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2020年6月11日 (木)

101掃海隊 因島大橋 通過 令和2年6月

Dsc_14771 101掃海隊は掃海管制艇MCL-731「ゆげしま」とMCL-732「ながしま」の2隻で編成され呉を母港としています。

先日、JMU因島工場にドッグ入りしていた「あぶくま」が出渠している所を撮影し終えバイクで帰っていると友人から、101掃海隊が安芸灘を東進しているとの電話を受け急遽二人で因島大橋へ向かいました。

Dsc_14141 先頭は何時もの様に「ながしま」です。

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Dsc_14201 自衛艦旗と帽子を振っていただきました!。

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「ながしま」のマストには桜星1つの隊指令旗(甲)が掲げられています。2等海佐の101掃海隊の隊指令が乗艦している事を表しています。Dsc_14222 デッキには艇長と隊指令も出て我々のお見送りに応えてくれました。感激です!。

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Dsc_14281 続いてMCL-731「ゆげしま」がやって来ました。

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Dsc_14321 因島大橋のたもとでは、帽子を振ってお見送りしています。

Dsc_14331 「ゆげしま」も艇長がデッキに出て帽子を振ってくれています。

また手旗信号で”ヲツカレサマ”を送っていただきました。

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Dsc_14441 「ゆげしま」が「ながしま」の航跡をトレースしながら本船航路へと向かいました。101掃海隊の隊員の皆さん有難うございました!最高の日でした!!。

2日後、このブログを投稿しようと準備していたら101掃海隊が今度は本船航路から転針し因島大橋へ向かっているので準備を整え待ち構えました。

今日は雨で霧が出ており撮影には残念な天気でした。濡れる事は覚悟してカメラだけは故障しないようにしました。

 MCL-732「ながしま」からは今回も自衛艦旗を振っていただきました。

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「ながしま」、「ゆげしま」はこの秋で退役とか言われているので寂しいです。

そんな思いも有り今日は手旗信号で”マタ アエルヒヲ タノシミニシテイマス サヨウナラ オゲンキデ ”と送りました。(双眼鏡でこちらを見てくれている事を願って)

続けて「ゆげしま」にも同じメッセージを送りました。

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Dsc_14782 手旗信号の返信もいただきました!。

Dsc_14791 霧で良く見えなかったですが多分”アリガトウゴザイマス”だったと思います。因みに上の写真2枚を重ねると”カ”になります。

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霧のため良い写真が撮れませんでしたが「ながしま」「ゆげしま」に会えた事が嬉しかったです!。101掃海隊の皆さんからは何時も神対応をして頂き感激です。有難うございました!!。ご安航をお祈りします。

2020年5月18日 (月)

第3掃海隊「みやじま」令和2年5月 因島出港

Dsc_12111 新緑も眩しい爽やかな早朝、何時もの様に自衛艦旗とUW旗を掲揚しお見送りです。出港ラッパと”出港用意!”の号令で離岸し、汽笛長音一発と”左帽フレ!”の号令を頂き高揚する気持ちを抑えられなく急遽、手旗信号でメッセージを送りました。そして受信しましたよ!の返信頂きました。

MSC(掃海艇)-690「みやじま」主要要目は海上自衛隊のH.Pからの記載です。

基準排水量:510t。

主要寸法:長さ:54m、幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:3.0m

主機械:ディーゼル2基2軸

馬力:1,800PS

速力:14Kt

主要兵装:20mm機関砲x1、掃海装置一式

乗員:約45人

Dscn01341 4月12日、強風雨の中、三原瀬戸から因島大橋に向かって「みやじま」がやって来ました。何時もの様に「みやじま」からは発光信号と手を振って頂きました。傘を差すのも厳しい状況だったので撮影のタイミングもピントもズレ、全然ダメでした。

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因島大橋を通過し、東方面に向け航行すると思っていると造船所の沖合で錨泊しました。

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翌、早朝、造船所の作業船に乗った作業員が「みやじま」に乗り込みます。

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Dscn01741 輸送艦「くにさき」の船尾に接岸します。

Dscn01781 船首が波立っていますがバウスラスターを運転してました。岸壁には人と比べても一際大きな防舷材(鯨フェンダー)が設置されているので、どんな大きな船でも接岸出来ます。

