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2021年6月17日 (木)

第42掃海隊「なおしま」因島出港 令和3年6月15日

Dsc_04541 海上自衛隊 阪神基地所属の掃海艇MSC-684「なおしま」がJMU因島工場での点検整備を終え出港しました。

マストには桜星1つの隊指令旗が掲揚されていました。1等海佐である第42掃海隊指令が乗り組んでいる様です。第42掃海隊は掃海艇「つのしま」と「なおしま」の2隻で編成され阪神基地を母港としています。

我々が待ち構えている場所から少し離れている、造船所の見送りの方達への出港の合図である汽笛、長音一声が聞こえてきました。

しばらくすると緊急入港した新日本海フェリー「あざりあ」の向こうからやって来ました。

Dsc_04441 係船位置が遠くだったので速度も上げ右側航行に倣い我々の位置から遠目に航行しています。

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Dsc_04481 自衛艦旗とUW旗を掲げた我々にも気が付いて頂き艦橋から”左帽振れ!”の号令により甲板に居る隊員の皆さんから大きく帽子を振って頂きました!。

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Dsc_04691 燧灘で試運転を行い本線航路から来島海峡を経て呉に向かいました。

MSC(掃海艇)-684「なおしま」主要要目は海上自衛隊のH.Pからの記載です。

基準排水量:510t。

主要寸法:長さ:54m、幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:3.0m

主機械:ディーゼル2基2軸

馬力:1,800PS

速力:14Kt

主要兵装:20mm機関砲x1、掃海装置一式

乗員:約45人

2月中旬、本線航路から外れ備後灘に向かっているのを知り写真撮影に向かいました。

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Dsc_12831 こちらに向かって来ました。回答旗を掲げてくれました。

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投錨しました。どうやら錨泊のようです。

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Dsc_13041 何時もの様に自衛艦旗とUW2(歓迎)を掲揚しました。

翌、早朝JMU因島工場に入港しました。

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Dscn03271 翌月、入渠しました。

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乾ドッグの状況を見に行くとこんな感じに成っていました。

煙突の上部が無いようです。エンジンのO.Hのために排気管などと一緒に取り外したんでしょうか?。

51_1 今回も掃海艇「なおしま」の入出港を楽しませていただきました。

第42掃海隊指令、艇長および隊員の皆様ありがとうございました!。

「なおしま」のご安航をお祈り致します。

2021年6月16日 (水)

「日新丸 」因島出港 令和3年6月11日

Dsc_0748 令和2年12月8日の入港から半年に及ぶ長いドッグ入りを終え6月11日、造船所の人達に見送られながら出港しました。

今回の出港は近年では珍しく事前に広報され通常の出港風景を見る事が出来ました。

これから太平洋の日本EEZ内(200海里)でナガスクジラ科の体長14mのニタリクジラ150頭と体長18mのイワシクジラ25頭の商業・調査捕鯨を行います。

Dsc_0719 タラップが取り外されいよいよ出港です。

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Dsc_07211 離岸し向こうに見えるのは海上保安庁で最も大きいPLH31 「しきしま 」です。

Dsc_07251 見送りの造船所の人達と、お別れの挨拶です。

我々もUW旗を掲げお見送りです。

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Dsc_07331 我々にも沢山の人達に大きく手を振って頂きました!。

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Dsc_07551 本線航路へ向かい太平洋へ。

今日、何時もの様に?保安庁の「みちなみ」が通り過ぎて行きました。

対岸にはパトカーが止まっていました。

Dsc_0708 何時も出港の日は色んな動きを見て、そろそろかな?と予想しています。

食料・物資の搬入

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Dsc_059867 燃料の補給 信号旗のB(給油中)が掲げらタンカーが横付けしてます。

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Dsc_065768 これで、いよいよ出港も近いな!と思っていると意外にも初めてネットで出港日を知る事が出来ました。我々の様に一般の人も見送りに来るのかな?と思っているとメンバー以外に男性2人が来ました。

実は去年の8月初旬にも入港し9月下旬に出港しています。

入港時の様子です。

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Dsc_16481 向こうに見えるのは海上自衛隊 訓練支援艦「てんりゅう」です。

この時も保安庁の巡視艇「うきかぜ」が巡行してました。

Dsc_16381 ドッグ入りの様子です。

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数か月後に再入港のため?ドッグ入りしたのにケレン塗装がされず出港しました。

