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2020年1月16日 (木)

「ブルールミナス」進水式 (内海造船 瀬戸田)

_dsc07962 令和2年1月9日(木)10時25分から内海造船(株)瀬戸田工場に於いて津軽海峡フェリー(株)発注の8,800総トン型旅客船兼自動車航送船「ブルールミナス」(カーフェリー)の進水式が行われました。前日は爆弾低気圧による20m/sを超す強風と雨でしたが夜には強風も収まり翌朝には青空もチラホラ覗かせ無事予定通り進水式を見学することが出来ました。1日ずれていたら、と思うと進水式のジンクスは今回も健在でした。

_dsc07571 貰って嬉しい何時もの粉末レモンジュースとブログネタ元のニュースレター。

船首には日章旗を挟んで津軽海峡フェリー(株)と内海造船(株)の社旗が今日の日を祝うように、はためいていました。

_dsc07831 ニュースレターによるスペック(仕様)を記載し、補足説明を自分なりに分かり易い様に写真を添付したり多少アレンジして記載します。(多少ニュアンス的に間違いがあるかも?。)

<特徴>
1.本船は1機1軸船型の旅客船兼自動車航送船で、車両甲板への自動車の搭載は主として船首及び船尾に装備されたランプドアおよび艙内ランプにて行います。

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_dsc07761_2 2.船型は球状船首および単胴船尾を採用し、推進性能と耐航性の向上を図っています。

3.航海中の横揺れを軽減するため、船体中央部にフィンスタビライザを備えてます。

_dsc07701 4.船首にバウスラスター、船尾にスタンスラスタ2台および、低速時の最大舵角45°が可能なマリナー舵を1台装備すると共に、可変ピッチプロペラを装備して操船性を向上させています。

_dsc07581 船尾のスタンスラスタ2台とマリーナ舵(外観的には違いが分からないですね)可変ピッチプロペラは油圧でペラの角度を変えられるようにするため羽が1枚ずつ組み立てられています。

_dsc07601 可変ピッチプロペラの特徴として翼角を変える事でアナログ的な細かい船速の制御や前進・後進(翼角を前進と逆にする)・停止(翼角を立てると水をかく力が無くなる)が行える事からバウ・スターンスラスタとの併用により出入港や離接岸をタグボートなどを必要とせず自船のみで効率的かつ容易に行えます。
また緊急時には前進から後進への切り替えが即座に対応出来ます。(通常の固定プロペラの場合はギヤを介してプロペラの回転を反転させる必要が有るため、エンジンの回転数を下げプロペラを停止させ反転ギヤを入れエンジン回転を上げる一連の操作が必要と成ります。)
エンジンの出力(航走条件が積荷や潮流・風の向きなどにより常時変動=エンジン出力変動が有ると効率が低下する)と燃料消費量の効率的な特性曲線に合わせてプロペラの翼角を変えて常に経済的な運行が行えます。(燃料の消費量が低減され環境にも優しい)

5.昇降設備としてエスカレーターを装備し、高齢者・身障者のバリアフリー設備として車両甲板から客室エントランスに直接移動可能なエレベータを本船右舷側に装備しています。

6.車両甲板を3層備え、豊富な車両積み付け台数を実現しています。

場内では進水式に向け作業員の方達が慌ただしく盤木の撤去をしていました。

_dsc07721 華やいだ雰囲気の中、内海造船(株)社長のエスコートによりオーナーが入場し進水式の始まりです。

厳粛な中で国旗が掲揚されました。

私の撮影位置が船台の下なので式場が見えませんがアナウンスにより主賓の入場、花束の贈呈、船名の命名と拍手しました。

命名により除幕され船名が現れました。ブルーシリーズですね!。2016年にはこの工場でブルードルフィン・ブルーハピネスが進水してます。

_dsc07811 続いて船首に残された盤木の撤去、トリガーの安全装置の解除と進みオーナーにより支綱が切断されシャンパンが割れると共に、くす玉も割れ五色の花吹が舞う中、ブルールミナス船台を滑るように進水して行きます。

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_dsc08121 沢山の人にお祝いされ今日も新しい船が生まれました。

<主要目>

・全長:約144.13m (ブルードルフィン:約144.12m)

・幅:23.00m  ・深さ:14.10m  

・計画満載喫水:5.90m  ・構造喫水:6.00m

・総トン数:約8,800トン  

・載貨重量(構造喫水にて):約3,440t

・車両搭載能力:12mトラック=70台、8mトラック=1台、         乗用車=30台

・旅客定員:6時間未満=583名  ・乗組員:33名、

・主機関:日立ーMAN B&W 6S50MC-C8.2型ディーゼル機関 1基1軸

     連続最大出力=9,945kw x 127.0min-1 x 1

・航海速力:約20.0ノット(時速:約37km/h)

・資格:JG第二種船(沿海区域)  

・船籍港:青森県青森市

    (ブルードルフィン:青森市、ブルーハピネス:北海道)