_dsc12591 作業船とタグに曳かれ離岸した「みやじま」が曳航され入渠(にゅうきょ:ドッグ入り)しました。

_dsc12621 アレ!?「あいしま」が既に入渠している訓練支援艦「てんりゅう」の沖合を曳かれて行きます。

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_dsc12761 「みやじま」が奥まで入れたと思ったら続いて「あいしま」も来ました。

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_dsc12831同じドッグに2隻の掃海艇が入渠しました。

ドッグでの点検・整備も終わり出港の日がやって来ました。

作業船に曳かれ離岸です。

*入出港時、自衛艦艇に乗っている白い作業服の方は造船所の職員なので帽子や手を振る事は有りませんのでお間違い無く。

Dsc_12041 訓練支援艦「てんりゅう」もUW旗を掲げお見送りです。

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Dsc_12071 造船所の方達へ”左帽フレ!”そして汽笛、長音一発!。

Dsc_12121 微速前進しながら、そして我々の前でも”左帽フレ!”を頂きました。

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Dsc_12301 試運転のため燧灘方面に向かいました。

その後、因島大橋に来る事を予想して待っていると段々とスピードを上げ、こちらに向かって来ました。

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Dsc_12361 ここでもブリッジから帽子を振って頂きました!。

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マストには、隊指令旗(甲)がはためいています!。

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この隊指令旗(甲)は、写真の様に桜星1つに三角の切れ込みが入った旗で、1等海佐である第3掃海隊指令が乗り組んでいる事を表しています。出港時、我々に帽子と手を振ってくれている双眼鏡のストラップが赤色の方です。第3掃海隊は掃海艇「みやじま」、「あいしま」と掃海母艦「ぶんご」の3隻で編成されています。

令和2年 近海練習航海の艦隊として「ぶんご」は弓削島沖の本船航路を航行しているのを撮影に行きましたが望遠レンズを持っていないのと半逆光だったのでチョッピリ残念な写真です。何時かちゃんとした写真撮りたいな。

_dsc1001 「ぶんご」の要目を第3掃海隊H.Pから

  • 全長:141m
  • 全幅:22m
  • 基準排水量:5700t
  • 喫水:5.4m
  • 速力:22kt(約40km/h)
  • 主要装備:76mm速射砲、機雷敷設装置、司令部機能、母艦機能
  • 乗員:129名

今回、「みやじま」に乗艦された隊指令に隊員の皆さんは緊張した任務だったのかな?。

母港呉方面の安芸灘に向け航行して行きました。

第3掃海隊指令・艇長、隊員の皆様、本日も有難うございました!

第3掃海隊「みやじま」のご安航をお祈り致します。

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2020年4月19日 (日)

海上自衛隊 輸送艦「くにさき」因島出港 令和2年4月

_dsc11921 海上自衛隊 輸送艦「くにさき」が2月に入港し点検整備を終え4月初旬に出港しました。お見送りのため自衛艦旗とUW旗(ご安航を祈る)を掲げました。

LST4003「くにさき」の主要要目は海上自衛隊のH.Pによると

基準排水量:8,900t、乗員:約135人

主要寸法:長さ:178m、幅:25.8m、深さ:17m、

喫水:6m

主機械:ディーゼル2機2軸、馬力:26,000PS、速力:22kt

特殊装置:高性能20mm機関砲x2、

主要兵装:エアークッション艇x2

_dsc11521 右舷の内火艇(11m型 作業艇)が降ろされ先遣隊?として先に造船所に向かいました。遠目に見ると一般的な空母に見えますね。自衛艦は艦艇記号LSTと艦番号4003で用途・識別をしています。LSTはLANDING SHIP TANK の略で戦車揚陸艦の意味で「くにさき」は10両ほどの戦車を積載出来ます。桟橋も何も無い孤島などでは艦尾に積まれているエアークッション艇(LCAC:エルキャックとも言われてます)により運ばれます。よく戦争映画で見るように小型の揚陸艇が直接砂浜に乗り上げ戦車や人員を降ろす方法では無いんです。エアークッション艇だと防水機能が無い車両でも運べて、砂浜を避けて直接平地などへの運搬など出来、運用の幅が広がりますね。船尾ハッチが下方向に開きエアークッション艇が出入りします。

