フォトアルバム

アクセスランキング

2020年12月13日 (日)

海上自衛隊 訓練支援艦 くろべ 因島出港令和2年12月

Dsc_04462_2 世界的にも日本にしか装備されていない訓練支援艦ATS-4202”くろべ”が師走の早朝、点検整備を終え出港しました。

今朝も何時ものメンバーでお見送りをしました。8時に成るとラッパの君が代に合わせ国旗、自衛艦旗の掲揚が行われました。残念ながら捕鯨母船の向こうに係船しているのでラッパの音だけで直接見る事は出来ませんでした。(入港し接岸中の日新丸)

Dsc_045812 しばらくすると、勢いよくラッパの音と”出港用意!”の号令が聞こえ何時もの様に高揚感でドキドキ!。

Dsc_04381離岸し日新丸の向こうから”くろべ”が見えてきました。

Dsc_04401

Dsc_04431 隊員の方達が舷側に整列し凄く絵になるな~!。

Dsc_044323456

Dsc_0443234567この後、微速前進で進む中、造船所の見送りの人達と前日に入港した掃海艇”みやじま”の隊員に対して”左帽振れ!”の号令が聞こえてきました。

Dsc_04491

Dsc_04532

Dsc_04533

その後、我々の前に来ると同様に”左帽振れ!”をいただきました。!!

Dsc_04561 Dsc_04581

Dsc_04591この様な出港の儀式に参加出来て最高な1日の始まりです。

1つ桜星が掲揚されているので第一海上訓練支援隊(同型艦の”てんりゅう”との編成)の隊指令が乗艦されていたようです。

Dsc_04541_2

Dsc_04651 艦尾のタグにドッグマスターが離艦し燧灘で試運転を行います。

Dsc_04691

Dsc_04681面舵に取り燧灘へ。

Dsc_04711 隊員の皆さん、任務頑張って下さい。お元気で!。

第一海上訓練支援隊、隊指令そして艦長、隊員の皆様ありがとうございました。

”くろべ”のご安航をお祈り致します。

2020年12月 7日 (月)

海上自衛隊 補給艦 とわだ 因島出港 令和2年12月

Dsc_05511

海上自衛隊 呉基地所属の”補給艦AOEー422とわだ”が12月初旬に出港しました。何時もの様に、自衛艦旗とUW旗を掲げお見送りしました。

ラッパの音と共に出港用意の号令で離岸し貨物船の向こうから、こちらに向かって来ました。

Dsc_05491

Dsc_05501 このタイミングで貨物船の後方に接岸している訓練支援艦”くろべ”に向かって”帽振れ!”の号令が。

Dsc_055012

Dsc_05531

Dsc_055312

Dsc_055711

Dsc_055712 この後、船首・船尾・艦橋からも我々にも帽振れしていただきました。

Dsc_05601こちらも大きく帽子を振りました。

Dsc_05661 出港時、マストに掲げられている赤白の四角い旗はドッグマスターが乗船している事を表しています。(造船所のドッグマスターの指示により操船されている)

岸壁を離れ通常航行域に成るとドッグマスターがタグボートに下船します。

艦尾にタグを接舷し下船中。

Dsc_05651その後のマストの旗は一番高く掲揚されている桜星1つ、と回答旗

Dsc_056812 桜星1つは第一海上補給隊の隊指令が乗艦している事を示しています。

Dsc_05691 燧灘方面に向かい試運転後に来島海峡を西進し母港である呉に向かいました。

Dsc_05711 今日も艦船の出港を見送ることが出来て良かったです。

”AOE-422とわだ”の ご安航をお祈り致します。

2020年11月21日 (土)

掃海艇「つのしま」、水中処分母船「YDT04]因島大橋通過

Dsc_00331 海上自衛隊 掃海艇MSC-683「つのしま」が秋晴れの10月に因島大橋を通過しました。阪神基地隊のH.Pによると「つのしま」は阪神基地隊(神戸)の第42掃海隊に属し「なおしま」と共に大阪湾および紀伊水道における警戒監視と爆発性危険物の処理などの任務を行っているそうです。