・起工年月日 令和元年5月10日  ・完工年月日 令和2年6月1日

津軽海峡フェリー(株)、内海造船(株)さん有難うございました!。

2019年12月29日 (日)

「フェリー みしま」進水式(内海造船 瀬戸田)

_dsc05942 令和元年12月26日(木)11時30分より内海造船 瀬戸田工場において独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構/三島村 発注の1,850総トン型旅客船兼自動車航送船(カーフェリー)「フェリーみしま」の進水式が有りました。

前日深夜から雨が降り、朝方にはどうにか止んだけど今日の天気予報も80%の降雨で相変わらず空模様は今にも雨が降りそうな状況ですが進水式の日には晴れるというジンクスに思いを寄せながら出かけました。

造船所に着いて直ぐに開場時間と成り何時ものニュースレター(進水する船の仕様など)と瀬戸田名産のレモンを使った粉末ジュースを頂きました。

_dsc05571 天に思いが通じたのか、曇ってはいたものの雨が降る事も無かったので何時も通りの写真を撮ることが出来ました。一通り船首から船尾に向かって気になった所を撮影しました。

_dsc05581 満艦飾(国旗や信号旗)で飾られ、くす玉やシャンパンも準備され最高の時を待ってます。

キールの写真です。これは船の横揺れを防止するための物です。

_dsc05611 前方と後方のキールの間に収納されたフィンスタビライザーが有りますが後方のキールの上に何やら・・・。

_dsc05631 網で覆われた開口部が有りますがこれは主機(推進用エンジン)や補機(エンジンルームに有る主機以外の発電機やボイラー、潤滑油冷却器などetcを言います)の冷却水取り入れ口で、上部に有る穴は排水口と思われます。

_dsc05641 推進性の向上のため船尾が絞られているのでプロペラシャフトがこんな感じで設置されています。主機が2機なので左右対称に反対側も同じ構造です。

_dsc05681 今日は学校も冬休みに成っているので幼稚園児から小学校低学年の子供さんを連れた父兄が多く居ました。

何時もの場所に陣取って周りを見渡すと殆どの人がカメラかスマホで写真を撮っています。SNSの普及もあってリアルタイムに情報発信する事で多くの人達で今日の進水式を祝福できますねー!。

そうこうしている内に来賓の方達が入場し、内海造船(株)社長のエスコートによりオーナーの三島村 村長が拍手によって入場され花束が贈呈されました。

国旗掲揚により、いよいよ進水式の始まりです。

_dsc05771 続いて三島村 村長による船名の命名による除幕です。

_dsc05791 船の大小や内航船・外航船に係わらず船名が”かな表示”であったり”漢字表示””ローマ字表示”など有りますが、何か意味があるのかな~!?と何時も思ってます。

号鐘が鳴り進水の準備作業です。

船首にセレモニー用で残された盤木の撤去と進水トリガーの安全装置の解除です。私の撮影位置からは見えないので赤手旗による確認作業合図の写真です。

_dsc05801 いよいよ三島村 村長による支綱切断です。

_dsc05831 船首のシャンパンが割れトリガーのロックが解除され船が滑り下りると、くす玉が割れ5色のテープと紙吹雪が舞い最高の瞬間がやってきました!。

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_dsc06131 今日も真新しい美しい船が生まれました。

_dsc06151 進水しても来賓・主賓の記念撮影が終わり”進水作業終了!”の号令が発せられるまで作業員の方達は整列したままです。

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ニュースレターによるスペック(仕様)を記載し、補足説明を自分なりに分かり易い様に多少アレンジして記載します。(多少ニュアンス的に間違いがあるかも?。)

<特徴>
1.本船は2機2軸2舵の旅客船兼自動車航送船で、車両甲板への自動車の搭載は船尾・右舷に装備されたランプドアにて行います。

_dsc05661 2機2軸2舵とは主機(メインエンジン)が2機でプロペラ軸が2つ有り舵が2つ有る事を言います。

2.船型は球状船首および単胴船尾を採用し、推進性能と耐航性の向上を図っています。

_dsc06121 船が進む時に作る波による抵抗を造波抵抗と言い、船が推進するうえで最大の抵抗と成ります。この抵抗を小さく=波を小さくするために球状船首を設置します。船が進む時、水中の球状船首で波が作られますが、その後水面上の船首で作られるタイムラグをもった波が逆位相と成るため互いに打ち消しあい波が小さく成ります。ただしこの条件を満たすためには喫水線(船が沈んでいる時の水面と船体のライン)が上記写真の場合は喫水線上限ほどが理想です。逆に球状船首が写真のように水面上に出ると造波抵抗がより大きく成ります。

3.航海中の横揺れを軽減するため、船体中央部にフィンスタビライザを備えてます。

_dsc05621 写真で見えるのが収納された状態のフィンスタビライザーです。手前側にフィン(翼)が出てきます。横揺れが激しい荒天時にフィンが出てコンピューター制御により横揺れが軽減されます。外洋を航行するフェリーや客船には設備されています。最近ではRoRo船(最近の進水式では11月25日、内海造船 因島工場で進水した神王丸)などにも装備されています。