_dsc1173 また「くにさき」は輸送艦の用途からも災害派遣などの任務にも貢献しています。

_dsc11541 「くにさき」が自走でこちらにユックリとやって来ました。

_dsc11601 入港に際し我々に手を振ってくれました。

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_dsc11741 自衛艦旗とUW2旗(歓迎)を掲げました。

_dsc11771 延命工事で入港中の巡視船「せっつ」の向こうへ接岸するようです。

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「くにさき」は全通甲板(甲板が船首から船尾まで同一に平たい)に成っており船首部は車両甲板、船尾部はヘリコプター甲板と成っています。

_dsc13001 車両の搭載は両舷に有るランプウェイから行われます。また上甲板へはエレベータで移動します。

下の写真での中央船腹には内火艇が収容されるスペースです。

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_dsc116011 右側の縦長の部分が車両甲板の開口部です。中央部から両サイドに横開きでランプウェイが有ります。入った直ぐにターンテーブルが有るので大型車は直進で進入OKです。

「くにさき」は護衛艦で無いため対戦用の兵装は持たず正しく専守防衛に徹しています。もし対艦ミサイルが飛んで来た時には囮としてアルミ箔(チャフ)を空中にばら撒き相手ミサイルのレーダを誘導するデコイ発射機が装備されています。また同時に対艦ミサイルを迎撃する最後の手段として高性能20mm機関砲(CIWS)が艦橋の船首部と船尾部に配備されています。

手前に一際大きな防舷材が有ります(鯨フェンダーと言われています)。人と比べてその大きさが分かると思います。大型船用に防舷材が整備されていない岸壁などに接岸する場合、これは後方に有るクレーンで入港時に舷側に設置されます。

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_dsc120611 コンピューターの自動制御により上部の円筒内部のレーダでミサイルを捕捉し、複数の場合は優先順位により射撃を行います。赤いのは火災の場合の放水ノズルです。

_dsc1184 艦橋船尾部の左舷に有るヘリ管制所。また上部に有るクレーンの指揮も行います。クレーンは折り畳んだ状態です。

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_dsc1161ant レーダマストの頭頂部に配置されているのがTACAN(タカン)のアンテナでテレビと同じUHF帯の電波を発射して航空機に対して自船の方位・距離を伝える設備です。航空機を搭載する艦には装備されています。(もともとは空母から飛び立った飛行機が帰ってくる時に船を目標とする為に開発されたもの)一際大きなレーダが有りますが、これは対空用(飛行場でも見ますね)で、直ぐ上に有る一般的な長方形のレーダは対水上用(対艦ミサイルなど)その上の後方小さいのが(他のレーダANTが大き過ぎるので小さく見える)航海用レーダです。

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4月穏やかな春の日に出港の時がやって来ました。

_dsc11861 ラッパの音と共に”出港用意!”の号令が聞こえタグに曳かれ離岸します。

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_dsc11981 艦上には隊員の方達が整列し汽笛長音一発、造船所の見送りの方達へ”帽フレ!”の号令。

_dsc12001 この後、微速前進で我々の前でも”帽フレ!”を頂きました!。手旗信号を送ると受信しましたよ!の返信頂きました。

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_dsc12081 操舵室内では忙しい中、有難うございました。

_dsc12091 入港時に離船していた内火艇が、おーい!置いて行かんといて!とばかりにやって来ました。

_dsc12201 この後、上架しこのような形で収容されました。

_dsc12141 試運転で燧灘へ向かいました。

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_dsc12331 午後、自転車で水軍スカイラインを走っていると「くにさき」がこちらに向かって来ているのが見え、ラッキー!コンパクトカメラで。

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Dscn01971 試運転で乗船していた造船所の人を迎えに来たようです。

Dscn02021 向きを180度変え”さようなら!お元気で!”

