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2019年11月

2019年11月28日 (木)

「神王丸」進水式(内海造船 因島)

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日の丸がはためく中でシャンパンが割れ、まさに進水しようとしている所です。

式場では気が付きませんでしたが、この写真を見て”あれっ!?”と。7月に瀬戸田工場で進水した同型船の”神珠丸”では和名の下にローマ字でSHIN JU MARUと船名が書かれているのにローマ字表記が無いのは何故?。内航船(国内の港のみ入出港)でも一般的に大型船は併記されているのにな~?この差は何なんでしょうかね~!?。

令和元年11月25日(月)10時00分より内海造船因島工場において独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 / 栗林(くりばやし)物流システム株式会社、発注のロールオン/ロールオフ型一般貨物船「神王丸」総トン数13,650トンの進水式が行われました。地元の小学生が社会見学で来て賑やかな中での進水式でした。

前日の天気予報では午前中は雨でしたが陽が明ける前には上がり路面も乾いていました。進水式は曇りですが時には陽が射したりして進水式のジンクスは今日も発動されました!。

1か月ほど前の建造中の「神王丸」です。

Dscf06591 入場時には定番の生産量日本一&国産レモン発祥の地、瀬戸田名産のレモンを使った粉末ジュースを頂きました。何時もならニュースレター(進水する船の紹介・スペックなど記載されたレジメ)を一緒に頂けるのですが船名が書かれているので命名式の前に知れ渡るので?退場時に配布して貰いました。

ニュースレターによるスペック(仕様)を記載し、補足を自分なりに記載します。(多少ニュアンス的に間違いがあるかも?。)*下記写真には確認出来なかったので参考に7月18日瀬戸田工場で進水した同型船「神珠丸」の写真を貼りつけてます。

< 特 徴 >

1.本船の積載貨物は、シャーシー、乗用車等です。

ロールオン/ロールオフ型一般貨物船とは車単独または貨物を積んだトラックやトレーラーをそのまま運べる船舶です。一般的には略してRORO船と言います。

2.車両艙は合計5層から構成されており、内2層は乗用車艙です。残りの3層には、シャーシー、トラクター等の積載が可能です。

3.自動車の搭載は、船尾左舷と船首左舷のショアーランプ扉から船内に入り艙内ホールドランプ(各層をつなぐ坂道)を経由して、各所定のデッキまで自走して行きます。

船首左舷のショアーランプ とバウスラスター

_dsc02221 下記参考写真は7月18日に瀬戸田工場で進水した同型船の神珠丸の左舷船尾(10月撮影)

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4.水槽試験による検討を重ねて創り出された、速力性能に優れた船型を有しています。またバブル付き舵等により、燃費性能に優れた船型を有しています。

下記、参考写真は同型船「神珠丸」の建造中のスタンスラスター、スクリュー、舵。

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5.航海中の横揺れを防ぐためのフィンスタビライザを備えているほか、バウスラスターおよびスタンスラスタを装備し、離接岸の性能向上を図っています。

バウスラスターと収納されたフィンスタビライザ。

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今日も式次第通りの流れで粛々と進水式が執り行われました。

来賓が入場し次に、内海造船(株)社長のエスコートによりオナー夫妻が入場し、いよ進水式の始まりです。

先ず最初に国旗の掲揚です。

_dsc02321 オーナーによる命名です。紅白の除幕です。

_dsc02341 続いて進水作業です。号鐘により作業開始!

_dsc02351 セレモニー用の船首に有る盤木の撤去です。

_dsc02381 盤木が撤去された後に船体を係留している安全装置を解除しました。

オーナー夫人により支綱が切断されシャンパンが割れ、くす玉も割れ五色のテープと紙吹雪が舞い本船は滑るように進水して行きました。

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進水式終了の号鐘です。

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未だ沢山の人が写真撮ってます。

_dsc02951 その中に今月末に、しゅん功する”神珠丸”の乗組員の方達(黄色いヘルメット着用)も見学に来ていました。これから乗船する船とオーバーラップしながら見ていたんでしょうね。

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<主要目>

 全      長              約190.00m

 長      さ(垂線間)          179.00m

    幅    (型)             27.00m

 深      さ(型)(上甲板)        22.70m

 構 造 喫 水 (型)              6.85m

 総 ト ン 数              約13,650トン

 貨 物 積 載 数  

  13mシャーシー(1,300mm L x 2,500mm B)  約192台

   乗 用 車   (4,7m L x 1,70m B)     約250台

 主 機 関 MAN B&W 9S50ME-C8.5型 (UP-RATING) 1基

      連続最大出力       15,930kw x 135.0 min-1

 速      力 航海速力    約21.5ノット(約39.8km/h)

 船      級               NK(日本海事協会)

 船      籍               日本

         起 工 年 月 日    2019年 5月14日

         進 水 年 月 日    2019年11月25日  

         完 工 年 月 日    2020年 3月 上旬

今回も小学生や一般の方の見学者が、くす玉が割れてから着水するまで大きな歓声に包まれ”神王丸”も輝いて見えました。

栗林物流システム株式会社さん内海造船株式会社さん有難うございました。

*栗林物流システム株式会社さんのH.Pを見ると今回進水した同じ船名の”神王丸”が運航しているけど船齢が20年なので代替え船に成るんでしょうね。

2019年11月17日 (日)

晩秋の海釣り

Dscf06631 11月に成りメッキリ朝晩は寒くなってきましたが、日中は暖かくて天気も良い日が続いてるので3年振りにチョコっと釣りに行きました。前日に1時間ほど砂虫を掘って翌日、落ちギスを狙っての3時間ほどの釣果です。

この半年ほど前から友人と一緒に船を追いかけて写真を撮っていますが港や堤防に出向くと必ずと言って良いほどイカ釣りや魚釣りをしている人達が居り、その人達の釣りを見ていると釣りも趣味である自分もウズウズと釣りの虫が騒ぎ出し久し振りの釣行です。

思ってた以上に釣れサイズもマズマズの大きさで一番大きいのが21cmでした。穏やかな海に向かってキャスティングし、打ち寄せる波音聞きながらボーッと沖合を航行する船を見ていると日頃の喧騒やストレスからも解放されます。

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帰る頃にはバケツに活けていた小鯛は未だ元気だったので”また大きく成って帰って来いよ!”と言ってリリースしました。

キスは漢字では鱚と書きます。また白く透き通るような美しさから「海の女王」とも言われ関東では高級魚の一つに数えられています。当然、天ぷらは絶品で今回、私も自分で捌き、天ぷらで美味しくいただきました。