4.船首にバウスラスター2台および、低速時の最大舵角70°のシリング舵を2枚装備し、操船性を向上させています。

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_dsc05591 バウスラスターは船首に船体と平行に装備され、スラスター(プロペラ)が装備されると危険防止のため必ずそのマークが喫水上の船体に描かれます。
シリング舵は低速時に最大舵角左右70°(通常の約2倍)に動かすことが出来ます。シーリング舵の特徴としてスターンスラスタを必要とせず、その場での旋回が可能でバウスラスターとの併用で船体の横移動が可能となり岸壁などへの離接岸が自船のみで行えます。1.の写真、参照して下さい。

5.昇降設備として本船右舷側に車両甲板から客室エントランスに直接移動可能なエレベータを装備しており、高齢者・身障者のバリアフリー設備と成っています。

< 主 要 目 >
 全      長               約89.60m
    幅    (型)             15.40m
 深      さ(型)             10.35m
 計 画 満 載 喫 水(型)               4.30m
 構 造 喫 水 (型)              4.50m
 総 ト ン 数               約1,850トン
 載 荷 重 量 (構造喫水にて)         約530t
 車 両 搭 載 能 力 中型乗用車のみ          25台

          12mトラックのみ         6台
 旅 客 定 員 (24時間未満 臨時定員含む)     250名
 乗  組  員 (その他含む)            20名
 主  機  関 ダイハツ 6DKM-36e       2機 2軸
         連続最大出力 3,400kw x 600/241min x 2
 航 海 速 力    約19.09ノット(約35.35km/h)
 資     格             JG第二種船(沿海区域)
 船  籍  港                鹿児島県鹿児島市
 航     路           鹿児島~竹島~硫黄島~黒島
起工年月日 令和元年8月23日  完工年月日 令和2年3月30日

*これ以降は気に成ったことを書いてみます。

スクリューを見て気に成ったので写真を撮ってみました。

_dsc05651 これはどう見てもスクリューが立ったままで、この状態で回転しても水をかく事が出来ないので前進も後進もしないんじゃないかと?ニュースレターに記載されてませんでしたが可変ピッチプロペラと思ってます。

可変ピッチプロペラとは油圧でプロペラの翼角(ぺら角度)を可変させる機能が付いたスクリューの事です。

そのメリットは翼角を変える事でアナログ的な細かい船速の制御(0km/h~から任意の速度に)や前進・後進(プロペラ軸の回転方向はそのままで翼角を前進と逆にする)・停止(翼角を立てると水をかく力が無くなる)が行える事からバウスラスタとの併用により出入港や離接岸をタグボートなどを必要とせず自船のみで効率的かつ容易に行えます。
また緊急時には前進から後進への切り替えが即座に対応出来ます。(通常の固定プロペラの場合はギヤを介してプロペラの回転を反転させる必要が有るため、エンジンの回転数を下げプロペラを停止させ反転ギヤを入れエンジン回転を上げる一連の操作が必要と成るためタイムラグが生じます。)
エンジンの出力(航走条件が積荷や潮流・風の向きなどにより常時変動=エンジン出力変動が有ると効率が低下する)と燃料消費量の効率的な特性曲線に合わせてプロペラの翼角を変えて常に経済的な運行が行えます。(燃料の消費量が低減され環境にも優しい)

進水する方法は?2枚の写真を見比べて下さい。

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_dsc06221 この爪にワイヤーが引っ掛けられて内側の爪のロックが解除され進水します。また船以外に多くの付属物と共に進水しているのが分かると思います。船体は海側に傾斜したレール上で組み立てているので倒れたりしないように支えを付けたりしています。これらはドッグ入りした時に取り外します。

今日の進水式を見学でき楽しい一時を過ごさせていただきました!。

三島村 様、内海造船(株)さん有難うございました!!。

2019年12月24日 (火)

海上保安庁 巡視船 「あきつしま」因島出港

_dsc05031 令和元年12月24日  早朝、海上保安庁 巡視船「あきつしま」がJMU因島工場より点検整備を終え出港しました。今回はドッグ入りはしなかったので塗装によるお化粧直しは無しです。

”あきつしま”のスペックは全長:約150m、幅:約17m、総トン数:6,500トン、主要装備:40mm機関砲x2門、20mm機関砲x2門、ヘリコプターx2機、第三管区 横浜海上保安部 所属。平成25年11月しゅん功です。

PLHPatrol Vessel Large with Helicopterの略で700トン以上の巡視船でヘリコプターを搭載する巡視船です。”あきつしま”のように特に大型の巡視船では2機のヘリコプターを搭載しています。

出港時間に成り船首・船尾にタグボートからロープが渡され離岸します。

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_dsc04911 本船航路へは手前方向からなのでもう少し沖に出て転回します。

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_dsc04971 今日も何時ものメンバーでお見送りをしました。