「くにさき」の艦長、隊員の皆様ありがとうございました!。ご安航をお祈り致します。

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2020年3月17日 (火)

遠方からの自衛艦の撮影

_dsc1009 令和2年 近海練習航海の艦隊が来島海峡から備讃瀬戸への本船航路を航行しているのを撮影に行きました。この艦隊に乗船し訓練に励むのは一般幹部候補生課程修了者の皆さんです。今回この訓練に参加している艦艇は訓練期間によって変更が有りますが今日は以下の3艦艇です。それぞれの仕様は海上自衛隊のH.Pからの内容です。

_dsc10031 掃海母艦「ぶんご」の船名は四国と九州の間に有る豊後水道からの名です。「ぶんご」は呉基地を母港とする掃海艇”あいしま”・”みやじま”との3隻で第3掃海隊を編成しています。仕様は以下の通りです。

基準排水量:5,700t

主要寸法:長さ:141m、幅:22.0m、深さ:14.0m、喫水:5.4m

主機械:ディーゼル2基2軸

馬力:19,500ps

速力:22kt

主要兵装:機雷敷設装置一式

乗員:約160人_dsc10082 ヘリコプター搭載護衛艦「いせ」は当初、呉基地に所属していましたが「かが」の就役により佐世保に転籍しました。

基準排水量:13,950t

主要寸法:長さ:197m、幅:33m、深さ:22m、喫水:7m

主機械:ガスタービン4基2軸

馬力:100,000ps

速力:30kt

主要兵装:高性能20mm機関砲x2、VLS装置一式、魚雷発射管x2、哨戒ヘリコプター、

乗員:約380人

_dsc10112 「あさひ」は最新の護衛艦で沢山の兵装を搭載しています。

基準排水量:5,100t

主要寸法:長さ:150.5m、幅:18.3m、深さ:10.9m

主機械:ガスタービン2基、推進電動機2基(2軸)

馬力:62,500ps

速力:30kt

主要兵装:高性能20mm機関砲x2、VLS装置一式、62口径5インチ砲x1、水上発射管x2、多機能レーダ、航海レーダ、水上艦用ソナーシステム、えい航式パッシブソナー、魚雷防御装置、EW装置、情報処理装置

この日の撮影は弓削島の南端に行き5~6kmの遠距離撮影のため通常のズームレンズ55~200mmに2倍のテレプラスと言うレンズの焦点距離を延ばせる物をカメラとズームレンズの間に装着し400mmでの撮影です。海面が輝いている通り太陽光が若干逆光気味なので影絵的な写真に成っています。

帰りには造船所に停泊している自衛艦艇を撮りました。

左から掃海艇「つのしま」訓練支援艦「てんりゅう」輸送艦「くにさき」

_dsc1016 輸送艦「くにさき」の大きな特徴として船尾門扉を設けその中に輸送用エアークッション艇(ホバークラフトと言った方が分かり易いかな?)を2隻を収容しています。

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_dsc1173_2 訓練支援艦「てんりゅう」は航空標的機を発射し護衛艦のミサイル射撃や砲撃の訓練支援を行います。

_dsc10261_2 写真は令和元年10月19日、呉海自カレーフェスタで海上自衛隊呉基地で撮影した兵装です。航空標的機です。

Dscf05841_2 護衛艦の兵装です。

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練習艦「やまゆき」の艦首に有る62口径76mm速射砲

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Dscf05131 艦尾に装備されたミサイル

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Dscf05221 掃海艇「つのしま」

_dsc102711 機雷を射撃するために20mm機関砲を備えています。

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2020年3月11日 (水)

海上自衛隊 多用途支援艦「げんかい」

_dsc10581 海上自衛隊 多用途支援艦「げんかい」が2月、因島大橋を通過したので写真を撮りに行きました。

海上自衛隊H.Pから「げんかい」の仕様を記載します。

基準排水量:980t

主要寸法:長さ:65m、幅:12m、深さ:5.8m、喫水:3.5m

主機械:ディーゼル2機2軸

馬力:5,000ps

速力:15kt

主要兵装:曳航装置

乗員:約45名

1月には安芸灘を三原瀬戸方面に航行していたのでチョット遠征し海岸で待ち受けしました。

Dscf08171 その1か月後、サイクリングしていると運良く係船して居る所が見れました。

Dscn00081 「げんかい」の向こうに係留されているのは、東シナ海の最前線任務に就いている海上保安庁 巡視船PL-61「はてるま」石垣海上保安部 所属です。

因島大橋に向かって「げんかい」がやって来ました。

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_dsc10471 今回も何時もの様にUW旗(ご安航を祈る)と自衛艦旗を掲揚して待っていると、それに気が付いた乗組員の方が回答旗を掲揚してくれました。

