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2017年8月

2017年8月28日 (月)

因島水軍まつり(海まつり)平成29年8月27日(日)

Dsc_0413 いんのしま水軍まつりの3部構成の第3弾として小早レースをメインとした水軍祭り最後のイベント”海まつり”が8月27日(日)因島アメニティー公園・しまなみビーチで行なわれました。

小早(こはや)とは戦国時代の軍用船で最も小型の船を指し”小早”はその機動力により偵察や伝令船として使用されていました。因島では村上水軍でも使われていた小早を復元し、水軍まつりで小早レースが行なわれています。

小早レースは14人の櫂の漕ぎ手、太鼓の打ち手と船頭による16人で小学生、中学生、レディース、一般の部で9時から予選が行なわれお昼から準決勝が行なわれました。

小早レース会場では参加チームのテントがしまなみビーチの端までビッシリ建てられています。今回は小学校:4チーム、中学校:9チーム、レディース:7チーム、一般の部:43チーム、と過去最高の63チームが参加しました。

15時30分から決勝戦が行われました。

小学生の部から熱戦が始まりました。

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Dsc_0355 続いて中学生の部です。

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Dsc_0367 レディースの部です。

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Dsc_0385 最後に一般の部です。

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優勝者に贈られる櫂と天・地・人の木玉です。

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Dscf4363 参加者全員が整列し表彰式です。

小学生の部の優勝は”因南魂~victoryDsc_0421 中学生の部の優勝は”因南中学校 天ホワイト

Dsc_0424 レディースの部の優勝は”紫電

Dsc_0428 吉充公と勝利の勝鬨を上げます。

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一般の部の優勝は”田熊火消屋

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吉充公が水軍祭りへの想いと世界平和に向けたメッセージを読み上げました。

Dsc_0438 閉会式では御屋形様と因島水軍まつり実行委員長が今年の因島水軍祭り成功の祝いと、また来年の水軍まつりの開催に向け、会場の人達と”勝鬨”をあげました。エイエイお=!\(^○^)

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今回の”水軍まつり”に携わったスタッフの方々に心から感謝いたします!。ありがとうございました。3日間思い切り楽しませて頂きました!。\(^○^)人(^○^)/

*表彰式やイベントの合間にBGMとして雰囲気を盛り上げて下さった水軍陣太鼓の皆さんの演奏に☆三つです=!

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2017年8月27日 (日)

因島水軍まつり (火まつり)平成29年8月26日(土)

Dsc_02311 いんのしま水軍まつりの第2部として”火まつり”が8月26日(土)因島アメニティー公園・しまなみビーチで行なわれました。

私が会場に行ったのは20時前の大松明の入場からなのでホンの一部分の紹介です。

水軍まつりは因島最大のお祭りと言う事で会場一杯の見学者と松明を手にした勇壮な水軍武者行列に圧倒される雰囲気に高揚感がハンパ無いです。撮影場所は最後尾で行列から20m程離れていますが風向きによって松明の炎の熱風が伝わって来ます。

同級生も参加している大松明の入陣・練り回しです。

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続いて御屋形様が家来を引き連れ村上水軍本陣の入陣です。

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Dsc_0225 客人武者の小早川隆景公の入陣です。

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Dsc_0228_3 全軍入陣です。

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Dsc_02302 圧巻の各種の陣容披露

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御屋形様の下知

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 御屋形様 勝鬨。エイエイお=!

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ほら貝の音と陣太鼓を合図に全軍退場

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 御屋形様に続き全軍退場

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Dsc_0262 続いて大筒花火です。

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Dsc_0330 花火の写真は今一ですが今年初めて見た花火良かったな~!。

*見学に行くのが遅かったので見学は最後尾からの撮影のため中望遠のレンズ(55~200mm)で撮影し、そのまま花火を撮影しようと思ったらファインダー内に花火が収まらず失敗1(人混みの狭い場所で広角レンズに交換するのに気が引けた)、そして夜間撮影なのに三脚を忘れたのが失敗2でした。

2017年8月24日 (木)

「TRANS HARMONY 1」進水式(内海造船 因島)

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平成29年8月23日(水)11時50分より内海造船(株) 因島工場においてトヨフジ海運(株)発注によるMS3,000台積み自動車運搬船「TRANS HARMONY 1」の進水式が行われました。

入場時間少し前に造船所に着くと夏休みと言う事もあって既に何時もより沢山の人達が行列を作っていました。今日も、お祝いの瀬戸田レモンの粉末飲料を頂きました。

Dscf4342_2式場では真夏の眩しい太陽に照らされた重厚感の有る船体がドッシリとした雄姿で出迎えてくれました。

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この四角い枠の中は補強されているのでタグボートで直接押す事が出来ます。