安芸灘を東航行しているので何時もの様に準備をし待ち受けしました。大浜崎灯台の向こうからこちらに向かっています。

Dsc_00201

Dsc_00241 掃海艇のスペック(主要要目)海上自衛隊のH.Pから転載します。

基準排水量:510t、 

主要寸法:長さ54m、幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:3.0m

主機械:ディーゼル2機2軸、 馬力:1,800ps、 速力:14kt

主要兵装:22ミリ機関砲x1、掃海装置一式

乗員:約45人

Dsc_00271 こちらの自衛艦旗の掲揚に対して「つのしま」の隊員の方達がブリッジに出て自衛艦旗と帽子を振ってくれました。

Dsc_00272 こちらもモチロン大きく帽子を振りました。

カメラの元データをフルサイズで見ると自衛艦旗を振ってくれているのは双眼鏡のストラップが赤青に見える事から艇長自ら私達の応援に対応してくれました。感謝感激です!。

Dsc_00331_2

Dsc_00341

Dsc_00381

Dsc_00411 海上自衛隊 掃海艇MSC-683「つのしま」の艇長をはじめ隊員の皆様ありがとうございました!。「つのしま」のご安航をお祈り致します。

因島大橋を「つのしま」が通過して1か月後、呉地方隊所属の水中処分母船「YDT04」が燧灘方面からやって来ました。PM2.5で霞む燧灘からこちらに向かって力強く航行する姿が見えて来ました。

Dsc_02481

水中処分母船とは一般にはあまり知られていない縁の下の力持ち的存在です。掃海艇が機雷や不発弾の処理を行いますがYDT04は、その処理にあたる潜水員の輸送や作業支援を行う事を主な任務としています。潜水作業に伴うリスクとして一般的に潜水病がよく知られていますが病名的には減圧症と言う事が多いらしいです。原因は水中に潜るとその深度に比例して体の周りの圧力が高くなり、急激に浮上した場合や何度も潜水・浮上を繰り返すと血液中に溶け込んでいた窒素が気泡に成り血管を塞いだりする事により発症します。この様な症状を改善するための再圧チャンバーと言われる空気加圧室を装備しています。

Dsc_02511

Dsc_02531 船舶は右側航行が原則です。(潮流が速い来島海峡では潮流の向きにより時間帯で逆に成る)600mほど離れて向島に近い所を航行して写真撮影にはチョッと残念。

Dsc_02551

Dsc_02561 この時、操舵室から隊員の方が出て来て帽子を振ってくれました。

Dsc_02601 UW旗と自衛艦旗を掲揚するタイミングが遅かったので気が付いてくれるのかな~と思ってましたが一生懸命こちらも帽子を振ったかいがありました!。

Dsc_02721

Dsc_02741 三原瀬戸から所属の呉基地に向かいました。

「YDT04」の隊員の皆様ありがとうございました!。ご安航をお祈り致します。

2020年11月12日 (木)

飛鳥Ⅱ 因島大橋 通過をお見送り(令和2年11月11日)

Dsc_02611 新型コロナの影響でクルーズ客船も甚大な影響を受け、春先から催行が中止されていましたが徹底した感染症対策によりクルーズが再開されました。11月11日、宮崎県の油津港から神戸港への航路で瀬戸内海を航行し因島大橋を通過する事が分かり指折り数え今日のこの日を待ちわびてました。

タグボートのエスコートにより三原瀬戸から布刈り瀬戸に向け飛鳥Ⅱがやってきました!。

Dsc_02501白く一際大きな船体に圧倒されます。

Dsc_02551

Dsc_02591

Dsc_02561 誰でも1度は飛鳥Ⅱのクルーズに参加したい気持ちは一緒です。

Dsc_02661 この時、私はUW旗(ご安航をお祈りします)を掲げ大きく手を振ってました。上の写真をUPにして見ると乗客の方、お二人(ご夫婦でしょうね!)と操舵室から出てウイングから乗組員の方が両手を振ってこたえてくれました!最高の気分ですね!!。

Dsc_02671またこの時、コンパスデッキに乗務員の方が(左上)

Dsc_0267111

Dsc_02701

Dsc_02721

Dsc_027212

Dsc_0272123マストの部分をUPにすると

Dsc_027312ハッチが開いてる!。*ちなみに現在、掲揚されている赤白の旗は国際信号旗の”H"で水先案内人を乗せている事を表しています。マストの先端が橋げたに当たりそうなくらいに近いな~。

