RoRo船「第六はる丸」進水式 内海造船 因島工場 令和3年5月25日
令和3年5月25日(火曜)大安吉日の今日、RoRo船「第六はる丸」の進水式が行われました。
先日、竣功した「第五はる丸」の二番船となるそうで、その仕様と運航形態などは同一と思われます。船主、管理者および運航者は「第五はる丸」と同じとすれば大島海運(株)船主、東洋商船(株) 管理(春山海運 株式会社のグループ会社)、大王海運(株)運航と成ります。 今日も新型コロナのせいで非公開での進水式と成りました。
でも進水式の日は基本的に大安で、道路から造船所内が見渡せるので新造船が、くす玉や紅白の幕、満艦飾に飾られ明日が進水式というのは分かるのと、式時間は満潮に合わせてるので時間も予想出来ます。今日も予想通り満潮時間頃から始まりました。
写真を見ても分かる通り厳粛な雰囲気の中、来賓が入場し、主賓ご夫妻を内海造船の社長がエスコートし拍手で迎えられました。
左から内海造船(株)・東洋商船(株)・大王海運(株)・日章旗が掲揚されています。
*東洋商船(株)は春山(しゅんざん)海運グループ会社と言う事で同一の社旗を使っています。
上で走っている人が安全装置へ向かっています。(この人がシャンパンが割れたタイミングでロックを解除すると船が船台を滑り降りて行きます。)
いよいよ主賓ご婦人による支綱切断によりクライマックスの始まりです!。
重りの綱が切断されリボンが結ばれているシャンパンが割れます。
日章旗を始め、各社の社旗も進水式を祝うかのようにはためいています。
沖合で旋回し、左舷で艤装岸壁に接岸しました。
その頃、記念撮影が行われていました。
我々が撮影している所を見て関係者の方が手を振ってくれ、挨拶のお辞儀までして下さいました。(写真を撮るの忘れてました。)有難うございました。
今回、進水した「第六はる丸」はつい先日、15日に竣功した「第五はる丸」の2番船に成るようです。*このブログに「第五はる丸」の出港の風景を記載しています。
「第五はる丸」のスペックを記載します。
全長:177.9m、幅:27.4m、深さ:23.3m、
総トン数:12,500t、車両搭載能力:13mシャーシ(トレーラーの荷台)160台
乗用車:258台、速力:21kt、船級:NK(日本海事協会)
建造中の撮りためた写真が有るので貼り付けます。
横揺れ低減装置のスタビライザーです。↓(フィンは船体に収納状態)
プロペラと舵は未だ装備されてません。2基のスターンスラスタが設置されてます。
船首のバウスラスターとで横移動が行えるので離岸・接岸が自船のみで行えそうです。
船首の開口部から見えているのはバウスラスターの電動機かな?。
進水式10日前です。↓錨が未だ装備されていませんね。
船名の下に三角柱の様な構造物が取り付けられていますが、これはSTEPと言って波浪時における船体に当たる波をここで受け止め両サイドに撥ね除け荒天時における航行中の抵抗を低減出来る省エネ装置です。(特許取得済みだそうです)
今回も新しい船の誕生に立ち会え感動しました!。
「第六はる丸」進水式おめでとうございました。
そして今は、「第六はる丸」の船出をUW旗を掲げ、お見送りしたいので「第五はる丸」が進水式から丁度4か月で竣功したので「第六はる丸」の竣功は9月下旬の大安吉日かな?と予想してます。
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