掃海艇「みやじま」が因島の造船所に点検整備のためにやって来ました。写真は夕方ドッグ入りしている時に日章旗と自衛艦旗の降納を撮影しに行った時に太陽が山の向こうに沈む時に、まさしく旭日旗の光線の様に放射状に輝いていました。
令和元年12月26日、造船所へ入港する所です。


入港後、ドッグ入りした所です。
ドッグ入りで整備点検も終わり令和2年1月14日、出港です。
合図のラッパが吹かれ”出港用意!”の指示の元、離岸しました。

直ぐ目の前を航行して行きました。”帽フレ!”の号令で我々にも何時もように手を振ってくれました。

離岸作業をした作業員と操船していたドッグマスターが作業船へ離船


”みやじま”は母港、呉方面へ任務に向け航行して行きました。
”ゆげしま”が令和元年12月6日点検整備のため因島の造船所にやって来ました。因島大橋で、お出迎えしました。
両舷にSAM(遠隔操縦式掃海具)を曳航しながらの航行です。



SAMは主として掃海艇が航行できない浅い海域の掃海を行い掃海管制艇からの無線操縦により無人で運用され磁気掃海と音響掃海を同時に実施して機雷の除去を行います。一般的に良く知られている機雷は接触すると爆発する接触機雷です。SAMが行う掃海は感応機雷として鋼船等の磁気を感知して反応する磁気機雷とスクリュー音等を感知して反応する音響機雷の掃海を行うものです。SAMを操縦する掃海管制艇”ゆげしま”と掃海艇”みやじま”は磁気機雷に反応しないように木造船です。近年ではFRPの掃海艇が建造されています。以前、テレビで海上自衛艦の掃海艇について紹介されていましたが戦後、日本軍や連合国によって日本沿岸に敷設された莫大な量の機雷の除去を旧日本軍で掃海を行っていた人達を集め機雷の除去を行い、その時の技術がめんめんと今に受け継がれ現在では世界有数の掃海技術を持っているそうです。
12月11日にはドッグ入りして入念な点検整備です。

ドッグ入りして点検整備を終わり1週間ほどで出渠です。写真では入渠も出渠も同じ写真に成ってしまいます。入渠の写真と比べると船底塗料の赤茶色がはっきりと分かりますね。

係船岸壁へ曳航する時は何時もこのまま後ろ向きで曳航して行きます。
1月16日、”ゆげしま”とのお別れの時がやて来ました。
SAMが先ず沖合へ行き、そこで”ゆげしま”に係留されます。

”ゆげしま”の汽笛が聞こえ出港したんだと・・・今日は感傷的な出港です。用意万端で我々もお見送りをします。
今日は一際大きな自衛艦旗でお見送りです。
今回も我々の前で隊員の皆さんが帽フレをして頂き、発光信号によりメッセージまで頂きました!。何かこみ上げる感情が有ったな~。
沖合でSAMを連結しています。
SAMを曳航しながら航行しているのでチョット遅い航行なので因島大橋に急いで向かいお見送りをします。
友人は、”ゆげしま”を背景に愛用の、ゆげしまの帽子との2ショットを撮っています。
ここでも隊員の方達から自衛艦旗と手を振って発光信号を頂きました。
こちらからも自衛艦旗を振って別れの感傷にひたりました。
”ゆげしま”の艇長、隊員の皆さん有難うございました。ご安航をお祈り致します。
最近のコメント