Dsc_02751 同様に煙突も橋げたにもう少しで当たりそう。因島大橋のクリヤーハイトは50m有ります。(海面と橋げたの高さが大潮の満潮時でも50mをキープしている)

Dsc_02761

Dsc_02781離れていく飛鳥Ⅱに別れを惜しみながら手を振りました。

マストが気に成って写真をUPにしてみると何か作業をしているようです。

Dsc_02811

Dsc_02821分かりにくいですが返礼旗を掲げてくれています。海の男に感激です!

こんな事が有るので船が好きなんです!!。

Dsc_02851 飛鳥Ⅱのご安航をお祈り致します。

Dsc_02871

この後、取り舵に変針し本線航路へと向かいました。

*エスコートをするタグボートは紅白の吹き流しを掲揚しています。

Dsc_02531

2020年10月11日 (日)

海上保安庁 巡視船「せっつ」延命工事を終え因島出港 令和2年9月

Dsc_005011 第5管区神戸海上保安部所属のPLH07「せっつ」が約7か月間におよぶ大規模な延命工事を終え9月末にJMU因島工場を出港しました。

延命工事とは、その名の通り通常ではもう退役してもいい年数を経過している船をオーバーホールや最新の機器の増設や置換(更新)を行い延命を図るものです。PLH01「そうや」から始まってPLH07「せっつ」まで7隻のヘリコプター搭載巡視船が35年を経過したタイミングで延命工事を行っています。1年前にはPLH05「ざおう」が同じJMU因島工場で約32億円を掛け(新聞記事)延命工事を行っていますが、今回もほぼ同様な内容での工事を行っていると思います。この様に35年も経過した巡視船を延命工事により使い続けるのはヘリコプター搭載船の建造費が延命工事の10倍以上掛かり、予算の問題で新造船を作るより現状維持の船舶数を確保する為だそうです。

朝早くから堤防で待ち構えているとタグに曳かれてやって来ました。

Dsc_00401 離岸し方向転換しこちらに向かって来ます。

Dsc_00421

Dsc_00441

Dsc_00481_2

Dsc_00551

Dsc_00571

Dsc_00511 帽子を大きく振って別れを惜しむと操舵室から保安官の方が出て同じく帽子を振ってくれました。*少し撮影のタイミングがずれました。

Dsc_00521

Dsc_00621

Dsc_00641

Dsc_00651

Dsc_00671 速度を上げ本船航路へと向かいました。”ご安航をお祈りします”。

冬まだ寒い2月中旬「せっつ」が夕方やって来ました。沖合で錨泊し翌日の入港です。

211_dsc10131

_dsc10211 新日本海フェリー「はまなす」出港と入れ違いに入港です。

_dsc10231

_dsc10241

_dsc10271

_dsc10281

_dsc10302

UW2(歓迎)旗を掲げ、手を振ると沢山の保安官の方達が手を振ってこたえくれました。

_dsc10321

_dsc10371 接岸する時は右端に見えるウインチでワイヤーロープを巻き取ります。この時タグボートは反対方向にテンションを掛け(沖合に引っ張り)ユックリと接岸させます。

入港して2日後には入渠(にゅうきょ:ドッグ入り)しました。

_dsc09631

_dsc09651

_dsc09681

_dsc09691

_dsc09711 2週間後に乾ドッグの状況を見に行きました。

_dsc09711_2

_dsc09751 高圧洗浄してます。船首にバウスラスター見えますね。

 コンパスデッキ(操舵室の天井の甲板)上の(サーチライト)探照灯やカメラ、衛星ANT、LED表示板、レーダーマストに設置されていた機器全てが撤去されています。

_dsc09762 撤去前の状態↓(右舷から)、撤去後↑(正面)

_dsc09672 3週間後の3月下旬。操舵室が撤去されています。

_dsc10741 外板も腐食でデコボコに成っているのをパテのような硬化物で面一にしてるんかな?こんな姿を見ると解体しているんじゃ?と思ってしまいます。

_dsc10751 掃海艇「のとじま」が事故で修理不能(退役が近く、修理に数億円掛かる費用対効果の点からも)という事で、今では呉から舞鶴に転籍に成った「あいしま」が点検整備のため入渠するため沖合を曳航されています。