_dsc05001 UW旗(ご安航をお祈りします)を掲げ日章旗を振ってお見送りです。

”あきつしま”が汽笛、長音一発を発し別れのシーンを演出し感動を与えてくれるこの瞬間が何とも言えない一時!。おっさんは、車や電車と違ってアナログ的な船の別れが大好きなんです。

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両手を振ったり帽子を振ったりしてデッキ(甲板)やブリッジ(船橋:操舵室)に居る人達に、さようなら・お元気でー!とお別れを告げます。それに応えるように乗組員の方達も帽子を振ってくれました。

_dsc05051 目の前を通過するこのタイミングで手旗信号でも”サヨウナラ オゲンキデ”を発信すると乗組員の方からも手旗信号での返信がありました。通り過ぎて行く所だったので遠くて内容の判別が出来ず残念でしたが凄く嬉しかったです。有難うございました!。

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_dsc05221 本船航路へ備讃瀬戸(瀬戸大橋)、明石海峡経由で母港の横浜へ向かいました。

これからも我が国領海の安全・治安の確保をお願い致します。

”あきつしま”のご安航をお祈り致します。

2019年12月18日 (水)

海上自衛隊 訓練支援艦「くろべ」出港をお見送り

_dsc04251 令和元年12月18日 早朝JMU因島工場から訓練支援艦「くろべ」が出港しました。

_dsc04091 船上では乗組員の方達が慌ただしく出港の準備をしています。離岸は2隻のタグボートにロープを渡し船首・船尾から同時に沖に向かって平行に曳きます。

_dsc04101_2 自衛艦なので今日もUW旗に加え旭日旗を掲げて見送りに来ている我々にも気が付いてくれているようです。

合図のラッパが鳴り響き”出港用意!”の指令の元、いよいよ離岸します。艦上では乗組員の方が両舷に整列され、岸壁に居るJMU因島工場の方達の見送りに対し”帽フレ!”の答礼をします。(船上の白い作業服は離岸作業中のJMUの職員です)

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_dsc04171 タグボートにより180度転回中。良い感じで転回出来たので見送りの人達の真横に位置しバッチリなタイミングで”帽フレ!”をしていただきました。

このタイミングで手旗信号を送りました。

クロベ ノミナサン ニンムガンバッテクダサイ サヨウナラ オゲンキデ

”くろべ”は遠ざかり手旗は目視出来ないため発光信号をいただきました。

_dsc04211 離岸に携わったドッグマスターや白い作業服のJMU職員の方達が船尾に着けたタグボートへ乗り移ります。

その後、沖に向け速力を増し本船航路へ向かいました。

「くろべ」のご安航をお祈り致します。

私が初めて自衛艦の見学会で初乗船したのが”くろべ”です。なので思い入れが有ります。その時は操舵室内部を見学出来るなんて思ってもいなかったので感動したのを今でも覚えています。

若い頃、造船所へ出向し電気設計に携わり先輩の指導の下、大型船の操舵室内の機器配置などの図面も書いた事も有り、何度か操舵室も見たので昔の事を思い出しながら目を皿のようにして色々見学していたのを覚えています。

ある日の、補給艦 ”とわだ” 訓練支援艦”くろべ” 海上保安庁 巡視船 ”あきつしま”

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おっさんも20代の頃に戻れたら、こんな船に乗りたいな~。

2019年11月28日 (木)

「神王丸」進水式(内海造船 因島)

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日の丸がはためく中でシャンパンが割れ、まさに進水しようとしている所です。

式場では気が付きませんでしたが、この写真を見て”あれっ!?”と。7月に瀬戸田工場で進水した同型船の”神珠丸”では和名の下にローマ字でSHIN JU MARUと船名が書かれているのにローマ字表記が無いのは何故?。内航船(国内の港のみ入出港)でも一般的に大型船は併記されているのにな~?この差は何なんでしょうかね~!?。

令和元年11月25日(月)10時00分より内海造船因島工場において独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 / 栗林(くりばやし)物流システム株式会社、発注のロールオン/ロールオフ型一般貨物船「神王丸」総トン数13,650トンの進水式が行われました。地元の小学生が社会見学で来て賑やかな中での進水式でした。

前日の天気予報では午前中は雨でしたが陽が明ける前には上がり路面も乾いていました。進水式は曇りですが時には陽が射したりして進水式のジンクスは今日も発動されました!。

1か月ほど前の建造中の「神王丸」です。

Dscf06591 入場時には定番の生産量日本一&国産レモン発祥の地、瀬戸田名産のレモンを使った粉末ジュースを頂きました。何時もならニュースレター(進水する船の紹介・スペックなど記載されたレジメ)を一緒に頂けるのですが船名が書かれているので命名式の前に知れ渡るので?退場時に配布して貰いました。

ニュースレターによるスペック(仕様)を記載し、補足を自分なりに記載します。(多少ニュアンス的に間違いがあるかも?。)*下記写真には確認出来なかったので参考に7月18日瀬戸田工場で進水した同型船「神珠丸」の写真を貼りつけてます。