_dsc10481 我々の目の前では発光信号による合図と汽笛を鳴らしてくれました。

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もう最高の気分です!。

_dsc105111 手旗信号で「サヨウナラ オゲンキデ」と送ると「げんかい」からは「アリガトウ ゴザイマス」の返信を頂きました。

_dsc10521_2 ブリッジの後方の赤白の旗です。

_dsc10551 返信、感激です!。こちらこそ、有難うございます!!。

_dsc10571 ドッシリとした感じの後ろ姿がカッコいいな~!。

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_dsc10651 今日も感動を頂き楽しい日でした。ご安航をお祈り致します。

「げんかい」の艦長、乗組員の皆さん有難うございました!。

*多用途支援艦はその名の通り多くの役割を行える仕様に成っています。特徴は甲板に大型のクレーンを備えトラックなどの車両や物資の積み下ろしを行えるように成っています。後部甲板の形状からも分かる通りタグボートの役割も行え、また訓練の支援として護衛艦の水上射撃訓練の標的であるボートの遠隔操縦なども行っています。

2020年3月 8日 (日)

第101掃海隊「ながしま」因島出港 令和2年3月7日

_dsc098777 海上自衛隊 呉基地所属の第101掃海隊 掃海管制艇「ながしま」が因島での点検整備を終え令和2年3月7日、早朝出港しました。

海上自衛隊のH.Pからのスペックを記載します。

*同型艇の「ゆげしま」も同一です。

基準排水量:490t

主要寸法:長さ:58m、幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:2.9m

主機械:ディーゼル2機2軸

馬力:1,800ps

速力:14kt

主要兵装:遠隔操縦式掃海具操縦装置一式

乗員:約35人

2月18日に「ながしま」が入港してからの写真です。

何時もの堤防で待っていると景色と同化し見えにくいけど来ました。

_dsc100118 この時ばかりはオッサンでも何かウキウキした気分に成るんです。

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_dsc100818 沖合で停船し造船所の作業船が接舷し入港準備に取り掛かります。

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_dsc101618 ブリッジの隊員の方が手を振ってくれました。同様に船尾の方も。

_dsc101918 入港時は忙しくて我々に構っていられないのに”感謝です!”。

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_dsc102918 この後、こちらから見えない「せっつ」の向こうに着岸しました。

翌日には早速、ドッグ入りしました。

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_dsc104419 ゲートを閉めています。

令和2年3月7日、早朝出港の時がやって来ました。

空を見ると日の出後・日の入り前にしか見られない環天頂アーク(逆さ虹とも)が出ていました!。非常に珍しい虹です。今日の「ながしま」とのお別れに相応しい虹でした。自衛艦旗の上の方に薄っすらと湾曲した虹が見えます。

Dscn00427 ラッパが鳴り出港です。輸送艦「くにさき」もUW旗を掲げています。

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_dsc09737 JMU因島工場の見送りの方達へ”左帽フレ!”。

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_dsc09767 次は我々の前に来て同様に”左帽フレ!”をして頂きました。そして汽笛、長音1発!。最高の瞬間!!

このタイミングで手旗信号で ”ナガシマノコト ワスレマセン サヨウナラ オゲンキデ”と心を込めて発信しました。「ながしま」からは”ヲミオクリ アリガトウゴザイマス”の返信を頂きました。*写真を撮るより自分の目に焼き付けたかったのでこの間の写真は有りません。

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_dsc09877 「ながしま」から自衛艦旗を大きく振ってくれたので、こちらも応えるように自衛艦旗を大きく振って、お見送りをしました。

_dsc09897 私が船の追っかけをするように成ったのは友人の影響が大きかったかな?それまでは専ら進水式を撮っていましたが昨年の5月から自衛艦艇の撮影を行う様に成って隊員の皆さんの神対応にとても感動する場面が何度も有りました。

そう言った中で何か出来る事は無いかと思い、UW旗を掲揚したり自衛艦旗を振ったりしているのをyouTubeで見て、人の物まねでUW旗を作り次には人がやっていない事をと思い手旗信号を覚え、短いながらもメッセージを送り隊員の方からの返信が来た時は嬉しくて嬉しくて感激してます!。