上記写真を撮った翌日、出渠しました。

_dsc11041

_dsc11061

_dsc11071

_dsc11081

_dsc11121 輸送艦「くにさき」の船尾に接岸です。

_dsc11141

4月初旬、接岸位置の移動です。

_dsc11881

_dsc11891

_dsc11911

_dsc11921 ドッグ脇の岸壁に接岸しました。

_dsc12861

_dsc12881

_dsc12891 見れば見るほど廃船かな~と。

ところが!ここから先が凄いんです!!。

_dsc13061

_dsc13081

_dsc13101 う・うん!?なんと!!新しい操舵室が=!

_dsc13151 そして、次には!

_dsc13161

_dsc13171

_dsc13181

_dsc13191 操舵室も一回り大きく成ってその後方に無かった船橋が追加されました。

424dscn02211

4月下旬ドッグ入りです。

_dsc12281

_dsc12311

_dsc12321

_dsc12341 5月初旬、乾ドッグを撮影。

510dscn02451_2 レーダマストが取り付けられていました。

510dscn02461 9月初旬、全ての整備が終わり出渠です。

Dsc_00531

Dsc_00571 遠目に見ると新造船の様に見えます。

9月初旬、燧灘で日帰り試運転を行い帰って来た所。

Dsc_17991

Dsc_18021

Dsc_18071 試運転の旗がはためいてますね~。

Dsc_18081

Dsc_18091

1週間後に再び試運転に出港しました。

Dsc_18161 沖合でタグボートにレーダアンテナの様にクルクル回って曳かれ機器の試験調整をしている様でした。

Dsc_18171

Dsc_18191

Dsc_18181 9月23日、早朝「せっつ」が最後の試運転に出港しました。

Dsc_18631

Dsc_18641

Dsc_18651

Dsc_18691

Dsc_18741

Dsc_18771

Dsc_18791

Dsc_18801 本船航路に向かい来島海峡を越え伊予灘で試運転を行いました。

2020年9月25日 (金)

海上自衛隊 護衛艦「あぶくま」因島出港 令和2年9月

Dsc_18202 模擬魚雷による魚雷発射管の射出試験の様子です。

Dsc_18132 造船所もUW旗を掲げ私も自衛艦旗と共にUW旗を掲げました。

9月の爽やかな秋空の下、長いドッグ期間を終え 海上自衛隊 護衛艦「あぶくま」DE229が因島を出港しました。

ラッパの音と共に”出港用意!”の号令により離岸していきます。青春時代のデートの時と同じ様に、高揚感と言うかワクワク感で見守っていたのが、この時からテンションがMAXに成ります。

Dsc_18171

Dsc_18181

Dsc_18191 このまま沖合に出され見ていると、思いもよらない良いものを見させて頂きました!。

出港2週間程前に取り外されていた3連装短魚雷発射管の積み込みを行い、設置した左舷側は射出試験を友人が撮影してましたが右舷側は出港のタイミングでの試験と成ったようです。

Dsc_18201_2

Dsc_18211

Dsc_18251

Dsc_18431 3度の絶好のシャッターチャンスだったのに撮影が下手ですみません。

方向転換をしてやって来ました。

Dsc_18471 艦上では隊員の方達が整列し造船所の見送りの方達に対して艦橋からの号令”左帽フレ!”で対応されました。モチロン!我々に対しても。最高の瞬間です!!。

Dsc_18481

Dsc_18482

Dsc_18483 レーダーマストには自衛艦旗が晴れやかにはためいています。

Dsc_18501

Dsc_18531 自衛艦旗を掲げ勇壮に航行する姿は最高にかっこエエなあ~!

私の手旗信号に対して「オゲンキデ サヨウナラ」の返信頂きました!。

Dsc_18761 何時もながら感謝感激です!。ありがとうございます。

Dsc_18861 右に見えるのは前日に錨泊し出航準備をしている第八管区 舞鶴海上保安部 所属のPLH21「ふそう」です。(このブログに入出港UPしています。)

我が国の領土・領海・領空を護るまさに両雄のランデブーです!