Dsc_00281 地味に出港です。

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Dsc_00361 3か月も経たない12月初旬に入港です。

Dsc_04371 待っているとアレ!?保安庁の船じゃないな~。

Dsc_04231 今日の入港とは関係無い漁業取締船「うわかぜ」でした。

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Dsc_04441 このタイミングで目の前を広島県警の「せとちどり」が通り過ぎて行きました。

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Dsc_04481 今回も我々の目の前に接岸するようです。

そうすると何時もの様に海上保安庁の巡視艇「からたち」が。デッキから我々を見ている?撮影?している様です。

Dsc_04521 我々は純粋に入港の歓迎と撮影に来ているだけなので問題ありません!。

Dsc_04564202 8月の入港時と同じ訓練支援艦ですが「てんりゅう」は点検整備を終え既に出港し、入れ替わりに同型艦のATS-4202「くろべ」がやって来てます。

この後、滞り無く接岸しました。

後日の入渠です。全塗装されて久し振りに綺麗に成りました。

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Dsc_11641 後ろも、ピカピカです。

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今日も、とても感動するお見送りが出来ました!

船長を始め乗組員の皆さん有難うございました!!。

「日新丸」のご安航をお祈り致します。

2021年5月26日 (水)

RoRo船「第六はる丸」進水式 内海造船 因島工場 令和3年5月25日

Dsc_0416 令和3年5月25日(火曜)大安吉日の今日、RoRo船「第六はる丸」の進水式が行われました。

先日、竣功した「第五はる丸」の二番船となるそうで、その仕様と運航形態などは同一と思われます。船主、管理者および運航者は「第五はる丸」と同じとすれば大島海運(株)船主、東洋商船(株) 管理(春山海運 株式会社のグループ会社)、大王海運(株)運航と成ります。Dsc_03791 今日も新型コロナのせいで非公開での進水式と成りました。

でも進水式の日は基本的に大安で、道路から造船所内が見渡せるので新造船が、くす玉や紅白の幕、満艦飾に飾られ明日が進水式というのは分かるのと、式時間は満潮に合わせてるので時間も予想出来ます。今日も予想通り満潮時間頃から始まりました。

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Dsc_03801_2 写真を見ても分かる通り厳粛な雰囲気の中、来賓が入場し、主賓ご夫妻を内海造船の社長がエスコートし拍手で迎えられました。

Dsc_03841 何時も通り国旗掲揚から始まりました。

Dsc_0387 左から内海造船(株)・東洋商船(株)・大王海運(株)・日章旗が掲揚されています。

*東洋商船(株)は春山(しゅんざん)海運グループ会社と言う事で同一の社旗を使っています。

Dsc_0390 続いて盤木の撤去です。そして安全装置の解除行われました。

Dsc_03861 白旗で確認しながら手順通り進行していきます。

上で走っている人が安全装置へ向かっています。(この人がシャンパンが割れたタイミングでロックを解除すると船が船台を滑り降りて行きます。)

Dsc_03881 いよいよ主賓ご婦人による支綱切断によりクライマックスの始まりです!。

Dsc_03851 重りの綱が切断されリボンが結ばれているシャンパンが割れます。

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Dsc_04371 日章旗を始め、各社の社旗も進水式を祝うかのようにはためいています。

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Dsc_04521 船体を直接タグが押すことが出来るエリヤで押しています。

沖合で旋回し、左舷で艤装岸壁に接岸しました。

その頃、記念撮影が行われていました。

我々が撮影している所を見て関係者の方が手を振ってくれ、挨拶のお辞儀までして下さいました。(写真を撮るの忘れてました。)有難うございました。

Dsc_04471 今回、進水した「第六はる丸」はつい先日、15日に竣功した「第五はる丸」の2番船に成るようです。*このブログに「第五はる丸」の出港の風景を記載しています。

「第五はる丸」のスペックを記載します。

全長:177.9m、幅:27.4m、深さ:23.3m、

総トン数:12,500t、車両搭載能力:13mシャーシ(トレーラーの荷台)160台

乗用車:258台、速力:21kt、船級:NK(日本海事協会)

建造中の撮りためた写真が有るので貼り付けます。

227dsc_14411船首のバウスラスターが分かります。

310dsc_12411 横揺れ低減装置のスタビライザーです。↓(フィンは船体に収納状態)

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プロペラと舵は未だ装備されてません。2基のスターンスラスタが設置されてます。