< 特 徴 >

1.本船の積載貨物は、シャーシー、乗用車等です。

ロールオン/ロールオフ型一般貨物船とは車単独または貨物を積んだトラックやトレーラーをそのまま運べる船舶です。一般的には略してRORO船と言います。

2.車両艙は合計5層から構成されており、内2層は乗用車艙です。残りの3層には、シャーシー、トラクター等の積載が可能です。

3.自動車の搭載は、船尾左舷と船首左舷のショアーランプ扉から船内に入り艙内ホールドランプ(各層をつなぐ坂道)を経由して、各所定のデッキまで自走して行きます。

船首左舷のショアーランプ とバウスラスター

_dsc02221 下記参考写真は7月18日に瀬戸田工場で進水した同型船の神珠丸の左舷船尾(10月撮影)

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4.水槽試験による検討を重ねて創り出された、速力性能に優れた船型を有しています。またバブル付き舵等により、燃費性能に優れた船型を有しています。

下記、参考写真は同型船「神珠丸」の建造中のスタンスラスター、スクリュー、舵。

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5.航海中の横揺れを防ぐためのフィンスタビライザを備えているほか、バウスラスターおよびスタンスラスタを装備し、離接岸の性能向上を図っています。

バウスラスターと収納されたフィンスタビライザ。

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今日も式次第通りの流れで粛々と進水式が執り行われました。

来賓が入場し次に、内海造船(株)社長のエスコートによりオナー夫妻が入場し、いよ進水式の始まりです。

先ず最初に国旗の掲揚です。

_dsc02321 オーナーによる命名です。紅白の除幕です。

_dsc02341 続いて進水作業です。号鐘により作業開始!

_dsc02351 セレモニー用の船首に有る盤木の撤去です。

_dsc02381 盤木が撤去された後に船体を係留している安全装置を解除しました。

オーナー夫人により支綱が切断されシャンパンが割れ、くす玉も割れ五色のテープと紙吹雪が舞い本船は滑るように進水して行きました。

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進水式終了の号鐘です。

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未だ沢山の人が写真撮ってます。

_dsc02951 その中に今月末に、しゅん功する”神珠丸”の乗組員の方達(黄色いヘルメット着用)も見学に来ていました。これから乗船する船とオーバーラップしながら見ていたんでしょうね。

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<主要目>

 全      長              約190.00m

 長      さ(垂線間)          179.00m

    幅    (型)             27.00m

 深      さ(型)(上甲板)        22.70m

 構 造 喫 水 (型)              6.85m

 総 ト ン 数              約13,650トン

 貨 物 積 載 数  

  13mシャーシー(1,300mm L x 2,500mm B)  約192台

   乗 用 車   (4,7m L x 1,70m B)     約250台

 主 機 関 MAN B&W 9S50ME-C8.5型 (UP-RATING) 1基

      連続最大出力       15,930kw x 135.0 min-1

 速      力 航海速力    約21.5ノット(約39.8km/h)

 船      級               NK(日本海事協会)

 船      籍               日本

         起 工 年 月 日    2019年 5月14日

         進 水 年 月 日    2019年11月25日  

         完 工 年 月 日    2020年 3月 上旬

今回も小学生や一般の方の見学者が、くす玉が割れてから着水するまで大きな歓声に包まれ”神王丸”も輝いて見えました。

栗林物流システム株式会社さん内海造船株式会社さん有難うございました。

*栗林物流システム株式会社さんのH.Pを見ると今回進水した同じ船名の”神王丸”が運航しているけど船齢が20年なので代替え船に成るんでしょうね。

2019年11月17日 (日)

晩秋の海釣り

Dscf06631 11月に成りメッキリ朝晩は寒くなってきましたが、日中は暖かくて天気も良い日が続いてるので3年振りにチョコっと釣りに行きました。前日に1時間ほど砂虫を掘って翌日、落ちギスを狙っての3時間ほどの釣果です。

この半年ほど前から友人と一緒に船を追いかけて写真を撮っていますが港や堤防に出向くと必ずと言って良いほどイカ釣りや魚釣りをしている人達が居り、その人達の釣りを見ていると釣りも趣味である自分もウズウズと釣りの虫が騒ぎ出し久し振りの釣行です。

思ってた以上に釣れサイズもマズマズの大きさで一番大きいのが21cmでした。穏やかな海に向かってキャスティングし、打ち寄せる波音聞きながらボーッと沖合を航行する船を見ていると日頃の喧騒やストレスからも解放されます。

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帰る頃にはバケツに活けていた小鯛は未だ元気だったので”また大きく成って帰って来いよ!”と言ってリリースしました。

キスは漢字では鱚と書きます。また白く透き通るような美しさから「海の女王」とも言われ関東では高級魚の一つに数えられています。当然、天ぷらは絶品で今回、私も自分で捌き、天ぷらで美味しくいただきました。

 

2019年10月26日 (土)