Dsc_18891

Dsc_18931 面舵により本船航路へ、そして試運転のため伊予灘方面に向かいました。

「あぶくま」の艦長・隊員の皆様ありがとうございました!。

 ”ご安航をお祈り致します。”

 「あぶくま」のスペックを海上自衛隊のH.Pから転載します。

基準排水量:2,000t、

主要寸法:長さ:109m、幅:13.4m、深さ:7.8m、喫水:3.8m

主機械:ガスタービン2基、ディーゼル2基2軸

馬力:27,000ps、 速力:27kt(50km/h)

主要兵装:高性能20ミリ機関砲x1、62口径76ミリ速射砲x1、SSM装置一式、アスロック装置一式、3連装短魚雷発射管x2、

乗員:約120人、

春たけなわの頃、海上自衛隊 呉基地所属の護衛艦「あぶくま」DE229が修繕・修理点検のためにJMU因島工場に入港しました。何時ものメンバーでお出迎えしました。

_dsc11941

_dsc12021

_dsc12041

_dsc12071

_dsc12072 入港時も艦上に整列し”帽フレ!”してくれました。

_dsc12082

_dsc12081

_dsc12091_dsc12221

自衛艦旗とUW2(歓迎)の旗を掲げ、お出迎えをしました。

直ぐ前の岸壁に接岸しました。

_dsc12291

_dsc12361 造船所もUW2の旗を掲げてます。

後日、2度のドッグ入りして大幅な修繕・修理作業が行われました。

青空の下、離岸作業です。

Dsc_1169

Dsc_11721 手前は掃海艇「みやじま」その向こうは訓練支援艦「てんりゅう」です。

Dsc_11801

Dsc_11851

Dsc_11911

Dsc_12371 200m程の大型船用のドッグのため水を抜くと殆ど見えなく成りました。

1回目の出渠(しゅっきょ・ドッグ出し)です。

Dsc_13881

Dsc_13901 船首の速射砲とレーダマストの機器は全て外され、全く違う船に。

Dsc_13951 暴露甲板に設備されている内火艇をはじめ兵装も全て外されています。

Dsc_13971 この頃、「てんりゅう」も修繕・改修修理が行われていました。

Dsc_14071 元の岸壁に接岸しました。

朝早く色んな船の入出港を撮影に行くと朝8時に自衛艦旗の掲揚が行われる風景を見る事が出来ます。

_dsc11891

_dsc11901

_dsc11912 自衛艦艇では毎朝8時と日の入りの時間にはラッパによる”君が代”の演奏に合わせ船首の日の丸と船尾の自衛艦旗の掲揚と降納が行われます。隊員の皆さんの自衛艦旗に対する敬意が凄く感じ取れる瞬間です。

2回目の出渠を撮影出来ました。

Dsc_00031 取り外されていた装備が元通りに。全てO.Hしたんでしょうね。

Dsc_00061 ゲートをタグが引っ張って小さな作業船が押してます。クレーンはタラップを撤去してます。

Dsc_00131

Dsc_00151

Dsc_00191

Dsc_00231 定位置の岸壁に接岸しました。8月の暑いこの頃には訓練支援艦「てんりゅう」、掃海艇「みやじま」は点検整備も終え出港してます。

「あぶくま」の兵装を見てみましょう。

対空・対艦用 62口径76mm速射砲です。

_dsc120822 3連装短魚雷発射管が両舷に装備

_dsc12202 参考に、呉基地で見学した時の「やまゆき」の魚雷発射管の写真を添付します。

Dscf05181

Dscf05191 8連装アスロック対潜ミサイルが前後の煙突の間に装備されています。

_dsc12201 「やまゆき」見学時の写真です。遠距離の潜水艦に使用します。

Dscf05101

Dscf05091 今回、入出港時には取り外されていましたがハープーン対艦ミサイル発射管

_dsc12191 発射管を受ける台のみです。2基づつ両舷に向けて取り付けます。

参考に呉基地見学時の「やまゆき」の4基のハープーンミサイル発射管です。

Dscf04731

 高性能20mm機関砲(CIWS)銃身はカバーが掛けられて見えないです。

_dsc12371 コンピューターの自動制御により上部の円筒内部のレーダでミサイルを捕捉し、複数の場合は優先順位により射撃を行います。因みに弾丸は3,500発/分 発射されます。