310dsc_12391 船首のバウスラスターとで横移動が行えるので離岸・接岸が自船のみで行えそうです。

311dsc_12491 船首の開口部から見えているのはバウスラスターの電動機かな?。

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420dsc_02641 船名の下書きしてます。↑ 

進水式10日前です。↓錨が未だ装備されていませんね。

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船名の下に三角柱の様な構造物が取り付けられていますが、これはSTEPと言って波浪時における船体に当たる波をここで受け止め両サイドに撥ね除け荒天時における航行中の抵抗を低減出来る省エネ装置です。(特許取得済みだそうです)

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今回も新しい船の誕生に立ち会え感動しました!。

「第六はる丸」進水式おめでとうございました。

そして今は、「第六はる丸」の船出をUW旗を掲げ、お見送りしたいので「第五はる丸」が進水式から丁度4か月で竣功したので「第六はる丸」の竣功は9月下旬の大安吉日かな?と予想してます。

2021年5月19日 (水)

第3掃海隊「えたじま」「みやじま」因島大橋通過 令和3年5月8日

Dsc_0304 2021年3月16日「あわじ型」の3番艦として引渡しが行われMSO-306「えたじま」が掃海艦として就役しました。

今回初めて因島大橋を通過する所を待ち受けしました。私にとっても初めて見る「えたじま」にワクワクです。

第3掃海隊は令和2年6月12日、掃海艇「あいしま」が舞鶴地方隊隷下の第44掃海隊に編入されました。それにより掃海母艦「ぶんご」と掃海艇「みやじま」の編成に成りさみしい思いをしていました。そして10月1日には掃海菅制艇「ながしま」「ゆげしま」が任務を終え除籍され、それによって101掃海隊も解隊され因島大橋を通過する掃海艇は「みやじま」だけに成りショックでした。

それが掃海艦「えたじま」が第3掃海隊に編入され初めての因島大橋通過の雄姿を見る事が出来ました。

Dsc_02911 「えたじま」と「みやじま」の編隊により三原瀬戸から布刈瀬戸にやって来ました。

Dsc_02981_3 自衛艦旗とUW旗を掲げお見送りです。

Dsc_02991 「えたじま」の艦橋から自衛艦旗を携え我々に向かって大きく振ってくれてます。

モチロンこちらも大きく帽子を振っています。

そうすると操舵室から”右帽振れ!”の号令が掛かりました!。

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Dsc_03051 最高な気分です。

Dsc_03081 このタイミングで手旗信号で”ニンム ガンバッテ クダサイ”と短いメッセージを送ると「えたじま」から”受信しましたよ!”の返信が有りました!!.

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Dsc_03151そして”アリガトウ ゴザイマス”の返信を頂きました!。

「えたじま」のマストには桜星1つに三角の切れ込みが入った隊指令旗(甲)がはためいています。これは1等海佐である第3掃海隊指令が乗り組んでいる事を表しています。

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艦尾には掃海装置一式が装備されています。

Dsc_032011 掃海艦艇は機雷を除去する事を任務としていますが「えたじま」は潜水艦をターゲットにする深深度機雷を除去する能力・装備を有しています。

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MSO(掃海艦)-306「えたじま」主要要目は海上自衛隊のH.Pからの記載です。

基準排水量:690t。

主要寸法:長さ:67m、幅:11m、深さ:5.2m、

主機械:ディーゼル2基2軸

馬力:2,200PS

速力:14Kt

主要兵装:20mm遠隔管制機関砲x1、掃海装置一式

乗員:約50人

続いて掃海艇「みやじま」がやって来ました。

Dsc_03251 「みやじま」からも艦橋から自衛艦旗を大きく振って我々の応援に答えてくれました。同じ様に手旗信号を送ると「みやじま」からも受信確認と”アリガトウ ゴザイマス”の返信を頂きました!。

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下の写真は”ア”の一画目を現しています。

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下は”サ”の一画目です。Dsc_03281 掃海艦「えたじま」、掃海艇「みやじま」の信号長による手旗信号は写真でも見て分かる通り手が真っ直ぐ伸び、またハッキリとした角度で現され相手に分かり易く表示されている事が分かると思います。今回も友人が撮ってくれた動画を見ると、流れるような動きで流石プロの手旗は違うな~と感心しきりです。