飛鳥Ⅱ・ぱしふぃっくびいなす 因島大橋通過 令和元年10月26日

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UW1の返礼旗を掲げ飛鳥Ⅱがやって来ました!。5日前にも掲げてくれましたが今回は目視出来るタイミングで掲げてくれてたのでメチャクチャ嬉しかったです。

_dsc09451 今回も男前のタグボートがエスコートしてました。

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_dsc09431 9月18日、10月21日、そして今日、こんな短期間に何度も飛鳥Ⅱを見れるなんて最高です!。ツアーに参加して下さいとアピールかな?。

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手を伸ばせば届きそうな因島大橋の橋桁を見上げながら沢山の人達がデッキに出て居ます。白く大きな船体が旗を、たなびかせながら走る姿は美しいの一言。船の代名詞が女性と言うのも分かるな~。

_dsc09511 大橋を通り過ぎる時に返礼旗掲揚のお礼を兼ねて両手で大きく手を振りました。よくよく見ると乗組員の方が操舵室から出てウイングから我々に手を振ってくれてます。

_dsc095111 こんな事、有るんかな~と言う位の大サービスのオモテナシに感激です!。もうこれで飛鳥Ⅱの大ファンに成ってしまいました。

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_dsc09581 先日、飛鳥Ⅱのブログを書いた後に飛鳥Ⅱサイパン・グアム、クルーズ体験した方のブログを読んで豪華客船の誘惑に引き込まれていったけど、何か段々とその気に成ってきたな~。

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飛鳥Ⅱの乗組員の皆さん今日も沢山の感動を有難うございました!。

飛鳥Ⅱのご安航をお祈り致します。

今日は何時も通り地区のラジオ体操へ行く用意をしていたら”ぱしふぃっくびいなす”が因島大橋に向かっているのが分かり友人へ急遽電話し2人で大橋下の何時ものポジションに陣取りました。

朝焼けの中、中々良い感じで”びいなす”がやって来ました。

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段々と明るく成り白く美しい船体もハッキリと見れるように成りました。

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 全長:183.4m、幅:25m、航海速力:18ノット(33.3km/h)、乗客定員:620名、客室数:238室(全室オーシャンビュー)

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_dsc09201_2朝が早いためデッキには誰も居ない様です。 

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飛鳥Ⅱと同じ電気推進なので、こんなに大きな船でも静かでス~っと進む感じが凄いです。*橋の真下に居ると小さな船でも煙突からのエンジン音が橋桁の車道や歩道に反響して結構煩かったりします。_dsc09231

早起きは3文の得と言われますが良い1日の始まりでした!。

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_dsc09381 ぱしふぃっくびいなす”のご安航をお祈り致します。

2019年10月21日 (月)

飛鳥Ⅱ 因島大橋で見送り 令和元年10月21日

_dsc08941 飛鳥Ⅱが10月21日、因島大橋を通過する事が分かり見送りに行きました。9月18日にも来たので、こんなにも早くまた見られるなんてラッキーです。

_dsc08851 白く大きな船体がグングン迫って来るとワクワクして来ます。右に見える🍙のような島は百貫島(無人島で頂上に灯台が有ります)です。

_dsc08891 何時もの様にUW旗(ご安航を祈る)を掲げ、見ている人達で手を振りました。この後、まさかのサプライズが有りました!。UW1(返礼旗)が掲揚されました。友人が撮影したこの動画を見て下さい。

_dsc08921 日本が世界に誇る豪華客船だけ有って、たまたま台湾から観光で来てた女子2人に飛鳥Ⅱがもう直ぐ目の前を通りますよ!と教えてあげたら飛鳥Ⅱは有名ですよ!って、同じ様に写真パチパチ撮ってました。しかし日本人は学生時代に英語の勉強をしているのに簡単な単語しかしゃべれなく情けないけど(自分だけかもしれないけど?)、台湾の女子は日本語で片言でも普通に会話出来るのが凄いな~と。←話が反れました。

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_dsc08911 飛鳥Ⅱの大きさは全長:241m、幅:29.6m、航海速力:巡航18ノット、最大21ノット(約38.9km/h)、乗客定員:872名、客室数:436室(全室オーシャンビュー)、電気推進(発電機で電気を起こしモーターでスクリューを回す方法:発電エンジンの方が小型で済むので振動や騒音が小さく、また操船性能が良い等etc.)