チャフ発射装置、対艦ミサイルが飛んで来た時には囮としてアルミ箔(チャフ)を空中にばら撒き相手ミサイルのレーダを誘導するデコイ発射機が装備されています。

_dsc1212 我々を撮影している?隊員の方の足元に有ります。

因みに白い作業服の造船所職員の右に双眼鏡の赤青ストラップをしている方が「あぶくま」の艦長です。

今年は掃海艇から始まり練習船、補給艦、輸送艦、多用途支援艦、訓練支援艦、護衛艦と沢山の艦艇とコミュニケーションをとる事が出来ました。その都度、自衛隊員の方々の神対応に感激しながら応援させていただいています。

今回も感動を有難うございました!。

海上自衛隊艦艇のご安航をお祈り致します。

2020年9月 4日 (金)

「神永丸」進水式 (内海造船 因島)

Dsc_01011

令和2年9月2日(水)11時から内海造船 因島工場にて栗林商船(株)発注のRoRo船「神永丸」の進水式が行われました。

栗林商船の船名「神シリーズ」です。因みに内海造船では219年7月の「神珠丸」、11月の「神王丸」、今年5月に「神泉丸」を進水しています。今回の「神永丸」は昭和の時代に運航されていた船名の再登場と成りました。

外観上は5月に進水した「神泉丸」と同型船と思われます。スペックは栗林商船(株)さんのH.Pを参照にして下さい。

Dsc_00511

Dsc_00521 船首のバウスラスターと船尾に2基のスターンスラスタが装備されています。

Dsc_00621 島外から小学生が見学に来ていました。*今回も一般の見学は行われていないので造船所を見渡せる周回道路の小高い法面からの撮影です。

Dsc_00721 内海造船(株)社長を先頭に船名の命名と支綱切断をされるオーナーご夫妻の入場です。

何時も通り国旗掲揚から始まりました。

Dsc_00731 左から、内海造船(株)・栗林商船(株)・JRTT(鉄道・運輸機構)さんの社旗です。

つづいて、オーナーによる船名の命名です。

Dsc_00751

Dsc_00761 進水作業の始まりです。

Dsc_00781 一通りセレモニー的な進水作業が終わり支綱切断の瞬間がやって来ました。

オーナー夫人が斧で支綱を切断しました!。

Dsc_00762

Dsc_00811 シャンパンが割れ進水台のロックが解除されました。

Dsc_00911

Dsc_00951

Dsc_00981_2

Dsc_01011_2

Dsc_01031

Dsc_01051

Dsc_01061

Dsc_01071

Dsc_01101 先端で造船所の方が黄色い旗を振っていました。

Dsc_01111

Dsc_01131

Dsc_01151 進水台の上には残されたボールベアリング。

そして指揮者の解散の合図が有るまで整列している作業員、座っているのはロック解除した作業員。

今日も新しい船の誕生に巡り合えた事に感謝です。

「神永丸」が建造されている所を適宜撮影しているので貼り付けます。

Dsc_00551

 

Dsc_13801 基本的にブロックは2基のクレーンで積みます。

Dsc_13811船尾の下部エンジンルームです。 ↓エンジンルーム前部

Dsc_13821

Dsc_13851 沢山の補機類が設置された状況のエンジンルーム。スタビライザーも装備されています。

Dsc_15031 バウスラスターとバルバスバウが装備された船首。

高所作業車もソーシャルディスタンスで作業していますね!。

Dsc_00091

Dsc_00081 船名をいれている様です。

Dsc_15071 大型の海上クレーンにより主機の積み込み(設置)です。

Dsc_15091

Dsc_15101 ターボチャージャーが貨物船から降ろされました。

Dsc_15171 左側には作業員の方座っていますがその大きさが分かると思います。

今回は主機(メインエンジン)の積み込みに出会えてラッキーでした。

「神永丸」の試運転や完工での出港に出会えたら良いのにな~。

2020年8月23日 (日)