以前、友人が撮ってくれた自分の手旗の動画を見ると隊員の皆さんに注目され緊張し、また頭で文字を手旗に変換しているので途中で止まったりギコチナイ動きに成って笑ってしまいます。頭で考える事なくスーッと体が自然に手旗信号を発信出来る様に成るにはマダマダ練習が足りないようです。

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Dsc_03391 「みやじま」は先月、点検整備を終えJMU因島工場を出港した際にもお見送りをしました。こんなに早く再会出来るとは思っておらず嬉しかったです。

「みやじま」は「えたじま」の航跡をトレースするように2隻は備讃瀬戸に向かいました。

Dsc_03421 第3掃海隊指令をはじめ「えたじま」艦長、「みやじま」艇長および隊員の皆さま今回も何時もの様に神対応、有難うございました!。

掃海艦「えたじま」、掃海艇「みやじま」のご安航をお祈り致します。

2021年5月13日 (木)

大王海運(株)新造船 第五はる丸 因島出港 令和3年5月13日

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1月14日、進水式をした「第五はる丸」が大安吉日の5月13日の今日、竣工し内海造船 因島工場から出港しました。

昨日からの雨も朝には小降りに成り、降ったり止んだりして新造船「第5はる丸」のお見送りの準備もカッパを出したり仕舞ったりしながらどうしようかな~?と、パソコン画面の雨雲レーダーと出港のタイミングを計るためタグボートの動きを見ながら出動。

お昼頃には朝の雨も止み、青空が広がり正に船出を祝うお天気と成りました。

今日もUW旗を掲げ待っていると遠く向こうで出港の汽笛が聞こえてきました。少しすると自走でユックリとやって来ました。

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Dscn04121 UW旗に気付いてくれた乗組員の方がコンパスデッキに上がり返礼のUW1旗を掲げてくれました!。

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Dsc_03861 我々の目の前で、造船所岸壁から出港作業をした造船所職員が下船していきました。

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いよいよ出港です!。

帽子を振り、処女航海のご安航を祈りました。

そうすると操舵室から乗り組員の方達が出て来て大きく手を振ってくれました。

そして汽笛、長音一発を頂き感激です!!。映画のワンシーンの様です。

このアナログ的な時間の流れと乗り組員の皆さんとのコミュニケーションが最高なシチュエーションを演じてます。

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Dsc_03981 堤防では我々2人だけですが、この様な対応をして頂き有難うございました!。

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Dsc_04141 この後、燧灘に向かい母港である四国中央市へ入港しました。

「第五はる丸」の船長を始め乗組員の皆さん有難うございました!。

「第五はる丸」のご安航をお祈り致します。

2021年4月29日 (木)

海上自衛隊 輸送艦 LST4003「くにさき」因島出港 令和3年4月

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今年も2月に海上自衛隊 輸送艦LST4003「くにさき」がやって来ました。

UW2旗(歓迎)を掲げお出迎えしました。

Dsc_13821 本線航路を外れこちらに向かって来るのが見えました。

Dsc_13811 4003は艦番号でLST(艦艇記号)とはLANDING SHIP TANK の略で戦車揚陸艦の意味で「くにさき」は10両ほどの戦車を積載出来ます。またその戦車を運ぶためのエアークッション艇(LCAC:エルキャックとも言われてます)を2艇、艦尾内に収容しています。ホバークラフトと同一の機能のため離島など桟橋の無い砂浜などへの上陸・運搬も可能です。また災害支援として3.11の時にも活躍しました。

内火艇が降ろされ先に、こちらに来ました。

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Dsc_13841 この後、点検整備のためクレーンに吊り上げられ上陸しました。

Dsc_13901 「くにさき」がはっきりと見えて来ました。

Dsc_13951 自衛艦艇に興味が無い人が見ると空母に見えるのも無理は無いですね!。

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艦番号に比べ艦名が小さいですね。

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艦尾ハッチが下方向に開きエアークッション艇が出入りします。

この後、接岸しました。

3月中旬、入渠しました。

Dsc_00331 マスト全般に足場が組まれています。

Dsc_00381 2週間ほどして出渠しました。

Dsc_00401 足場は取り外され艦全体が再塗装され綺麗に成っています。

ところがアレッ!!。よく見ると艦番号と艦名が薄く成ってる!。

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Dsc_00531 遠目で見ると殆ど分からない感じです。

