2,556t

主機関:2機2軸フェザリング式可変ピッチプロペラ

最大速力:約14kt、最大搭載人員199人(実習生128人)

*フェザリング式のプロペラはエンジンを停止し帆船で進む場合は非常に大きな抵抗と成るためプロペラを寝かせて水流と平行に出来る機能です。

海王丸は独立行政法人 海技教育機構が所有し商船大学や高等専門学校、船員教育機関の学生を対象に航海訓練を行っています。(太平洋の白鳥と言われている「にっぽん丸」もこちらの海技教育機構に所属しています。)

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Dsc_06871 沖合に向け出港しました。

豪華客船と違った美しい姿に魅了されました!。

海王丸のご安航をお祈りします。