手旗信号を視認することが難しい距離では発光信号によりメッセージを伝えますが、発光信号の解読は一般の人には無理なので自衛艦艇から見送りの人達に対しては単に点滅での合図であったりしますが、因島大橋で「ながしま」をお見送りしている時には何度かチョット遅めに発光信号でのメッセージを送って頂きモールス信号を知っている自分は、この時ばかりはメチャ嬉しかったです。この様に短い期間でしたが「ながしま」には強い思い入れが有る艦艇に成っていました。

因島で出港する姿も最後とかの噂もあったりして今回のお見送りは一段と感極まるものがありました。

「ながしま」の艇長をはじめ隊員の皆様有難うございました!。

 「ながしま」のご安航をお祈り致します。

2020年3月 7日 (土)

海上自衛隊 補給艦 「とわだ」因島出港 令和2年3月6日

_dsc1021 海上自衛隊 補給艦 「とわだ」が令和元年12月に入港し令和2年3月6日に点検・整備を終え出港しました。

海上自衛隊のH.P記載のスペックからです。

基準排水量:8,100t

主要寸法:長さ:167m、幅:22m、深さ:15.9m、喫水:8.1m

主機械:ディーゼル2機2軸

馬力:26,000PS

速力:22kt(40.7km/h)

乗員:140人

入港時の写真から時系列で貼っていきます。

本船航路から外れ、ついに待ちに待った「とわだ」がやって来たぞー!一段と大きな船影が見えて来た。でも何かヘン!?海面から甲板まで高さが少し高く成っているぞ!!これは自然現象による蜃気楼の一種で浮島現象と言われ冬の冷やされた空気より海水温の方が高いため海面近くの空気が温められ光が屈折して起こるようだ。

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沖合で停泊しタグボートに曳航されるのを待っている間に「とわだ」に搭載されている内火艇がやって来ました。「とわだ」と同時に点検整備をするために降ろされたんでしょうね。内火艇は、沖合で錨泊している時の人員や物資の輸送や艦艇間の連絡船などの役目を担います。大型の艦艇では両舷に収容されています。

Dscf07679 タグに曳かれやって来ました。

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Dscf07849 手作りの自衛艦旗を掲げお出迎え。

Dscf07889 すぐ前の岸壁に係留されるようだ。

Dscf07919 「とわだ」の前には、あの有名な「あきつしま」が係留されてます。”あきつしま”とは日本の古来の国名です。「とわだ」は誰もが予想する十和田湖に由来してます。

Dscf07959 滞りなく接岸しました。

翌日には訓練支援艦「くろべ」と係船場所の入れ替えをしました。何故?大人の都合と言うやつでしょうか?。でも我々にとってはシャッターチャンスを提供して貰えました。「くろべ」との2ショット。

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_dsc038310 「とわだ」、「くろべ」、「あきつしま」の揃い踏み。

「くろべ」が着岸しました。

_dsc038910 「とわだ」も入れ替わりました。後日の写真です。

_dsc00264 令和2年に成ってドッグ入り(入渠)です。

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Dscf083014 出港4日ほど前にすわっ!出港!?と接岸の向きを右舷から左舷に変更しただけでした。見違えるように奇麗に成っていました。

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_dsc10212 このままバックで元の位置に接岸しました。

そして令和2年3月6日、早朝出港の時がやって来ました。

私達の位置からは見えませんでしたがラッパが鳴り響き”出港用意!”の号令のもとタグに曳かれ離岸していくのが見えて来ました。そしてJMU因島工場の見送りの人達に向け汽笛、長音1発と”左帽フレ!”の号令が聞こえてきました。

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_dsc09726 輸送艦「くにさき」の船尾と掃海管制艇「ながしま」の横を通り過ぎます。その時、両艦ではUW旗(ご安航を祈る)を掲げ、自衛艦旗の掲揚の時間と重なり隊員の方達も整列しお見送りです。

_dsc098466_2 「くにさき」、「ながしま」に向け”左帽フレ!”

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そして次は私たちの前でも”左帽フレ!”を頂きました!!感動です。

こんなにも沢山の人達からの”帽フレ!”初めてだな~!