Dscn03751 この様に艦番号や艦名を薄く塗装する事をロービジビリティ(低視認塗装)と言い、近年、新造艦艇やドッグ入りをする艦艇においてこの塗装が行われているようです。

パトカーの天井にはヘリコプターから識別出来るように県名や番号が書かれているように自衛艦艇でも甲板上に艦番号が表示されていましたが近年その表示も無くなりました。偵察衛星による識別を避けるためで、また艦首、艦尾の艦番号や艦艇名のロービジ化は対潜水艦用の視認性の低下をねらったものと思われます。艦名や艦番号を消してしまうと通常の商船や保安庁などからの識別・通信での対応に不都合のための妥協点かな?。

4月下旬、出港の時がやって来ました!。

「くにさき」艦尾手前の点検整備中の掃海艇「なおしま」がUW旗を掲げています。

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出港用意!のラッパの音が聞こえ離岸を始めマストが見えるように成るとメンバー全員のテンションも上がって来ました!!。

Dsc_02701 自衛艦旗とUW旗を掲げ待ち構えていると。

Dsc_02721 2隻のタグに曳かれ方向転換する「くにさき」が見えました。

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Dsc_02811_2 我々の前に来ると艦橋からの”左帽振れ!”の号令により艦首・艦橋・艦尾に整列されている隊員の皆さんからの帽振れを頂き感謝感激しながら我々も帽子を振りました!。

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 帽子を振りながら写真を撮っているので中々忙しいです。

Dsc_02831 発光信号も頂きました!。発光信号はモールス信号で相手にメッセージを送るのですが我々素人には点滅で対応してくれます。*私的には解読出来るのでメッセージを送ってくれないかな~と贅沢な事を何時も思っています。

Dsc_02841 今日も神対応な自衛隊の皆さんに感謝です!。

Dsc_02991 この後、汽笛を鳴らし燧灘に向かいました。

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Dsc_03051 今日も早朝から楽しい1日の始まりと成りました。

「くにさき」の艦長を始め隊員の皆さん有難うございました!。

「くにさき」のご安航をお祈り致します。

2021年4月17日 (土)

海上自衛隊 掃海艇「みやじま」出港 令和3年4月

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令和2年12月、呉基地所属のMSC(掃海艇)-690「みやじま」が点検整備のためにJMU因島工場に入港しました。呉基地を出発し安芸灘を東進しているのを見て因島大橋で自衛艦旗を掲げ待ち受けしました。

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何時もの様に三原瀬戸から布刈瀬戸に進路を向けやって来ました。

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自衛艦旗を掲げると回答旗を掲げて頂き、我々が帽子を振ると「みやじま」からもブリッジからの「右 帽振れ!」の合図で隊員の方達からも帽子を振って頂きました!!。

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”何時も有難うございます!。”

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この後、JMU因島工場に入港しました。下旬には入渠しました。

1か月後ほどして出渠です。

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この後も何度か入渠、出渠を行いました。

MSC(掃海艇)-690「みやじま」主要要目は海上自衛隊のH.Pからの記載です。

基準排水量:510t。

主要寸法:長さ:54m、幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:3.0m

主機械:ディーゼル2基2軸

馬力:1,800PS

速力:14Kt

主要兵装:20mm機関砲x1、掃海装置一式

乗員:約45人

4月初旬、早朝パソコンで船の状況を確認していると「みやじま」が出港しそうな感じなので急いで何時もの、お見送り場所へ直行!。

自衛艦旗を掲揚し待ち構えていると回答旗を揚げて頂きました!。それとは別に旗がたくさん揚がっていました。

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Dsc_00841 試運転の旗と桜星1つの隊指令旗が掲揚されていました。1等海佐である第3掃海隊指令が乗り組んでいる様です。第3掃海隊は掃海艇「みやじま」と掃海母艦「ぶんご」の2隻で編成され呉基地を母港としています。

翌日、今日こそ出港と思い自衛艦旗とUW旗を掲げ待ち受けていると向こうの方から出港の合図である汽笛が聞こえてきました。

Dsc_00951 我々の目の前に来た所で操舵室からの”左帽振れ!”の号令により船首、艦橋、船尾に整列されている隊員の皆さんから帽子を振って頂きました!!。

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Dsc_00981 この時は帽子を振るのと写真を撮るので嬉しくて忙しい瞬間です。