海上自衛隊 訓練支援艦「てんりゅう」出港をお見送り

Dsc_17141 海上自衛隊 ATS-4203 訓練支援艦 「てんりゅう」が8月、JMU因島工場での整備を終え出港しました。

海上自衛隊のH.Pによる「てんりゅう」の主要要目を転載します。

基準排水量:2,450t

主要寸法:全長:106m、幅:16.5m、深さ8.6m、喫水:4.1m

主機械:ディーゼル4基2軸、 馬力:12,500ps、 速力:22kt

主要兵装:62口径76ミリ速射砲x1、対空射撃訓練支援装置一式

乗員:約140人

昨年、呉の海自カレーフェスタで実際に「てんりゅう」の見学をした時に頂いたパンフレットを添付します。

Dscn02772 主にどんな訓練支援を行うのかは下のパンフレットの写真を見て下さい。

訓練支援艦から遠隔操縦できる模擬ミサイルを発射して対空射撃訓練を行うものです。

Dscn02791

Dscn02801

Fuji_camera_2091 随分前に和歌山で見学した時の同型艦の「くろべ」での写真です。

信号旗収納箱には整然と収納され直ぐ掲揚出来るように成ってます。

Fuji_camera_1861

「てんりゅう」の出港に際し何時もの様に自衛艦旗とUW旗を掲げました。

Dsc_17151

Dsc_17171

Dsc_17181 造船所の方達へ”左帽フレ!”

その後、我々の前でも”左帽フレ!”をいただきました。

手旗で「ニンムガンバッテクダサイ サヨウナラ オゲンキデ」のメッセージを送ると艦橋のデッキから”受信しました”の返信を確認出来ました。残念ながらその後は逆光で確認できませんでした。

Dsc_17241 船首から船尾まで乗組員の皆さんが整列し帽子を振ってくれるなんて最高に感激します。

Dsc_17371

Dsc_17421

燧灘で試運転を行った後に母港、呉へと向かいました。

3月の未だ冬の寒さが残る頃、「てんりゅう」が自走でやって来ました。

_dsc10281

_dsc10301

デッキに整列している乗組員の皆さんから”帽フレ!”していただきました。

感激です!。この時は我々も目いっぱい帽子を振りました。

_dsc10321

_dsc10332

_dsc10333
自衛艦旗とUW2を掲げお迎えしました。

_dsc10471

_dsc10361

_dsc10481輸送艦「くにさき」の向こうに着岸しました。

入港後、しばらくしてドッグ入りしました。

_dsc11461

_dsc11521

_dsc11541

Dscn02061

Dscn02111

Dscn02151 海上自衛隊の方達には何時も感動を頂き有難うございます。

2020年8月 2日 (日)

大型船の入港・出港の風景5

Dsc_11861 大型フェリーが5月から7月に掛けて点検整備のためにJMU因島工場に入港しました。

5月下旬にフェリー きょうとⅡが入港しました。

Dsc_11701

Dsc_11801 ドッグ手前まで自走で入港します。

Dsc_11901

Dsc_11941

Dsc_11991 入渠に際しタグボートで押したり引いたり位置決めします。

Dsc_12051

Dsc_12061 ドッグに引き込むには船首の両舷からロープを取りウインチで巻き取ります。

Dsc_12082

Dsc_12081

Dsc_12081_2

一週間ほどして出渠・出港しました。

Dsc_12171

Dsc_12181

Dsc_12201

Dsc_12211

Dsc_12231

Dsc_12241

タグは船首2隻で曳航、船尾1隻がブレーキ役です。

Dsc_12291

フェリー きょうとⅡ、ふくおかⅡの仕様は下記の通りです。

総トン数:9、788t、全長:167m、幅25.6m、速力:23.2kn(約42.6km/h)