_dsc09071 目の前を通り過ぎて行く飛鳥Ⅱを見ながら、あ~エエな~!一番安い部屋でも良いので一時の夢でも見たいな~。丁度、お昼に成ったので美味しいランチでも食べてるんだろな~。

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UW1返礼旗ありがとうございました。

飛鳥Ⅱの ご安航をお祈り致します。

今回も前回と同様に狭い航路なのでエスコート役としてタグボートが先導していました。

_dsc08841 見慣れない赤白の吹き流しの様な旗が見えます。

今朝は9時過ぎ内海造船(株) 瀬戸田工場から巡視船”とさ”が因島大橋に向かっているので急いで写真を撮りに行きました。大橋下では何時も魚釣りをしている、オッチャンと何時しか顔見知りに成ってしまいました。”もうチョッと早かったら猪が大橋の下を泳いでたのが撮れたのに!”と。この寒いのに何処から泳いできたんかな~!?。直ぐに巡視船がやって来ました。

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全長:93.47m、総トン数:1,364トン、

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_dsc08781 今日は試運転だったようで昼過ぎには瀬戸田に帰って行きました。

2019年10月20日 (日)

石鎚山登山 (令和元年10月17日)

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同級生と4年前と同じ西日本で一番高い石鎚山(1、982m)を登って来ました。運動は4年程のブランクと最近は裏山(400m弱)へのトレッキングやチョコっと自転車に乗る程度の運動しかしていないので、とてもハードな登山でした。

石鎚山は日本百名山、日本七霊山(山岳信仰や信仰登山が盛んに行われている山で富士山・立山・白山・大峰山・釈迦ヶ岳・大山・石鎚山)の1つに数えられています。私はこの内、白山・釈迦ヶ岳・大山・石鎚山の4座を登ってます。

今回の登山も表参道と言われる成就コースなので、ロープーウェイ始発の8:20分に合わせ、しまなみ海道から一般道を走行し国道11号の伊予氷見交差点から南下しロープウェイ駐車場へ。駐車料金700円を支払い、晴れ渡る空に気分も上々に出発です。

Dscf03971 ロープーウェイ乗り場に向かう途中に石鎚山を開山した役行者、修行をした弘法大師そして上段に三体の像が祀られ、見る者を圧倒する雰囲気に身も引き締まり清浄な心で入山する事が出来ました。

ロープーウェイ往復券を2,000円で購入し始発に乗りました。

Dscf03991 標高455mから1,300mへ一気にロープーウェイで向かうため何度も耳がツーンとします。

Dscf04011 8分程で成就駅に着き下界とは明らかに違いヒンヤリとした空気の中、成就社に向かって出発です。徒歩30分800mの所を20分で到着しました。平穏無事な日々を祈りました。

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Dscf04651_2 そして遥拝殿にて今日の登山の安全を祈りました。

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祭壇の向こうに見える山頂付近はガスってるな~。

Dscf04061 お昼からは天気が下り坂予報なので、お祈りを済ませたところでGO!

Dscf04091 山頂まで歩行約3,500mを2時間30分の予定。神門をくぐり8:55分に登山開始!昔は時間の記録は時計を見て紙に書いていたけど今はデジカメのデータを見る事で楽チン。

Dscf04101_2 成就社から100mほど下り1kmの八丁まで18分で来ました。まずまずのペース。これからは登り有るのみ!。ふぅ~!!

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 試しの鎖(上り、下り合わせ74m)に9時50分に到着。いざアタック開始です!。

出発時に先頭のT市君が背中にシップを貼って欲しいと言うのでシップを渡されナント!4枚貼ると言う事で背中半分がシップに!!2人して嘘じゃろー!と笑い。そこまでして登山すんの!?と。大丈夫なんかな~と心配しながら来たけど。ここまでズーと、しゃべりながら順調に来たし、先頭で鎖を登ってるのを見ると大丈夫そうで安心。下りの鎖も難なく無事通過。

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Dscf04261 夜明峠に10時23分に到着。ここまで成就社から1時間28分。今はロープーウェイで日帰り登山も普通に出来ますが徒歩で全行程を歩くと成ると、ここで一夜を明かし頂上へ行くのが昔の人達の山行だったようです。ここで見る頂上の岩峰は荒々しく垂直に立ち上がり、見る人によっては修験道の行場に相応しく恐怖だったりワクワクした魅力ある山に見えます。

Dscf04251 またここからは頂上直下の3の鎖を登っている人達と下には2の鎖を登っている人が見えます。

Dscf04281 夜明かし峠を過ぎると直ぐに1の鎖(33m)が有ります。

Dscf042711 この1の鎖で女性が鎖の登り方をレクチャーしている所を本格的なビデオとマイクで撮影している人達がいたので邪魔に成らない様に黙って見てました。取り付き部分だけ撮影したようなので話を聞くとナントなんと!NHK BSの百名山の撮影スタッフとの事でした。へぇ~こんな所で巡り合えるなんてラッキーな気分でした。来年1月の放送予定だそうです。後から来た2人にこの事を話してもふ~ん、と言って無関心。

1の鎖を登ると頂上の岩峰が一段と目前に迫って来ました。

Dscf04301 写真では右の弥山(1、974m)の方が高く見えますが左端の天狗岳(1,982m)が最高峰です。あそこから落っこちたらと思うだけでもぞーっとするな~。

Dscf04331 見晴らしも良くて遠く四国の峰々も雲の向こうに見え良い感じだな~。

土小屋方面の登山道と交差を過ぎた所に2の鎖(65m)が有ります。11時11分登攀。

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Dscf04381 続いてラスト、3の鎖(68m)も無難に上り頂上、弥山に到着。