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*ニュースレターには記載が有りませんが、バルバスバウ(球状船首)で有る事のマークの後ろにバウスラスターのマークが2つ有るので装備されているようです。重心が高く不安定なため仮付けしているフロートで見れません。進水後、艤装岸壁で船内の艤装が終わるとドッグ入りして船底周りのフロート等の付加物は撤去されます。

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今日の進水式では命名式より前に船名が分かるのはマズイという事でスペック等が書かれたレジメは進水式が終わって退場時に頂く事が出来ました。写真にも有るように船名幕も風で煽られ無い様にキッチリ止められていました。

ニュースレターによりスペック(仕様)と特徴を自分なりに分かり易く補足しながら下記に記載します。(多少ニュアンス的に間違いがあるかも?。)

< 特 徴 >

1.車両の搭載は、船尾右舷と船体中央右舷のショアーランプ扉から船内に入り、艙内ホールドランプを経由して、各所定のデッキまで自走して行います

このような自動車運搬船の事をロールオン/ロールオフ型一般貨物船と言い、車単独または貨物を積んだトラックやトレーラーをそのまま運べる船舶です。一般的には略してRORO船と言います。

2.本船は2層のリフタブルデッキを含む9層のデッキを有し、乗用車、トラックおよび重車両等の積載が可能と成っています。

リフタブルデッキ:上下可動出来るように成っているデッキの事で通常は乗用車を積載するデッキを天井まで持ち上げる事で車高の有る車両を積載する事が可能と成っています。

3.電子制御型主機関(ME-C型)エンジンを採用し、燃費低減および低負荷での燃焼状態改善を図っています。

 ディーゼルエンジンはその機関のシステム上、特に低負荷での運転時にはエンジンでの燃焼状態が悪く成りカーボン(煤)の堆積や排ガスに大きい影響を与える事と成りそれを改善しています。

4.風洞および水槽試験を行い、風圧抵抗の低減と推進抵抗の少ない流体船型を採用しています。さらに、省エネ型船底塗料の採用や”STEP"、省エネバルブと呼ばれる省エネ装置を備え付けています。

STEP:Spray Tearing Plate:波浪中抵抗増加を低減する省エネ付加物

(船首の錨の下に設置されている三角錐の突起状の構造物です。)

省エネ型船底塗料:喫水線下にはフジツボ等の貝類や藻類の水棲生物が付着する事で抵抗と成ります。この摩擦抵抗が航海に占める燃費に非常に大きなウエイトを占める事から船底塗料の選定が非常に大切に成ります。

省エネバルブ:文章での説明は非常に難しいので以前、2月に投稿した「日昇丸の進水式」を見て下さい。

風圧抵抗:大型自動車運搬船の構造上、受風面積が大きいため風による抵抗を考慮する必要が有ります。船が航行する時、前方からの風による抵抗を少しでも低減するために湾曲した船首構造とし船首部端を斜めにカットした形状に成っています。

_dsc01631 < 主 要 目 >

 全      長              約199.90m

 全      幅                32.20m

 深      さ                  30.33m

 満  載  喫  水                   8.10m

 総 ト ン 数              約50、200トン

 車 両 搭 載 能 力( 乗 用 車 )        約 3、000台

 車  両  倉  車両甲板(リフタブルデッキ2層含む) 9層

 乗   組   員                   25人         

 主  機  関 日立ーMAN B&W 6S60ME-C8.5 1基         

         連続最大出力   11,400kw x 105.0min 

 航 海 速 力       約19.75ノット(約36.6km/h)

 船     級            N K (日本海事協会)

 船  籍  国                   パ ナ マ

 起 工 年 月 日       平成27年12月 4日

 進 水 年 月 日       平成29年 8月23日

 主賓・来賓の入場により進水式が始まります。

Dsc_0145 国旗掲揚

Dsc_0148 オーナーによる船名の命名による除幕式

_dsc0149 鐘の号令により進水作業の開始です。

_dsc0155 盤木の撤去、安全装置の解除をします。

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女性オーナーの斧により支綱(しこう)が切断され船首のシャンパンが割れました。

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シャンパンが割れるとクス玉も割れ巨大船が滑るように海へと進水して行きます。

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_dsc0192 今日も沢山の人達の祝福を受け新造船が生まれました。

大型船のため進水した勢いで対岸の島に乗り上げないように3隻のタグボートで曳航します。その後、艤装岸壁へ。

トヨフジ海運(株)、内海造船(株)さん今日も楽しい一時を有難うございました!。

*今日の船を見ながら写真を撮っていると35年以上も前に同じトヨフジ海運(株)さんの4,000台積み自動車運搬船「とよふじ7」を瀬戸田工場での造船に携わったあの頃が想い偲ばれました。