Dsc_01011 また半年?1年後の「みやじま」に会える日を思いながらお別れです。

Dsc_01061 第3掃海隊指令、艇長、隊員の皆さん温かい対応有難うございました!。

掃海艇「みやじま」のご安航をお祈り致します。

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2021年4月 9日 (金)

STU 48号 感動的な因島大橋通過 令和3年4月9日

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STU48号が2021年春に船上劇場を「卒業」する事に成り4月から5月にかけ瀬戸内海7港を巡る公演が4月10日(土)11日(日)神戸港での公演を皮切りに24日(土)高知港、25日(日)岡山宇野港、5月15日(土)徳島小松島港、16日(日)今治港、22日(土)下関港、5月23日(日)広島港を最後に運用を終了する事に成ったようです。

STU48号は2019年3月から運用を開始し日本各地での船上劇場公演を行っていましたが、翌年3月から新型コロナの影響により公演が中止され長引く新型コロナの影響によりこんな事に成り非常に残念でなりません!。

母港、広島港を出港し神戸へ向かうSTU48号を見送るべく因島大橋でお見送りしました。

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広島方面からは一般的に来島海峡を通過し備讃瀬戸(瀬戸大橋)方面に向かう本線航路(長距離フェリーや大型船が瀬戸内海を航行するルート)と来島海峡を避け大崎上島と大三島の間を北上し因島大橋を南下し、本線航路へ向かうパターンが有ります。豪華客船の日本丸・飛鳥Ⅱ・ぱしふぃっくびーなす、も時々航行します。

そして今日、運良くSTU48号が因島大橋を航行するルートに!!。

STU48号を見る最後の雄姿に成るかもしれないので感慨深いものが有りました。

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何時もより力強く速くこちらに向かって来ているのが分かります。

この時の船首・ブリッジのUPです。

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UW旗を掲げお見送りをしていると。

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コンパスデッキ(操舵室の屋上)に人影が!!!。

メンバーで大きく帽子を振ってお見送りすると・・・。

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乗組員の方達が同じように大きく手を振って答えてくれました!。

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そして因島大橋を通過するタイミングで汽笛長音1発を頂きました!!。

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STU48号の雄姿と乗り組員の方達の温かい対応に、お見送りメンバーで感動を抱きながら帽子を振り続けました!。

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燧灘から備讃瀬戸に向かう本線航路へと向かいました。

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STU48号の船長をはじめ乗組員のみなさん今日はとても感動的なお見送りでした!。有難うございました!!。

STU48号のご安航をお祈り致します。

2021年3月30日 (火)

練習船「青雲丸」因島大橋通過 令和3年3月

Dsc_0016 令和3年中旬、独立行政法人 海技教育機構 練習船「青雲丸」が点検・整備のため内海造船 瀬戸田工場に入港するため因島大橋を通過する所を待ち受けました。

春霞の燧灘から布刈り瀬戸に向けやって来ました。

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Dsc_00012 この時点ではマストに旗は揚がっていません。

この後、私の揚げたUW2旗(歓迎)に気が付いてくれて返礼のUW1旗を掲げてくれました。

これだけでも感激です!。

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Dsc_00081 因島大橋に近づいた所で操舵室から出て帽子を振って頂きました!。

モチロン我々も大きく帽子を振って挨拶します。

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Dsc_000911 神対応に感謝です!!。

Dsc_00151 因島大橋を白い船が信号旗をはためかせながらの航行はカッコええな~。

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船長をはじめ乗組員の皆さんありがとうございました!。

青雲丸のご安航をお祈り致します。

2021年3月28日 (日)

新日本海フェリー「あかしあ」「はまなす」令和3年

Dsc_19311 令和3年、新日本海フェリーの「あかしあ」、「はまなす」が点検・整備のためJMU因島工場にやって来ました。

1月3日、新年早々に「あかしあ」が遠く舞鶴から回航され三原瀬戸から布刈り瀬戸に向けやって来ました。

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Dsc_07191 1年振りの再会です。冬の日本海の荒波に揉まれ所々錆が浮いています。

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造船所の沖合で右舷の錨を下ろしました。翌日、入港です。

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Dsc_07411 自走でこちらへやって来ました。

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Dsc_07521 このままドッグ入りしました。

1月下旬、様子を見に行くと既に新しい煙突に交換され船体の塗装が行われていました。

Dsc_09941 2月中旬、出港と成りました。

Dsc_11231 出港の日と成り試運転の旗が揚がっています。

左舷の錨を上げるため30分程掛かりました。

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Dsc_11301 一回り大きく成った煙突が一段と存在感を現しています。