瀬戸内海航路の大阪南港~新門司港を13時間半の船旅です。

6月中旬には同型船の、フェリー ふくおかⅡ が入港しました。

Dsc_14461

Dsc_14501

Dsc_14521

Dsc_14561

Dsc_14651

Dsc_14661 穏やかな天気だったのでスムースに入渠しました。

きょうとⅡとの違いは、最上階の屋根に太陽光発電パネルが設置されています。

ふくおかⅡも1週間で出渠・出港です。

Dsc_14891

Dsc_14841

Dsc_14921

Dsc_14941

Dsc_14991

Dsc_15001

Dsc_15061

この後、燧灘に向かい試運転を行い、この沖合に錨泊し翌日目的地に向け出港して行きます。

株式会社 名門大洋フェリー のH.Pによると2021年12月・2022年3月には新造船が投入されるそうです。船名は、”きょうとⅢ・ふくおかⅢ”に成るんでしょうか?。

6月1日には船腹に太陽が大きく描かれた、株式会社 ふぇりーさんふらわあ、の” さんふらわあ こばると” が入港しました。

Dsc_13301 仕様 総トン数:9、245t、全長:153m、全幅:25m、航海速力:22.4kn(約41.5km/h)

航路は大阪南港~別府国際観光港を11時間50分の船旅です。

Dsc_13371 波が当たる船首部分がチョッピリ錆が浮いていますね。

Dsc_13381

Dsc_13451

Dsc_13481

Dsc_13501

Dsc_13521

Dsc_13531 船首には藻がびっしりと生えてますね。海面下ではこんなのがビッシリと生え、抵抗と成って船足が落ちる原因と成ります。

”さんふらわあ こばると” のお見送りは都合で出来ませんでした。

一回り大きな同じ会社の”さんふらわあ きりしま”が6月下旬やってきました。

Dsc_15441

Dsc_15461

Dsc_15481

Dsc_15501
”さんふらわあ きりしま”は船首、船尾にスラスタを2基設置しています。

Dsc_15561

仕様は総トン数:13、659t、全長:192m、幅:27m、航海速力:23kn(約42.5km/h)

四国沖を通る航路で大阪南港~志布志港(鹿児)を15時間で結びます。

Dsc_15591DE-229 護衛艦 ”あぶくま”の向こうに回り込みドッグ入りしました。

化粧直しをした”さんふらわあ きりしま”のお見送りをしに行きたかったのですが今回も都合によりお見送り出来ませんでした。残念です!。

新型コロナの影響で物流貨物やお客さんも著しく減少し、多くの船会社が厳しい経営に直面している事と思います。この困難を乗り越えられますよう会社と本船のご安航をお祈り致します。

2020年7月19日 (日)

第42掃海隊”つのしま”・”なおしま”因島出港

_dsc10251 初春の候、早朝、阪神基地隊所属の掃海艇”つのしま”が点検整備のためにJMU因島工場に入港しました。自衛艦旗とUW2(歓迎の旗)を掲げお出迎えをしました。

Dscn00831

Dscn00991 輸送艦”くにさき”も歓迎の旗を掲げています。

2週間ほどして入渠しました。

_dsc11121

_dsc11151

_dsc11191

Dsc_12301 4月の中旬にはマストに足場を組んだ状態で出渠しました。

_dsc12251

_dsc12301 この後も5月にドッグ入りが1度有りました。

6月下旬、MSC-683 掃海艇「つのしま」が出港しました。

Dsc_15071船首・船尾で整列された隊員の方達やブリッジでは自衛艦旗と帽子を振って頂きました。

Dsc_15091この後、備後灘で試運転を行った後、呉基地に向かう所を因島大橋でも撮影しました。

Dsc_15091_2

Dsc_15111

Dsc_15191

Dsc_15221 ある日、珍しくゴムボートが走っているな~と見ていると船尾に自衛艦旗が掲げられていたので思わずシャッターを切りました。潜水訓練をしての帰投だったんでしょうか?。

Dsc_13251

Dsc_13281

第42掃海隊のもう1隻である「なおしま」が6月初旬に入港しました。夜間、造船所の沖合に錨泊し早朝に入港したので撮影出来ませんでした。

6月中旬ドッグ入りしてました。

Dsc_146816月下旬、霧雨の中、掃海艇MSC-684「なおしま」が出港しました。

Dsc_15231 護衛艦DE-229「あぶくま」の向こうからやって来ました。

Dsc_15301

Dsc_15271_2

Dsc_15421 この後、備後灘で試運転を行い本船航路に向かいました。

第42掃海隊の、ご安航をお祈りいたします。