山頂に着くと同時にガスが掛かり始め少し寒く成って来ました。

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Dscf04441 11時45分に到着と言う事で2時間50分掛かりました。

早速お腹がすいたのでカップラーメンと🍙を食べ食後のコーヒとチョコパイ。気圧の関係で密封された包装がパンパンです。

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Dscf04461後ろに見える風車は山頂小屋の風力発電用です。

Dscf04481 昼食をしているとガスも少しづつ消えお腹も満たしたので最高峰の天狗岳にアタックです。ルートの目印として写真の様に〇や→が書かれています。

Dscf04601 しっかり三点支持をしながらトラバースしてます。

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Dscf04531 核心部に成って恐怖で四つん這いです。4年前と同様、2人とも口ばっかりでナマケモノのようにゆっくりとした動作で・・・。上の方の女子は余裕で寝転んでたかと思ったら写真を撮ったりしてます。写真の手前は⇩こんな感じです。

Dscf04401 人が写ってる丁度左側の上です。⇩この辺り

Dscf044011 山頂に着く頃にはガスも晴れ良い感じで見渡せます。

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Dscf04561 天狗岳頂上で手を合わせました。

Dscf04591 向こうに見えるのは天狗岳と同じ標高1,982mの南峰です。当然そちらも登頂しました。

今回も無事に帰宅する事が出来、目一杯1日を謳歌しました!。

2019年10月 9日 (水)

海上自衛艦 掃海艇”つのしま” ”ながしま” の入港・出港の風景

_dsc02271 令和元年8月28日(水)海上自衛隊 阪神基地隊 第42掃海隊 掃海艇つのしま”が因島にやって来ました。翌朝29日JMU因島工場に入港しました。

_dsc02381 作業船を掃海艇の船尾に着け作業員が乗り込み、これからはJMUの職員が入港の作業を行います。

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_dsc02491 この後、”つのしま”は岸壁に係留されました。

同じ日の午後、海上自衛隊 第101掃海隊 掃海管制艇ながしま”が因島大橋を通過する所を撮影に行きました。

自衛艦旗を振ってお迎えです!。

_dsc02541 ”ながしま”からも一際大きな自衛艦旗を振ってくれました。

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両舷にSAM(遠隔操縦式掃海具)を曳航しながらの航行です。

この後、三庄町沖に錨泊し翌日JMU因島工場に入港しました。

入港時、SAMは自走で航行し入港しました。

Dscf01861SAMは主として掃海艇が航行できない浅い海域の掃海を行い掃海管制艇からの無線操縦により無人で運用され磁気掃海と音響掃海を同時に実施して機雷の除去を行います。一般的に良く知られている機雷は接触すると爆発する接触機雷です。SAMが行う掃海は感応機雷として鋼船等の磁気を感知して反応する磁気機雷とスクリュー音等を感知して反応する音響機雷の掃海を行うものです。写真の掃海艇”つのしま”、”ながしま”は磁気機雷に反応しないように木造船です。近年ではFRPの掃海艇が建造されています。以前、テレビで海上自衛艦の掃海艇について紹介されていましたが戦後、日本軍や連合国によって日本沿岸に敷設された莫大な量の機雷の除去を旧日本軍で掃海を行っていた人達を集め除去を行い、その技術がめんめんと今に受け継がれ現在では世界有数の掃海技術を持っているそうです。

”みやじま”が未だ出港していない時の3隻の掃海艇が並んだ所。

_dsc03301 9月18日(水)”つのしま”が出港しました。

_dsc03311 作業船2隻で船首と船尾を曳航し離岸します。

_dsc03391 岸壁で見送りをしているJMUの職員の方達に”左帽フレ!”

_dsc03411 我々の直ぐ近くに停泊している”ながしま”の隊員も見送りしています。

そして”つのしま”からの帽フレ!

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 見送りは何時も感動を与えてくれます。

掃海艇つのしま艇長、乗組員の皆さん有難うございました!。

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10月9日(水)”ながしま”がJMU因島工場を出港しました。出港に向け艦上では慌ただしく作業が行われています。

_dsc06901 多くのJMU職員に見送られ作業船2隻に曳航され離岸しました。

_dsc06921作業船は船首と船尾に分かれ息を合わせ岸壁と並行に曳きます。

_dsc06971 掃海艇からの”帽フレ!”のタイミングで手旗信号を送ると”ながしま”からもメッセージが送られて来ました。この何とも言えない嬉しさ!

_dsc06991 出港作業をしていた作業員も船尾の作業船へ乗り移りお別れです。

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_dsc07091 この後、沖合でSAMと合流するためJMU工場から来るのを待ちます。

午後からSAMを両舷に抱え因島大橋経由で呉に帰港する所を待ち構えました。 

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_dsc07251 掃海管制艇 ながしま艇長、乗組員の皆さん今回も感動を有難うございました!。