そして何時もの様に手旗信号で”ニンム ガンバッテクダサイ サヨウナラ”と送りました。随分遠くだったのでどうだったのかな?と思いながらカメラで確認すると返信が有りましたがレンズが200mmで倍率が小さく逆光で判別出来なかったのが残念でした。

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写真に起こすとこんなに大きく見えるんですがファインダーを通して見ると思いの外、小さくて残念でした。

しかし感動です!。意思疎通ができる事が嬉しくて嬉しくて。有難うございました!。

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ドッグマスターと造船所の作業員の方が船尾のタグに離船します。

そして汽笛、長音1発が聞こえ”左帽フレ!”が聞こえたので自衛艦旗を振ってお見送りしました。

_dsc09996 その後、面舵に針路を取り本船航路へと

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補給艦は弾薬、燃料および食料、水などを補給することを任務としています。

艦長そして乗組員の皆さん有難うございました!「とわだ」のご安航をお祈り致します。

P.S:↓以下独り言です。

テレビのニュースで見るのは同盟国との訓練で併走しながらホースを接続し燃料の補給を行っている所を見ますが、あの時の両艦艇では高い操船技術を必要としています。私も小型船舶の勉強でチョットだけ知ってますが2隻の船舶が接近または併走している時には吸引作用が働き接触する恐れが生じます。(両艦艇の大小の差や条件によって反発作用を生じる場合も有ります)また外洋の場合は波が高くピッチング(縦揺れ)やローリング(横揺れ)なども有り練度の高い操船技術を必要とします。

着かず離れずの距離を保ちながら上手にやっている、と言う事ですね!。(恋愛中・夫婦の男女の関係と一緒とか?・・・。)

2020年2月14日 (金)

海上自衛隊 練習船 YTE13 因島出港

_dsc0984 令和2年2月13日早朝、海上自衛隊 練習船 YTE13 が点検・整備を終え因島の造船所から母港、呉に向かい出港しました。先週、同様にこの造船所から出港したYTE14と同じ呉の江田島に有る海上自衛隊第1術科学校に所属し新入隊員や幹部候補生などの新人教育で操船・航海に関する技術取得のための練習船です。

前日からの雨は止み朝霧の中、出港に備え隊員の方達が忙しく出港準備に追われていました。(逆光なので分かり難いですが右下がYTE13です)堤防の灯台にはメンバーの一人が既に待機してました。

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出港準備!の号令により艦尾の隊員が日章旗を掲揚しました。

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出港時間に成りました。船尾・船首のもやい綱をほどき、作業船で港内から曳きます。

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今日も何時もの様にUW旗と自衛艦旗を掲揚しお見送りします。

隣に係船されている海上保安庁 巡視艇「なち」の乗組員の方もデッキに整列しYTE13の出港をお見送りしていました。男前の礼儀に感激です!。

_dsc09662 そして造船所の方達や保安庁の方達に”左帽フレ!”の号令です。

_dsc09671 次は私たちの前に成った所で同様に”左帽フレ!”を頂きました!。

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_dsc09751 こちらも皆で帽子を振ってお別れです。

このタイミングで手旗信号で「ニンム ガンバッテクダサイ サヨウナラ オゲンキデ」と送りました。船長をはじめ隊員の方々の視線を一身に浴びて今日は緊張感から間違ってしまいました。未だ練習が足りなかったようです。

その後、YTE13からの返信が!

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 YTE13からの返信は「ヲゲンキデ マタライネン」でした。

その後、作業船により沖合で転回し簡単な動作試験をしました。

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そしてお別れの時がやって来ました。

汽笛、長音一発により操舵室からデッキに出て、また後部甲板にいる隊員の人達も大きく帽子を振ってくれました。私は、これに応えるように自衛艦旗を大きく振りました。

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その後、進路を因島大橋方面にとりました。

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_dsc09961 今日も沢山の感動を頂きました!。

船長をはじめ隊員の皆様ありがとうございました!。

YTE13の、ご安航をお祈り致します。

2020年2月13日 (木)

第101掃海隊(ながしま・ゆげしま)因島大橋通過

_dsc10441 令和2年2月12日、第101掃海隊の掃海管制艇ながしまゆげしまが2月1日~10日に伊勢湾で行われた機雷敷設訓練と掃海訓練、潜水訓練の任務を終え母港の呉への帰港ルートとして因島大橋を通過する事が分かり友人と、お見送りに行きました。1月26日には往路として同じルートで訓練に向かう所を、お見送りしましたが今回もヤッパリわくわく感がたまんなく心地良いです。 二艇でも遠くからこちらに向かって来る隊列は中々カッコ良く、我々のUW旗に気が付いて回答旗を掲揚してくれ段々とテンションが上がっていくのが分かります。