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Dsc_11491 この後、何時ものパターンで燧灘で試運転を行い翌日、舞鶴に帰って行きました。

舞鶴~小樽航路には、「あかしあ」と「はまなす」の同型船が運航されています。その仕様は、全長:224.8m、全幅:26m、総トン数:16,810t、車両積載 トラック:158台、乗用車:65台、そして凄いのがその航行速度です。時速約55km/hで航行するため高速フェリーと言われる所以です。こんな大きい船がこんなスピードで走るって凄い事です。これを可能にしたのが”ポッド推進器”と呼ぶ装備で舵にもう1つ電動のプロペラを従来のプロペラと正対して取り付け(電動プロペラ内臓の舵と言った方が分かり易いかも)互いに逆回転させる2重反転プロペラの構造としているそうです。2重反転プロペラの動作原理はプロペラから押し出された渦流を後方のプロペラで回収し推進力を付加して効率化を図る仕組みです。これにより日本最速の長距離フェリーとして有名です。日本海で「あかしあ」と「はまなす」がすれ違う時の相対速度は110km/hも有り実際に体感してみたいな~。

「あかしや」の船尾にポッド推進のマークが表示されています。

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「あかしあ」をお見送りした2日後の2月14日、15時過ぎに姉妹船の「はまなす」が因島にやって来ました。(船の代名詞が女性なので同型船と言うより姉妹船と言う方が良いかな。)

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UW2旗を掲げ友人達とお出迎えしました。

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Dsc_11891 2日後、造船所へ入港ドッグ入りしました。

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Dsc_12061 ドッグ入り(入渠)して5日後に煙突の撤去が始まりました。

Dsc_12521 この時、煙突を吊っているのは深田サルベージの「駿河」です。煙突の交換作業ためにチャータしての工事です。

Dsc_12571 仲良くドッグ入りしている、こちらのフェリーは大阪南港~鹿児島志布志港を航行する「さんふらわあ さつま」です。

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小高い山に登り造船所が見渡せる所からの撮影。

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Dsc_12621 交換される煙突は未だ製作中の様です。

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アンカー収納部のベルマウスの交換が行われたように見えます。

Dsc_12421 煙突の撤去から18日後、いよいよ新しい煙突が設置されます。

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人力で煙突の向きを変えています。

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Dscn03631 タグでクレーン船を移動させているので、とてもユックリです。

Dscn03651 この後、無事設置されました。(写真有りません)

5日後にファンネルマークが塗装中です。(お昼休憩中)

Dsc_0042 「あかしあ」、「はまなす」が煙突を更新したのは国際海事機構(IMO)による排ガス硫黄酸化物SOxと粒子状物質PMの削減の国際規則によるもので一般的にはスクラバー(排ガス洗浄装置)と言われています。簡単に言えば車の排ガス規制と同じ様なものです。現状のエンジンでも低硫黄燃料を使用すれば問題は無いようですが燃料代が半端ない程、高額に成るため費用対効果を勘案するとスクラバーを増設した方がはるかにメリットが有るためです。特に高速運航される長距離フェリーなどは燃料の消費量が半端なく1日の燃料代だけでも高級車が何台か、買えるとか。200mを超える船が時速50Kmで航行するので燃費にしても想像もつかないな~。

スクラバーを設置するには現状のエンジンルームに配置するにしても制限があるため煙突を大きくしてその中に収める形が多いようです。

3月27日、出港です。

Dsc_19111 日新丸の向こうで接岸していましたが左舷のアンカーを巻き取りながら沖合に出てきました。

Dsc_19141 美しい船体が現れました。

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燧灘で試運転を行い沖合で錨泊しました。

3月28日、母港、舞鶴に向け出港です!。

昨晩から雨が降り7時過ぎの因島大橋では雨が今にも降りそうな降ってる様な。そんな状況で朝焼けの向こうに「はまなす」がこちらに向かって来ました。

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Dsc_00141 この後、因島大橋を通過する所で汽笛長音1発を頂きました!!。

我々も帽子を大きく振りました。この時、操舵室のウイングからも乗組員の方が手を振ってくれました!。感動の時間が流れていきます。

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Dsc_00241 船長、乗組員の皆さん有難うございました!。

新日本海フェリー「はまなす」、「あかしあ」のご安航をお祈り致します。

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