今回も先頭をながしまが航行しています。船名のながしま、の由来は鹿児島県の西北端に位置し東シナ海と八代海に面した長島からとった名です。また掃海艇の船名は「島のつく名」と定められているそうです。ゆげしまは因島の隣にある弓削島からの名です。

今回も、ながしまからは発光信号を頂き、その後私から「ニンム オツカレサマデシタ」と手旗信号を送ると返信の手旗信号を頂きました!。

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_dsc10551 発光信号を受信するのに一生懸命に成ってたので発光信号の写真撮り忘れました。残念!  

因みに発光信号はモールス信号と同じ和文のトン(短点)・ツー(長音)で送られて来ます。40年以上前に通信士を目指しモールス信号の勉強をしていたけどマサか今頃に成って役に立つ事が有ろうとは。しかし、ブランクが長過ぎて目で光の長短を見てモールス信号に変換し同時に文字に置き換えるのは劣化した私の頭では大変です。

発光信号の内容は「イツモ アリガトウ ゴザイマス」でした。

続いて、ゆげしまがやって来ました。

_dsc10561_2 ゆげしまへも手旗信号を送ると返信の手旗信号と自衛艦旗を大きく振って頂き感激です! 

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_dsc10741 ゆげしまからの手旗信号の内容は「ヲウエン アリガトウ ゴザイマス」でした。

何時も思うのは手旗信号をして下さる自衛隊員方々の手旗はシッカリとした動作や、流れるような動作で有ったりするけど、何れも相手に分かり易い手旗で流石に実践で使われている人達のは違うな~と感心しきりです。非常に参考に成ります。独学で60過ぎた爺さん?おっさん?が一人、部屋で手旗の練習してるのを想像して見て下さい。笑けて、きますよねー。

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_dsc10861 第101掃海隊は因島大橋、大浜埼灯台を通過し母港、呉に向かいました。

ながしまゆげしまの艇長、隊員のみなさん今日も感動を有難うございました!。

ご安航をお祈り致します。

隊列を組んで航行するながしまゆげしまのカッコイイ所や発光信号や手旗信号の動画を友人がUPしているのでこちらをご覧ください。当日、お見送りをした私達には凄く嬉しいサプライズな動画に成っています。

 

2020年2月 8日 (土)

海上自衛隊 練習船 YTE14 因島出港

_dsc00291 YTE1314は呉の江田島に有る海上自衛隊第1術科学校に所属し幹部候補生などの新人教育で操船・航海に関する技術取得のための練習船です。また兵装などの装備は無く、練習船のため一般の艦艇と違い船尾には自衛艦旗の掲揚は有りません。そのため一般的な大型艦艇のようなカッコよさや目立つ存在では有りませんが、少人数で色んな業務(担当)に取り組み任務遂行に向けた姿勢が好きなんだな~。

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令和2年2月6日、早朝「YTE14」の出港を、お見送りすることが出来ました。

何時もの様に自衛艦旗(旭日旗)とUW旗(ご安航を祈る)を掲げました。

港湾から出て行く時には作業船に曳航され我々の目の前を通過する時には”左帽フレ!”の感動を頂きました。

この流れから手旗信号で「サヨウナラ オゲンキデ」と送ると操舵室から手旗を取り出し、受信しましたよ!の手旗信号に続き「ヲミヲクリ アリガトウ ゴザイマシタ」の返信を頂きました。

出港準備!の号令の元、船首・船尾のもやい綱をほどいています。

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いよいよ出港です。

_dsc09581 我々の目の前で”帽フレ!”

_dsc09591 手旗信号による返信です。

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_dsc09631 堤防を越え沖合に。この後転回しいよいよ出港です。

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_dsc09651 汽笛、長音一発によりお別れです。汽笛、最高です!我々も自衛艦旗を振ってお見送りです。

YTE14からも船尾や操舵室からも出て大きく手を振って頂きました。

_dsc09661 この後、取り舵により因島大橋方面に向かいました。

_dsc09691 船長、隊員のみなさん、有難うございました!

YTE14の ご安航をお祈り致します。